【D】良縁は突然やって来る?!

Leben

2021年8月にほぼ身一つでミュンヘンに移住し、奇跡的にその翌月には割とお手頃な値段のアパートを見つけて住み始めてから、約4年半の月日が流れました。これまでの僕の人生で、実家以外の場所でこんなに長くいた場所はほとんどありませんでした。しかし、突然ではありますが引越しをすることになりました。今回は、突然の引越しについて書きます。

僕が今住んでいるミュンヘンのアパートは、収納スペースがないワンルームのアパートで非常に手狭です。良いところ、僕が個人的に気に入っている場所は、ミュンヘン市内の非常にアクセスの良い便利な場所であることと、職場にも通いやすい利便性、そしてバスタブが付いていることでした。しかし、どうしても許しがたいところがあり、引越しを決意しました。それは、家賃です。実は僕がアパートを借りた当初、入居者の募集の際に680ユーロで住める旨が書かれてあり、狭いがミュンヘン市内のアクセスの良い場所でこの金額なら…と納得でした。しかし、いざ契約を交わすとなった際に、家主から「ちょっと変更が…」と、家賃が上がる旨の記載が追加されてしまったのでした。家主曰く、疫病蔓延化で学生さんたち専用で安く貸していたアパートだったので、状況が変わったとのことでした。契約書を交わす直前、今更断れないだろうというタイミングでこずるいことをする家主は、これまでに何度も経験して来ました。今回は、かなり競争率の高いミュンヘンでもう仕方ないと思って納得して契約したのですが、その後数年に渡り「思わぬトラブル」の連続でした。

近年インフレの影響で、エネルギー代が高騰、僕はかなり節約して過ごしていたつもりでしたが、毎年驚くべき「追加請求」がありました。ドイツ特有の制度かと思われますが「世帯割合」というものがあり、それが原因で大損をしてしまったのです。これは、共益費の水道やヒーター、その他建物内の設備の使用料が各家庭分の実質使用分と、建物全体で使用された全体の金額を均等に割り振った額の一定割合を負担させられるものです。かなり質素倹約生活をしていて、さらにはあまり自宅にもいなかった僕からするととても納得が出来ないような金額の請求が毎年あったのです。これは例えるならば、小食な人がやたら大食いの人と一緒に食事に行って割り勘だと言われ「割り勘負け」するようなものです。住み始めた頃は気にならない程度でしたが、ここ最近は、ドイツ語も英語も分からないというどこの国から何しにやって来たのか分からない人たちが住み始め、さらに乱暴に施設内の物を壊したり、ゴミのルールを守らないことで、管理費がかなり値上げされていました。そして、インフレに乗じて家賃もしれっと値上げされたのです。僕の家賃は、4年少々住んだだけで、既に300ユーロ以上も値上げしているのです。生活する上でも、ギャングのような人たちが普段からうろうろしていたり、無駄にドアを強く殴られだか蹴られだかしたり、呼び出し音を鳴らされまくって睡眠の邪魔をされたりで散々でした。こんな状況が続き、早くこのアパートを出たい!と日々イライラしてしまうことが多かったのです。

ミュンヘン市内は、物価の高騰が激しく、一人暮らしのアパートを探すのが最も難しいと言われているようです。単身者の同僚たちに聞いてみると、やはり市内の便利な場所だと家賃1000ユーロ超えは当たり前とのことでした。ミュンヘンにずっと長く住んでいらっしゃる方々は、考えられないような格安家賃で便利なところに住んでいらっしゃる場合もあるようですが、そんな方々の悩みは「もう他に引越せない!」ということです。その後もずっとそこに住み続けるならば問題なさそうですが、家族が増えるだとか、何か状況が変わって引越し…となった場合も、そう簡単に別のところには移れないのだそうです。僕はミュンヘンにやって来た時点で既に安くはない家賃相場でしたが、この数年間の値上がりに耐えかねてもうこれは出なければいけないし、これ以上ここに長くいたくないと思うようになってのでした。

ミュンヘンは憧れの街だったし、実際に好きだけれど、こんなに家賃が高くては困る!ということで、交通の利便性は下がりますが郊外のアパートも探してみました。語学学校時代に知り合った子たちや、ミュンヘン大学の学生で、ニュルンベルクやインゴルシュタット、アウクスブルクの実家から通っているという人たちもいたので、思い切ってその辺りも検索範囲に入れてみました。しかしそれでも家賃は劇的に安いわけではなく、さらに良さげな物件情報がネット上に出たとしても、きっと応募多数ですぐに消えてしまいます。安いアパートは学生さん専用だったり、専用ではなくても結局若い学生さんが優先して選ばれたりするそうで、なかなか手頃な物件にありつけませんでした。

しかし、つい最近ようやく内覧に呼ばれることが複数回ありました。ミュンヘン市内の便利なエリアのアパートだったら、内覧すら出来る状況ではなかったのに!しかも、気になって数年前に何度か応募した物件情報が復活していたのでした。そして見事!今回は僕が当選しました!
内覧日にも同時に20人くらいいたし、別の時間帯にももっと人が来ると言われていた中での当選!かなり嬉しかったです!

正直、条件はあまり好ましい契約条件ではなかったです。例えば、契約開始時期ついて、確定してから今住んでいるアパートを解約すると言うと「もう既にここは空いているから、即契約してくれないと!」と言われ、アパート引き渡し日から即日割り家賃が適用される旨説明されました。今まだ住んでいるアパートの解約告知もする前から、既に家賃が同時に発生してしまう状況となったのです。ミュンヘンのアパートの家主は、家賃の値上げの案内の時以外は連絡が一切付かない人なので、解約がスムーズに出来るかも怪しいのです(爆)Nachmieterをあてがうことが許されない場合もあり、最悪、僕は3ヵ月間2つのアパートの家賃を同時に払わないといけないことになるのです。

完全なる貸し手市場なので、こちらの希望は聞いてもらえず、完全に足元を見られたなという感じがしました。しかし、以前に内覧した頃からそのアパートの周辺の環境が気に入っていたということ、ミュンヘン市内のアパートと違って、家賃がどんどん上がっていく契約ではなく、さらにエネルギー価格も、ある程度保証がある管理会社のようなので、長い目で見たら安心な要素がたくさんあったのです。

やや思うところはありましたが、契約はスムーズに終わり、いよいよ週末にアパートの引き渡しとなりました。夜勤を終えてさぁ寝ようと思った際に、新しいアパートの管理会社の方から電話がありました。「明日鍵の引き渡しの予定ですが、ご希望時間はありますか?あ、もし今日時間あったら今日でも良いですけど!」と言われ、どちらかと言うと明日よりも今日の方が都合が良い!ということで、いきなり本日アパートの鍵を受け取って来ました。管理人さんが非常に素敵な雰囲気の人でしたし、なんだか久々に「ここがこれから僕の家になるのか!」とワクワクした気持ちになりました。

新しいアパートのセットアップ、各種手続き、そして現在まだ住んでいるアパートの退去手続きなど、やることが一気に増えて忙しくなってしまいましたが、楽しみながら頑張ります!

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