本日は、かなり前から問い合わせをしておりました某Mieterverbundの電話法律アドヴァイスを受けました。今回は「共益費の支払い」について書きます。僕と同じ思い・失敗をして欲しくないので、特にドイツ在住の方々、これからドイツで暮らされるであろう方々に注意して頂きたい内容です。
僕は先日、約4年半住んだミュンヘン市内のアパートを退去しました。家賃が上がり続ける契約であったことと、家主が残念ながら誠実な方ではなく、色々とトラブルがあって相談しても無視、高額な共益費の請求書だけを送り付けて来るような人だったので、「このアパートは長く住むべきではない!」と、頑張って次のアパートを見つけて退去しました。悪質な家主に対して取れる法的手段はないか、と賃借人協会(MieterverbundまたはMieterverein)や弁護士事務所に相談をしておりましたが、まともな返答があった某Mieterverbundは、まずは僕がその協会に加入し、会費の支払いを済ませ、その確認が取れてから各種書類の提出、その内容の把握に時間が掛かると言われ、結局本日に対応頂けることとなったのでした。
今年2026年1月に、2024年度分の共益費の清算書(Nebenkostenabrechnung)が届きました。そこには1000ユーロを超える大きな金額が書かれた「追加支払い」の案内が書かれていました。かなり節約して生活していましたし、こんな高額な追加支払いなどは納得が行かない内容でしたが、次の引越し先を必死で頑張って探しているところで、家主に「こんな高額な支払い額はおかしいと思いますが、合っていますか?」とメールで問い合わせても無視されました。賃借人の立場は弱いもので、支払いを無視すると基本的に良いことはありません。「督促手数料」などを上乗せされたり、債券回収業者(Inkasso)を使われたりして「SCHUFA-Auskunft」に悪影響が出てはいけないので、取り敢えずの支払いを済ませました。そして、その上で「取り敢えず支払いましたが、やはりおかしい!」と連絡をしたのでした。その後もずっと無視されています。
問い合わせ時から随分時間が経ってしまいましたが、某Mieterverbundから本日言われた回答(要約)は以下の通りです。
「え、あなたは納得行かない請求額を支払ってしまったんですか?!だと今回のあなたの問い合わせはほとんど意味がありません。もちろん家主側に私たちの所属の弁護士の名義で、数字の根拠となるものを出しなさいと請求は出来ますが、あなたが既に支払ったものに関しては、家主は別に根拠は示す必要はないと無視することが出来るんです。よって過払いの返還請求はほぼ不可能です。今後はそういった納得出来ない金額は支払わず、支払う前に法律の専門家に問い合わせてくださいね!じゃ!」
と一方的に電話を切られて終了しました。要は「一度払ってしまったものを取り戻すのは不可能だから、最初から支払うな!」ということでした。そして、僕はミュンヘン市内のアパートの大家と揉めると思いもせず、Mieterverbundの会員にもなっていなければ、弁護士保険(住居に関する保険)にも加入しておりませんでした。こういった争いごとを経験することによって、改めてMieterverbund会員になっておくことや、弁護士保険の有用性を感じたのでした。
某Mieterverbundは、メールでの問い合わせは結構早い返事をくださり、しっかり対応してくださっている感じがしましたが、僕が本日話した女性のJuristinはかなり冷たい感じでした。もちろん、短い会話の中にも勉強になった部分もあったので、悔しい思いをする部分もあったものの有益な時間ではありました。僕は電話で最初に「家主は悪質なタイプで、もしかしたら僕が外国人だと思って馬鹿にしているかもしれません。きちんと法律の専門家に相談していて、保証金(Kaution)はしっかり返してもらいますという圧が掛けられれば十分です」と伝えておりました。なので、無意味と思われる相談内容にはなってはしまいましたが、弁護士名義で一旦家主のS氏宛にお手紙を書いてもらうことにはなっております。まだ書類が届いていない2025年度分と2026年度分の最終清算については、まずは支払わなくて良いということが分かったので、次いくらの請求が届くか不明ですが、払わずに某Mieterverbundに相談します。
保証金(Kaution)返還請求に関しては、一般的に半年程度は時間が掛かると認められているので、半年後に家主側から何もアクションがなかった場合にまた相談するようにとのことだったので、また別途相談予定です。