【D】2023年6月実施DSH筆記試験フィードバックと怒りの苦情メール

Leben

昨日DSH筆記試験を終えました。結果は今週金曜日(試験日から3日後)に発表され、筆記試験の合格者は、来週には口述試験が行われます。今回は、試験後の授業の様子について書きます。

僕が現在受講している夕方コースは、DSHを受験した生徒が割と多いクラスでした。しかし、本日の授業は、割と受験者の出席率がよろしくない感じでした。案外皆さんお疲れだったのでしょうか。僕はと言いますと「夜勤明け→DSH受験→夜勤→昼過ぎまで爆睡→ドイツ語コース」というスケジュールをこなしています。38歳のオッサン(クラス最高齢?!)は、なかなか頑張っているかもしれません。

まず先生からは、昨日の試験の出来について聞かれました。

割と自信満々な生徒、難しいと感じた問題などについて話し合いましたが、話を聞いていて人それぞれ得意とする分野、苦手な分野は様々だなぁと思われました。聞き取り試験の際に、テキストを読み上げた女性の先生の声が聞き取り辛かったとか、マイクの調子が良くなさそうだったという声もありました。僕は、前方座席に座っており、特段声が聞き取りにくかったとは思いませんでした。やはり座る位置によって聞こえ方が大きく違うのか、大講義室が試験会場の際は、座る位置は重要!と再認識しました。

聞き取り試験について、クラスメイトたちが不満を述べた点は「1回目の朗読スピードが速過ぎ、2回目はところどころわざとらしくゆっくりな部分もあった」という点でした。「ここが答えの部分ですよ!」というアピールで、大サーヴィスが行われることはDSH聞き取り試験ではよくあることかと思われます。1回目は確かに速かったので、僕はメモに大失敗でしたが、2回目で少々補うことは出来たので、僕にとってその部分は別に不満ではありませんでした。

生徒たちの意見に対して先生は、「え?そんなことありますか?変なの!1回目も2回目も朗読テンポは大きく変わるなんてないはずですけど…」と答えていました。

DSH筆記試験を終えた後の授業は、基本的には口述試験対策に特化した内容の授業が行われます。実は先日、本日の授業のためのアンケートが行われておりました。口述試験のシュミレーションをしたい生徒は、予め先生に申し出るようにとのことで、割と多くの生徒たちが申し出ていました。本当は僕もやりたかったのですが、僕がポータルサイト上で先生に申し出ようとした際には既に8名くらいの申し出がありました。時間的にはせいぜい6名くらいでしょうし、それに僕はDSH受験は初めてではないし、今回初受験である若者たちに座席を譲ることにしました。先生は、それぞれの生徒に合ったテキストを用意し、まずクラスメイトの1人が指名されて、クラスメイトたちが見守る中、教室の前方にてシュミレーションが行われました。

口述試験シュミレーションと言えば、僕の以前の恥ずかしい記憶が蘇ります。テキストを10分間で要約、試験官の前で5分程度話すのは、難易度が高過ぎました。

今回の授業を見ていて、明らかにみんなの出来が良くて、堂々とやり取りしている姿は素晴らしいなと感心しました。先生からの評価も「DSH2」と判定される生徒たちが多かったです。

本日のシュミレーションで最後に当たったクラスメイトが、要約時間10分経過後、さぁ教室の前へ!と先生に呼ばれた時点でドタキャンを申し出ました。どうやら極度の緊張からか、みんなの前に出てシュミレーションすることを断ったのです。先生は「大丈夫!試験前に1回経験しておけば当日プレッシャーにならないから!」と優しい笑顔で言いました。しかし、当てられたクラスメイトは、非常に強張った表情で頑なに拒否し続けていました。ここで試験経験者のオッサンの出番?と、僕は一肌脱ぎました。

「要約が苦手だったとしても、やる価値はありますよ!それに、要約が失敗した時、試験中緊張にやられてしまったとき、試験がどのように続いていくのか知っておくと良いよ!」

とそれはそれは優しいアドヴァイスをして差し上げました。僕自身経験があるから分かるのですが、要約が上手く行かなかった際に、試験官はどのように対応してくるのか、どう試験でリカヴァリーするのかということが学べます。本人はもちろん、今回シュミレーションに当てられなかった生徒たちも、「このように試験は進んで行くのか」と様子を知ることが出来ます。なので、僕は彼女には頑張って、恥ずかしいと思う気持ちを克服して挑戦してみて欲しかったのです。

しかしながら、結局彼女はやらないという決断を下し、先生が切れました。

「これ、あなたの為に用意したテキストですけど?時間もったいないし、非常に腹立たしいです。あなたのやる気がないなら、他の生徒がこの時間を使ってシュミレーション出来ましたね!」

と強い口調で言い、教室は何とも言い難い雰囲気に包まれました。口述試験本番まで、残された授業はあと明日1回のみです。明日にシュミレーションしたい生徒は?と立候補を募り、シュミレーション予定者が決定し、授業が終了となりました。

授業が終わり、僕は先生に「ある報告」をしました。それは昨日の筆記試験の会場に於いて、納得行かないと思った点についてです。男性スタッフの不適切行動について報告すると、先生は「え?男性スタッフ?中国人の女性スタッフではなく?」と聞かれたので、「彼女もいましたが、彼女とは別にまた1名いました。彼の色々と言動が許せません!」と言ったところ「今の話を聞いていて、私もおかしいと思います。良かったら私の上司・当語学学校の学長宛にメールしてください!彼女なら対応してくれるはずです!そして、どのような対応になったか分かったら私にも知らせてください!」と言われたのでした。

僕が先生にこのような苦情を述べているのを聞いていた一部クラスメイトは、「あの人おかしかった!」「よくぞ言ってくれました!」というリアクションがありました。過去にDSH受験をしたことがある人からすると、特に違和感を感じたはずです。とは言え、ルールが新しくなったかもしれない?(いや、そんなはずはない!)ということで、ミュンヘンのDSH試験実施校である語学学校の学長宛に、早速苦情のメールを書くことにしました。

当日の試験会場の様子、僕が被った事柄について言及した上で…

  1. 受験者は自分で座席を選べないのでしょうか?
  2. 試験会場のアシスタントスタッフがサインの有効性について判断することは許されますか?
  3. 試験出席簿への署名は、アルファベットでフルネーム表記のみが有効ですか?漢字による表記は認められないのですか?

と3点質問を投げかけました。最後に「あまりに男性スタッフの態度が不愉快で、試験にしっかり集中出来ませんでした。今回の出来が悪いことは分かっているので、私はDSH再受験を検討しています。しかし、今回のようなことが起こり、ミュンヘンでのDSHは今後は受けないかもしれません」と怒りを乗せた文章を添えてメールを送信しました。

筆記試験の出来具合は非常に気になるところです。そして、上述のメールに対する返信の内容によっては、ショックでしばらく立ち直れないかもしれません…。そうなったら、またちょっと休憩をして、ミュンヘン以外のDSH試験の受験可能な場所を早急に探し始めます。

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