いよいよ運命の日…がある週に突入しました。今回は、DSH試験1週間前の日の様子について書きます。
先週金曜日と本日の2日に渡って、DSHの模擬試験が行われました。先週は聞き取り試験と作文の試験で、本日は読解試験と文法の試験でした。この読解試験と文法の試験はセットになっているので、本番試験同様間の休憩はなく90分間「通し」で行われました。本日は、普段クラスを担当くださっている先生が「用事のためお休み」ということで、代理の先生が模擬テストを仕切られました。模擬試験前には色々と先生からアドヴァイスをいただけましたが、やはり先生によって言うことが違うなという印象でした。
面白いなと思ったアドヴァイスは、「自分が分からないと思った問題の答えはそもそも書くべきではない。試験官の印象的に良くない」「読解試験では、決して本文の丸写しはせず、答えは短く簡潔に!」というものでした。
先生によっては、何も書かなければ0点にしかならないが、とりあえず何か書けば部分点はもらえるかもしれないだとか、答えがある箇所は分かっているがどうやって答えたら良いか分からない場合は、「Einfach abschreiben!(書き写してしまえ!)」とアドヴァイスなさいます。そして僕は個人的にこちら側の意見です。面接試験じゃあるまいし、試験官の印象なんて何になるのか、意味が分かりませんでした。取り敢えずキーワードとなる言葉が入っていれば部分点はもらえるので、何となく答えの箇所が分かっていて敢えて空欄はないな、と思いました。「短く簡潔に」という点に関しては、僕は最近学んだことがありました。それは、全ての問いに対して文章で答える必要はなく、かなり簡潔に答えてOKということです。例えば、2つ答えを書かなければいけない問題があたとして、
- Männer: nicht besonders
- Frauen: sehr wichtig
や
- 1998: seltsam
- 2020: sehr beliebt
などという風に答えても問題ないということです。もちろん、問題に「文章で答えなさい」と指定がある場合はいけませんが、ほとんどの問題を簡単に答えられると知ってから、かなり楽になりましたし、余分な減点を食らわずに済むようになりました。DSH試験問題によっては「キーワードで答えなさい」という課題があるようですが、わざわざその指定がなくてもキーワードで答えて問題ないようです。
試験は90分間のうち、大体60分間で読解、残り30分で文法問題を解くことが推奨されていますが、これは別に自分のペースで好きに解いて問題ありません。ただ、どの試験官も60分経った時点で「そろそろ文法問題を解き始めてください」と試験中にアナウンスを入れます。以前試験を受けた際に感じたことですが、これが結構なプレッシャーでした。腕時計を忘れてしまい、時間が分からないまま解いていたから余計にだったかもしれません。ただ、今回は落ち着いて比較的サラサラ読めたので、先生から「60分経ちました」と言われた時には既に文法問題を解いていました。時間配分的には完璧でしたが、結果やいかに、という感じです。明日は、先週金曜日に受けた試験と合わせての結果発表及び、先生から試験に対するアドヴァイス等があるそうです。
本日ピンチヒッターでいらっしゃった先生からのアドヴァイスは、「文法試験が非常に難しいが、配点はそんなに大きくないので、配点が大きい作文を頑張って!」とのことでした。
本日の授業が終わり、残すところ試験まではあと授業は3回となりました。今週金曜日の試験がいわばDSH試験としてはメインで、ひたすらプリントの問題を解きまくりますし、宿題も大量です。来週は2次試験対策として口述試験の練習ばかりになるようです。ありがたいことに、僕は口述試験はそんな問題ないはずと言われているので、今週の筆記試験に全力を注ぎます。今週は筆記試験の日まで、仕事は有給休暇を取得しているので休みです。夜勤を想定していたルーティンを組んでいましたが、今週は夜勤はないので「普通の人間の生活」を送ります。エナジードリンクが安売りだったので、夜勤はありませんがパワーが欲しい時用にまとめ買いしましたよ。
語学学校の授業が終わったら、即バイエルン州立図書館へ向かいました。いつもはパンを食べていましたが、ランチメニューがあることを最近知りました。日替わりメニューで6,5ユーロというかなりリーズナブルな感じでした。最近爆食いで太り気味だったので、試験までの日は健康的な生活を心掛けてみます。
ところで、今日は偶然久々に連絡をくれた人たちがいました。「最近どう?元気?」という感じの内容でしたが、「試験前で頑張っているよ」と返答しました。「あれ、また試験?大変だね!」とそれぞれから言われましたが、試験は僕の意思で受けているもので、ここのところ勉強はずっと楽しんでおります。38歳になってもまだ勉強している自分の姿なんて、若かった頃は想像もしなかったことでしょう。しかもドイツ生活10年以上過ぎた状態で、今頃ドイツ語を一生懸命やっているなんて。予定ではもっと早い段階でドイツ語は上手になっていたかったですが(笑)これも僕の人生のタイミング、ということで今出来ることを、楽しくひたすら積み重ねて行きます。