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海外で仕事がしたい!と思いながらも、どうやれば良いのか、また一歩踏み出せずにいる方はたくさんいらっしゃるかと思います。

今回は、自分自身の経験をもとに、ドイツでの仕事との出会いについて書きます。

 

僕は日本にいた頃、憧れていたドイツにどうしても行きたくて、大学を卒業した後、新卒枠で某ヨーロッパ系の外資系企業に入社をしました。この会社がかなり曲者で、僕の人生の「黒歴史」の一部となるわけですが、1年も経たないうちにヨーロッパへの夢が打ちひしがれました。

外資系企業というと、なんだか海外への近道のような気がしなくもなさそうですが、実際にはそうではありません。日本に進出している外資系企業は「日本での」事業開拓を目的としているので、自分自身が海外で働ける可能性が低いのです。

海外拠点を持つ日系企業の方が、海外で働くチャンスは大きいと思われます。若い頃(就職活動をしていた頃)の僕には、そんな発想は全くありませんでした。かなりの世間知らずでした。

 

日系企業で「駐在員(出向社員)として」海外勤務になるということは難しく、大体の場合は会社内で「エリート」に昇り詰める必要があるでしょう。大半は自分の意思によらない海外転勤で、さらに期間が不確定です。最初に「だいたい3年くらい」などと示されて赴任なさるそうなのですが、当初言われていた年数より長くなったり短くなったりも当然あるそうです。いきなり異国の地で意味がよく分からないまま、これまでと畑違いの仕事をしたり、その土地に慣れて来て快適に生活が回り出した頃に日本帰還命令が出たり、他の国への異動命令が出たりで、色々苦労されたり、思うように行かないのが常です。

 

僕の場合は「なんとなく海外」ではなく、行きたい国が明確でした。大学時代に旅行して憧れた「ドイツ」の一択でした!長く住みたかったので短期間限定のものではなく、現地に生活をして働ける会社を探しました。

ドイツで長く暮らせそうな会社ということで、最初にルフトハンザドイツ航空(LH)に目を付けました。

外資系エアラインの客室乗務員は、男性も積極的に採用しているし、ドイツに住みながら仕事で日本にも行けて、なんて素敵な仕事だろうと妄想していました。

しかし、僕は英語がそんなに堪能なわけでもなく、「ドイツが大好き」と言う割には、当時の自分の語学能力はドイツ語検定3級レヴェルで、大したものではありませんでした。さらに後に知ったのは、ルフトハンザドイツ航空は毎年日本人を募集しておらず、2~3年に1度くらいの募集で、毎度かなり高い競争率だということでした。僕は過去に1度だけ受験し、奇跡的に書類審査は通りましたが、1次面接で敗退致しましたorz

 

某外資系企業を辞め(と言うか実はいきなりのクビだったんですが!)、エアライン受験に専念すべく、無職になりながらも、英会話教室や某エアラインスクールに通いました。ルフトハンザドイツ航空のフライトアテンダントを目指すも、各エアラインの募集時期は不定期で、先行きが見えませんでした。当時東京で一人暮らしをしていたため、生活費の問題もあり、あまり無職期間を延ばすわけには行きませんでしたので、当時かなり勢いのあった某大手旅行代理店に就職をしました。

その会社にはドイツ拠点があり、積極的に海外勤務を目指す社員を応援するという素晴らしい社風で、「いつか自分も!」と思い、頑張って勤めました。

 

結局、僕がドイツに辿り着いた最終的なきっかけは、その旅行代理店で勤務中、カウンターにてとあるお客様の接客対応をしていたときです。僕が「ドイツで働きたい!それが人生の大きな目標なんです!」と言ったところ、お客様が「あなたみたいな人は是非海外に出るべき!直接履歴書を郵送するなりメールするなりして応募してみなさいな!」と言ってくださり、ドイツ内の会社を数社、ご紹介くださいました。そのお客様がヨーロッパ出張に行かれる際に関係のある会社のようでした。海外の求人サイトも教えてくださったのです。

 

「そうか!直接応募すれば良いのか!」

と気付き、ルフトハンザドイツ航空のフライトアテンダント職以外の視野が一気に広がったのでした。

 

当時、デュッセルドルフの某旅行代理店が、正社員の募集をしており、自分自身の旅行会社での業務経験を評価してくださり、採用試験に合格、採用されました。

日本人を探している会社だったので、面接官がわざわざ日本にいらしてくださり、選考は日本で行われました。就労VISAは現地取得のため、ギリギリまで日本で勤務をし、その後渡独、ドイツでの住民登録、VISA申請という流れでした。

 

ドイツで将来的に仕事をするため、留学やワーキングホリデーも考えました。しかし、年齢的な問題や、当時の自分には金銭的な面で不安もあったので、仕事を探すということを優先しました。

 

留学やワーキングホリデーは、VISA申請時に現地で十分暮らしていける貯蓄額を証明しなければなりません。現地での労働の制約があるので、お金が必要だからと気軽にアルバイトも出来ません。東京での生活がかなり金銭的にギリギリで、そして親の援助は受けたくなかった自分としては、選択肢から即姿を消しました。

お金や時間に余裕がある人は上記2つの選択肢がまだ残っているかと思います。

 

ただし、最初に留学VISAで入国した方は、あくまで「学校に通うこと」が滞在目的となるので、しっかりドイツでの勉強をし、その後就職活動という流れになることでしょう。

ワーキングホリデーの方は、あくまで「ホリデー」で休暇を楽しむことが滞在目的で、会社員としてバリバリ働くことが出来ませんでした。(※僕が20代の頃の制度では400ユーロ以内の「ミニジョブ」のみ許可されていましたが、現行の制度では、給与額制限なく、正社員としても勤務可能なようです)

しかし、最初はバイトとして入社して、VISAが切れそうになったときに、事業主の後押しで正社員に切り替えてもらい、現地の正式なVISAを取得することも可能なようです。「どうにかなる方法」はあります。

 

日本人が多く暮らすデュッセルドルフやフランクフルト、ミュンヘンなどの大都市では、割と頻繁に日本人(もしくは日本語が堪能な方)を募集しているので、上手く行けば、僕のように日本にいながらにしてドイツでの就職口を見つけてしまうことも可能です。

僕自身の経験は、決して特別な例ではないと思っています。

 

大事なことはいかに、自分にとって有益な情報を集めるかということです。情報を集めるには、より多くのものに触れる必要があります。自分の力だけではなく、人に助けられることも多々あります。

僕の場合は、たまたまご来店くださったお客様との会話から、大きなヒントを得られました。僕があのとき、お客様と「僕の将来の夢は~」などという雑談をしなければ今の自分はありませんでした。

自分から何かを発信することの重要性を知りました。

 

以前、僕の母親が「夢は口にすれば叶うよ」と言ってくれたことを思い出しました。自分の希望を語ると言うことは、情報を得る手段でもあると気付きました。

 

自分の目標に向かってまっしぐらに!

これから海外進出を目指す方の、少しでも参考になれば幸いです。

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Von Koishi