【D】夢のドイツ大学生活終了のお知らせ?!

Leben

2023年10月10日未明、この日は昨日に引き続き、僕にとってきっと特別で忘れられない瞬間となったことでしょう。僕の「憧れのドイツ大学生活」の幕開け…からの早くの大ピンチです!!今回は、僕が早速やらかした大失敗について書きます。

僕が新学期早々やらかした大失敗は「履修登録」を盛大に誤解していて、受講科目を何1つ登録しないまま、気が付けば履修登録期間が過ぎていたのです!つまり、僕は今季の1セメスター(半年間)フリーになってしまったのです!(爆)

僕が自分のやらかしに気付いたのは、夜勤の仕事中でした。ここのところ、僕の仕事はあまり忙しくはありません。僕の現在の職場では、夜勤の仕事中、やるべきことさえしっかりやっていれば、暇な時間帯は自由に過ごして良いことになっております。なので、自分のノートパソコンで、履修登録についての準備を進めておりました。

昨日参加したオリエンテーションでは、僕にとって全く見覚えのないポータルの画面が紹介されていました。まずそれがどこにあるのかを探すのに時間が掛かってしまいました。大学からこれまで送られて来ていた案内メールを辿り見返しても、それらしきサイトには行けませんでした。

ここのところ仕事自体はそんなに忙しくはないものの、ルーティンで日付が変わる瞬間に行うべき業務があるので、昨日10月9日から本日10月10日に変わる前後には、仕事モードに突入すべきところでした。が、そんなタイミングでようやく僕が探していた重要なポータルに辿り着き、衝撃的な事実を目にするのでした。

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Belegfrist(en):

25.09.2023 – 09.10.2023

Belegfrist…つまり授業を選択・申込みすべき期間が「昨日まで」だったのでした。一応僕が「昨日中」に気付いて見た際にも既に遅く、オリエンテーションの際に見た「選択ボタン」なるものが見当たりませんでした。これはもう…オワタ。

非常に大きな絶望感に襲われながら、僕は日付が変わる際の業務を行いました。もう何というか、あまりにも馬鹿な凡ミスをしてしまった自分が情けなく、疲労感が一気に襲って来たのでした。今まで頑張って来た意味、わざわざ大学に行くために夜勤の仕事をしている意味など色々と考えてしまいました。そしてその後、強烈な脱力感から、職場のオフィスで1人きり、数分間気を失っていました。一切のやる気がなくなり、まるで突然電源がバチンと切れた電化製品のような感じになっていました。

まさか昨日オリエンテーションが行われて、しかもその日が「履修登録最終日」だったなんて、夢にも思いませんでした。他の生徒たちはどうか知りませんが、昨日のオリエンテーションにて先生がおっしゃっていた言葉も気になったのでした。

「今日の時点で未登録の人が結構いると思うのでお早めに!」の他、「今日のこのイヴェントの参加予約登録していない人も結構いますね!」と発言されていたことを思い出しました。昨日のイヴェントに関しては、メールで案内が来ていたので僕は逃しませんでしたが、まさかのポータルで参加予約登録をする必要があったなんて、全く知りませんでした。

もう20年近く前の話にはなりますが、僕が日本で大学生をしていた際の履修登録はこんな感じでした。まず、大学に入学後、それぞれの学部や学科の「シラバス」という大きな冊子が配られます。冊子には教授や講師の先生のプロフィール及び専門紹介、行われる講義やゼミナールの案内がありました。セメスターが始まって最初の2週間程度は、お試し授業のようなものが行われ、そこに参加してみてから「履修登録」をする流れでした。

大学1年生にとって、履修登録は大学入学後「初めての大イヴェント」ではありますが、実際どうやって良いか最初は分からないことばかりです。友達同士であったり、気が合いそうな人を見つけては、色々とどの授業を受けようか、どうやって時間割を組み立てようかなどと相談して決めることもあろうかと思われます。部活やサークルに所属している人は、先輩たちから「この授業単位取りやすいからオススメ!」「この教授単位くれないからやめとけ!」などという有意義なアドヴァイスがもらえ、さらにそれを周囲に広めてくれたりします。必修科目、選択科目の時間の都合も見ながら、上手く自分の時間割を作って行くのです。また、セメスターが始まってすぐの頃は、少々浮かれ気味でも周囲にどんな人がいるのかを観察してみたり、新たな友達を作るのに大切な時期だったりします。

と、そんな感じをイメージしてしまっていた僕は、完全に油断をしてしまっており、呆気に取られてしまいました。しかし落ち込んでばかりもいられません。こんな場合にはどうなるのか…色々と考えて想像を巡らせてみました。

そういえば僕が日本で大学に通っていた頃に「週末は遊びたい!」ということで、月曜日や金曜日に講義の予定を徹底的に入れていない知り合いがいました。「履修登録をミスした人」が送ったその後について考えてみることにしたのです。

