【D】ドイツ語学校生活6週目経過~落第生への道?~

Leben

色々と辛い思いをした1週間が無事に終了しました。今回は、語学学校生活6週目経過時の様子について書きます。

ここのところ、仕事と語学学校の両立が体力的に厳しくて、よく眠ってしまい宿題がついに追いつかなくなってしまいました。授業後に図書館に行くという習慣は続けられましたが、宿題の量が多過ぎて、図書館の予約時間いっぱい粘っても時間内に終われませんでした。そして、割とここ最近はプリントはポータル上に答えがアップロードされて各自答え合わせをしておいてくださいというスタイルになったかと思えば、僕が出来なかったプリントだけに限って、授業内でクラス全員で答え合わせをするというもので、さらに授業中に当てられてもなかなか正答が出ずに、悔しい思いを経験することが多かったです。

今週は、レポート発表(プレゼンテーション)がありました。レポート発表は、クラス全員が行うものではありませんが、将来大学や大学院に進学したい生徒はやるようにと言われていました。11月の時点で当てられた生徒が、各自のテーマに沿って発表を行うというものです。テーマはStufe6の授業内で取り扱われているテーマの中のいずれかから選ばれます。今週は僕の番があり、テーマは「ワクチンについて」でした。

僕の発表の前に、先生から「彼のプレゼンテーマはワクチンですが、どんな話題であったり単語が出るのか予想しましょう!」という前振りがありました。これはリスニング対策においては結構有効な方法だと先生から以前聞いていました。テーマの時点からどういう話題、どういう結末になるのかを何となく予想することで、テキストが聞き取り易くなるのです。僕の発表前に言われたクラスメイトたちの予想は概ね合っていて、非常に興味深かったです。ただ、僕のプレゼンで「ワクチン」という話題だから概ね現在流行中の疫病のウィルスについてかと、先生や多くのクラスメイトたちが予想したのでしたが、その期待は裏切りました。

僕のテーマは、「子宮頸がんとワクチン接種の強制」についてでした。子宮頸がんワクチンについては、僕が昨年日本に行った際に、しきりにTVコマーシャルで流れていて聞きまくった単語だったので、興味を持ちました。

ちなみに、子宮頸がんはドイツ語では(das)Zervixkarzinomです。最初に単語の説明をした際に、先生からは「Oh mein Gott!」と笑いながら言われました。現在流行中のウィルスの話でなくてすみませんと思いましたが、クラスメイトたちは女性が9割のクラスですし、全員が非常に興味深く聞いてくれた気がしました。ただ、問題が1点ありました。僕はこのプレゼンの練習を職場でもやって来たはずが、非常に緊張してしまい文章が飛び、結局ノートの丸読みになってしまったことでした。

最初の導入部分と最後の部分はどうにか頑張れましたが、病名やら一般的なワクチンの種類等を紹介する部分は完全に丸読みでした。しかし、僕のプレゼンのどこが面白かったのか、ところどころクラスメイトたちの爆笑をいただけました。先生も「ちょっとー、そろそろ顔上げて話しましょうよ」などと途中ツッコミを入れたので、そういったところも面白かったのかもしれません。

このプレゼン課題は、発表をしてその後に生徒たちから「素晴らしかったところ」を言われます。ネガティヴな内容はなく、あくまでポジティヴな部分のみを言われます。そして、プレゼンテーションの際に使われた素敵な言い回しなどを発表し、全員で共有するというものと、その日の授業の終わりに先生がフィードバックをくださる流れです。が、僕の場合は「質問コーナー」となり、クラスメイトたちから「ここが良かった」「この表現が素晴らしかった」というフィードバックのコーナーはなく、先生からは「すみません、今週は予定が立て込んでいて、フィードバックは金曜日に…」と言われたのでした。ほとんどノート丸読みだったし、点数は低いだろうなと確信しました。

先生からの評価で「内容はとても素晴らしかったです!そして、前段部分は特に良かったです。あと、途中ノート丸読みになっていたのは、自分でも分かってますね?あれはプレゼンテーションとは言えませんし、最もネガティヴな面でした。そして、気になったのは、あなたプレゼンテーション中にとんでもない間違いをしていましたよ」と言われました。

「とんでもない間違い」とは何ぞや⁈何と、僕は記憶に一切ありませんが「Krankheit」というべきところを「Krankenheit」と言っていたのだそうです。そんなはずはないだろうと思い、「本当ですか?そんなこと言っていましたか?」と口答えしたところ、先生から笑いながら「あなた10回くらい言っていたし、聞くに堪えなくなってプレゼンテーション中に割って入ってやろうかと思ったわよ!」と言われました。いやいや、そこは割り込んで欲しかった!と思ったのでした。そんな間違うはずもなさそうにない単語を間違えていただなんて…にわかに信じられませんが、とあることを思い出しました。

それは、かつて別の語学学校でお世話になった頃のことです。C1レヴェルクラス最後の授業で、先生から「本当はこのテスト答案は生徒には見せないものですが…」と特別に答案用紙の開示とフィードバックを頂いた際のことです。僕の答案用紙には、信じられない光景が広がっていました。それは、普段絶対間違えないであろう単語のスペルミス、男性/女性/中性名詞の性、動詞の位置など色々とおかしかったのです。冷静に見て自分の間違いにかなり気付けました。僕って、試験中にどんだけ緊張しているのか、我を失っているのかと我ながら自分にドン引きしたことがありました。先生からは「こういうミス、勿体無いよね!」と言われ、かなりショックを受けた記憶がありました。

今回の「Krankenheit」もまさにやってはいけない、普段ならやるはずもない間違いです。今回は筆記ではなくプレゼンテーションでしたが、緊張状態のときにくだらない間違いを多く連発してしまう自分の悪い癖に気付けました。

ところで、先週は現在参加中のコースで落第点を初めて取ってしまいました。今週は、どうにか巻き返して?ギリギリ合格点に食い込めるようになりました。しかし、ちょっと安心⁈とも思えません。実は今のクラス内で、ここまで1度たりとも最高評価のNote1を取れていません。このまま試験を迎えて目標としている「DSH3合格」が出来るものなのか…ギリギリ「DSH2合格」が出来るかどうかの怪しいところです。取り敢えずまだ出来ていない宿題は全てやり終え、自分の苦手な部分にしっかりと向き合って、試験までに万全な状態を整えたいものです。仕事は、有給休暇を使って来週は休みにしました。これで仕事の疲れやらストレスの問題は解消されるはずです。

いよいよ来週、僕にとって人生2度目のDSH試験の受験日です。今日はテスト1週間前の模擬試験が行われました。正直手応えは少し感じましたが、結果やいかに⁈ちょっと楽しみです。

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