ここのところ連日、疫病の感染拡大の影響で、新たな規制措置が発表され続けています。今回は、新たにバイエルン州で発表された措置について書きます。
報道各社が報じるニュースの見出しでは、非常にショッキングな単語が並んでいます。恐れていた「ロックダウン」という単語がまた多く見られるようになりました。バイエルン州では、7日間指数と呼ばれる罹患率が1000を超える地域「Extreme Corona-Hotspots(極端なコロナホットスポット)」に関しては「ロックダウン」が発表されました。
発表では「これらの地域では全て閉鎖されます」とのことですが、託児所や学校、小売店、福祉施設は例外とされています。小売店は、20平米に1名のみの入店が許可されるそうです。その他の飲食店や宿泊施設、理髪店・美容室のような身体的な距離が近いサーヴィス業、スポーツ施設などは全て閉鎖されます。
今回の発表が行われたロックダウンは来月、12月15日まで実施されます。
その他のバイエルン州の地域では、来週の11月24日より3週間、下記の措置が有効となります。
- ワクチン未接種者の接触制限
- ナイトクラブ・バー・飲み屋などの営業停止
- 飲食店の夜間営業禁止(22時まで)
- 基本的には2Gルール適用(会社の従業員就業、小売店などの3Gルール例外適用有り)
- 託児所・学校授業についてはこれまで通り継続
尚、クリスマスマーケットに関しては、バイエルン州全体として正式に中止が発表されました。
ミュンヘンの一番のシンボルとも言える「マリエン広場のクリストキンドゥルマーケット」は、先日既に中止発表がなされていました。その他の街のマーケットについては、一部開催がなされる予定のものもありましたが、残念ながら今年2021年のクリスマスマーケットは、開催されないこととなってしまいました。
ミュンヘンの近郊の街でいくつか開催予定のところがあり、僕はそこへ行くつもりで色々調べていたのですが…そちらも本日付で中止発表がなされてしまいました。非常に残念ではありますが、本格的なロックダウンとならぬよう、今後状況がさらに悪化しないことを願うばかりです。
ところで本日、スーパーマーケットで買い物をした際、Glühwein(ホットワイン)用のワインが売られているのを見つけましたので、購入致しました。本当は外の寒空の中で屋台で飲むのが好きでしたが、今年は大人しく1人で自宅で楽しむことと致します。
☆☆☆直近7日間指数☆☆☆
- ドイツ全体 340,7
- バイエルン州 625,3
※ロベルトコッホ研究所発表情報を参照(2021年11月19日)