大学での時間割は、そのように「この曜日に予定は入れたくない」という理由で自由に決めることが出来てしまいます。しかし、安易に特に何も考えず、または変なこだわりを持ってしまうと、必修科目や基礎教養科目という卒業に必要な重要な科目が設定されていることをうっかり見逃してしまうことがあります。その結果、進級が出来なかったり、卒業が出来ないという状態になります。僕が通っていた学部は、1~3年生までは留年制度がないので、1年生で履修登録に失敗しても、卒業までに挽回することは十分に可能でした。4年生までその状態を放置してしまうと、必要単位を満たすまでは卒業が出来ないという感じでした。

何となくではありますが、かなり昔に知り合った、当時ドイツの大学に行っている人が話していたと思われる話を思い出しました。「今季自信がないので、試験を受けずに延期する」だとか、再履修するだとか、そのような話題を聞いたことがありました。ドイツの大学では、試験に2回不合格になると強制退学になります。僕が以前日本で通っていた大学は、試験に落ちても追試、さらに単位が認められなければ再履修で、大学にはその人が学費を納める限りは居続けることが出来ました。ドイツの大学は、試験に関して非常に厳しいからこそ、例え何年掛かったとしてもしっかり卒業しようと、不安な科目を先延ばしする戦略があるようです。ちなみに、ドイツの大学は試験も別途「申込」が必要なようで、授業を履修しているからと言って、当然受けられるものではないし、申込期間があるようなので注意が必要です。

僕の今回の場合は、戦略的なものではない単なる凡ミスなわけですが、本人が「大学を辞める」という決断をしなければ居続けることは出来るのではないか、という結論に達しました。今季は「大学生」という身分を手に入れただけで、単に授業も試験も何もない状態になるだけなのではないか…それともこういう場合は、ドイツでは休学届提出などの手続きをしておかないと実は強制退学扱いになってしまうことがある?などという疑問が浮かびました。今季セメスターの履修ゼロでも、引き続き学生としての身分は保証され、次のセメスター以降で挽回出来るほどの履修登録をすれば良いものなのか、もう既に本格的に「オワタ」のか…。

どっと疲労感に襲われた夜勤を終えて、自宅でひと眠りしたら少し気持ちが落ち着きました。ふと脳裏に「時すでにお寿司」という、どこの誰かが言ったかも思い出せないようなギャグだけが思い浮かんだので、お寿司を食べに行きました。気持ちがもモヤモヤするときは、美味しいものでも食べないとやってられません!(笑)

和食レストランでお寿司を楽しみながら、ネットで念のため「Belegfrist過ぎてしまったらどうなる?」と調べてみました。その質問と回答は、大学HPの「よくある質問」コーナーにありました。よくあるんかいっ!(バシッ!)

「(そのような場合は)すぐに担当者に連絡を」とありました。これはもしかして、どうにかなるかもしれないだろうか?!新学期早々、非常に気まずいメールを書くのは辛いですが、もうこれ以上恥の上乗りを重ねても仕方ありませんので、専攻と副専攻の担当の先生2名にコンタクトを取ることにします。

ネットで検索すると、他の大学にもそのような救済措置について書かれたページがありましたし、さらには大学生たちのポータルサイトにも「大学入りたてって分からないことが多くあって、そういうこともあるよね。でも大丈夫!そんな時はすぐに大学事務局やら担当教授に相談するんだ!」という感じで書かれてありました。なるほど、こんな凡ミスをやらかしたのは、世界で僕1人ではないということか、とやや安心出来ました。

これでもしも、担当の先生からの返答が

であれば、笑うしかありません。

正直僕個人の今現在のタイミングは、やるべきことは多く、割と忙しいかもしれません。まだまだドイツの大学の制度について調べ切れていない不安なところも多々あるし、来週の夕方からは、自分で申込んだドイツ語コースにも参加予定だし、今の職場では、病欠や休暇の同僚がいるので激しめの連勤続きです。やる気に満ち溢れてはいるものの、早くも精神的・体力的にしんどい部分があるのです。

もしも「最悪の事態」になったならば、大学のことは一旦忘れて、改めてドイツ語の勉強をしたり、旅行に行ってやろうかなどと、楽観的な考えも浮かびました。「まさかの履修登録期間を過ぎていた!」という事実を知った時の絶望感は、今後忘れることはないでしょう。衝撃が大き過ぎて、現状をリカヴァーするよりも先に、もうこうなったら自分の脳や精神に快楽やら癒しを与えてあげなければ…という発想が浮かんだのでした。とは言え、対策は講じるつもりです。

さぁどうなる、僕の大学生活?!こんな状況から巻き返しなるか?!我ながら相変わらず、波乱万丈過ぎて退屈しない人生ですこと(笑)

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