【D】ドイツの実情

Leben

明日からいよいよドイツ語学校生活が始まります。今回は、昨日に引き続き、その準備の「最終段階」について書きます。

先日、クラスの担当の先生からポータルサイトへの招待メールが届いていました。そこにはクラスの連絡事項や、メッセージやファイルを送受信出来るようになっていたり、クラス名簿があります。

最初に招待リンクを受け取ってログインした際には、クラスの生徒は僕を含めて10人と表示されていました。しかし今日確認したところ、13人になっていました。まだログインしていなくてカウントされていない人もいるかもしれず、最終的に何人いるクラスなのか…実際に明日知ることとなるでしょう。それにしても、僕はこれまで長く、そして色々な語学学校に通いましたけれども、1クラスにこんなに人数がいるという状況は、かなり久々かもしれません。どんなメンバーなのか非常に楽しみです。ミュンヘンに移住後、同僚以外の人たちと接する初めての機会ですし、友達たくさん出来るかなと期待に胸が膨らみます。

ポータルサイトの使い方がいまいちよく分からないで苦戦しているのですが、どうやらここに資料やら宿題がアップロードされたりするようです。ポータルのメニューからは表示されない、でもメールの方に通知だけ来ていて、そのメール内のボタンをクリックするとたどり着ける謎の資料があり、戸惑いました。

例の疫病の影響で、リモートワークをする方々が増え、様々なシステムが出来ているなと感動する一方、なかなか使いこなせそうもない僕には不安でいっぱいですが、今日は色々といじってみました。使いこなせたら便利そうですが…機械が元々得意ではない、相当不器用な僕からすると、慣れるのに時間が掛かるかもしれません。

ところで早速、ポータル上にクラスの案内や面白い資料が送付されていました。資料で興味深かったものがありましたので、紹介致します。ご興味のある方は是非、下記リンクからご覧ください。

Tatsachen über Deutschland URL:https://www.tatsachen-ueber-deutschland.de/de/Deutschland-Buch-Ausgabe-2018

2018年度版のものではあるようですが、「ドイツの実情」について書かれた本です。無料でPDF形式でダウンロード可能です。ドイツ語だけでなく、主要言語に翻訳された他の版もあり、日本語版も用意されています。

こういう感じの内容の本やパンフレットって、日本にいたときに色々と読んで憧れの気持ちを募らせていたな、と思い出しました。以前は実感がない情報を見ているだけで、結構覚えるのが大変で、そして忘れるのも早かったりしました。今は在住者の目線で読めるので、また違った印象を持ちます。記憶への定着の仕方が違う感じもします。改めてドイツを知る、という意味で良い資料を頂けたなと思いました。

ドイツに長く住む人は、都度更新の手続きが不要な無期限VISA…「いわゆる永住権」を取得することを目標にされる方々が多いです。ドイツの場合は、一定期間の就労、年金やら保険料を納めることが条件であったりしますが、ドイツ語語学能力の証明も必要とされます。

B1レヴェル以上の語学資格を取るか、外国人局から紹介されるIntegrationskurs(インテグレーションコース)に参加・修了することで、「滞在法」という法律の定める「十分なドイツ語能力」に達したと認められるのです。

語学学校で言語を習うよりも、インテグレーションコースに通った方が、ドイツの国についてしっかり学べて良いと参加した人たちから聞いたことがあります。そして、国が行っている外国人向けプログラムの一環なので、授業料が非常に安いことが魅力的です。

僕の場合は残念ながら、インテグレーションコースに通う参加資格がありませんでした。今現在はどうか分かりませんが、当時、自らインテグレーションコースに通いたいと問い合わせた際に「デュッセルドルフ市に住む日本人は免除されている」だとか、僕がVISA更新をする際に、 外国人局の職員の方と1人で通訳なしにドイツ語で会話出来ていたことから「通う必要性なし」と言われました。その後、デュッセルドルフ市を離れてフランクフルト市に引越し、再度問い合わせてみたところ、その時には既にGoethe Zertifikat B1の資格を取得していたので「あなたは行く必要がない」と言われ、参加出来ませんでした。

結局僕は、インテグレーションコースに通う方が習う情報を、ドイツ語の授業を通じて、教科書のところどころで取り上げられているトピックで習うこととなるのでした。

  • ドイツの基本情報
  • 歴史・文化
  • 生活習慣
  • ドイツの学校制度
  • 政治の仕組み
  • 傾向、社会問題など

このようなトピックは、各語学学校で使用される教科書や資料を通じて習いはしますが、インテグレーションコースに通った方が、ほぼ抜けがなく集中的にそのような情報に触れる印象があります。一応インテグレーションコースは、言語レヴェルでは「B1レヴェル」を目指すコースなので、難解な言い回しは特になく、比較的簡単な表現でしっかり学べるところも魅力的です。

僕がC1レヴェルのクラスに進んだ時に、他の生徒たちが「B1/B2レヴェルの授業で習った」とか、先生が「もう既に皆さん、習ってご存知の通り…」などと言っていた話を知らなかったり、クラスで話題にならなかったトピックは知らないままでいました。また、ドイツ滞在歴が僕よりも短い、インテグレーションコースに通ったという日本人の知人から教わったこともかなりありました。

C1レヴェルのテストでは、単に外国語の勉強という面だけでなく、国のことについてはある程度知識があるという状態が求められるので、改めて資料をしっかり読み込んで勉強しよう、大好きな国・ドイツについての見識を高めようと思ったのでした。また、テストで結構ありがちな問いが「あなたの母国と比べてどうか」ということです。ドイツだけでなく、日本のことについても改めて勉強する良い機会にもなりそうです。

コース案内にも、最初の授業テーマが「Deutschland」と書かれてあったので、早速明日までに資料を読破します。まずは読みやすい日本語版から…。

ところで、先生から他に送られていたレジュメに、非常にお厳しいメッセージがありました。

週に2回はテストがあり、さらに日々の勉強・課題・復習には最低2時間は費やしなさい、と。

以前通っていたコース並にスパルタな予感が致しますが、とにかく楽しみながら頑張って行きます!

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