【D】試験前の喝!

Leben

本日は、先日行われた模擬試験の結果発表及び、答え合わせが行われました。今回は、試験3日前の様子について書きます。

先日行われた本番と同様の形式(口述試験を除いたもの)の試験は、割と自信がありました。授業では先に先生による解説及び答え合わせがあり、答案用紙は最後に返されました。答案用紙をさっさと返してくれないかなと思いながら、割と余裕綽々と先生の解説を聞いていたり、「ここ分かる人?」と言われた問いに対して答えたりしていました。先生から、高得点だった人(DSH3相当)の人数の発表があり、割といるしこれは行けたかも⁈と期待に胸が膨らみました。

が、実際に添削された答案用紙が返されて、もうこれは三日三晩寝込むかも…というくらい酷いショックを受けました。僕は一応試験合格点ではあったものの、合格点の最低点でした。テストを受けていないスコアなしの人、クラスでもう落第が確定しているしDSH試験は受ける予定がない、というクラスメイトを除いて、実質の最下位のスコアだったのでした。割と自信があったはずなのに…。何が起こったのか自分でも意味が分かりませんでしたが、解答用紙を見ると、とんでもないスペルミスは多いわ、本当にこれは自分が書いたのかと疑いたくなるようなとんでもないミスがありました。

それにしても、現在の僕のクラスメイトたちはすごいなぁと感心してしまいました。ドイツ在住歴、勉強歴は僕がクラス最長、年齢も恐らく最年長です。語学学校ではC1レヴェルのクラスにはもうかれこれ長く通っていて、一方でクラスメイトたちのほとんどは昨年までは初級レヴェルであるA1レヴェルから勉強を開始した人たちばかりです。ドイツ語学習歴1年程度の人たちにすっかり抜かされてしまっているのです。別に彼らと競っているわけではないのですが、自分の情けなさが目に見えてしまい、なんとも言えない気持ちになりました。しかし、先生からはお怒りの声が上がりました。

「あなたたちの答案を添削していて、私は非常に腹が立ちました!こんなミスを二度としないように!」

と、各生徒の間違いをまとめたものをスクリーンに映し出し、全員で何が間違っているのか、正しくはどう表現すべきなのか、ということを発表し合いました。

先生がお怒りのポイントは、メインは作文の試験で、

  • 問題文をよく読んでいないこと(答え方が誤っている)
  • 2つ例を挙げなさいと言われているのに、圧倒的に1つしか例示されていない
  • 副文での動詞の位置がおかしい
  • 主語が単数なのに、動詞が複数形になっている

ということでした。僕に当てはまらない間違いの指摘がかなりあり、全体では高得点を取っているはずなのに、意外な感じがしてしまいました。

「C1レヴェルでこれはありえません!添削していて腹が立っていました。私がこんな言い方するのは良くないけれど、こんなことで点数を失うのは、本当にシャイセ!」と仰っていました。

あと、「Maßnahmeという単語が出てきたらergreifenでしょ?Funktionsverbgefügeの表をみんな覚えたんでしょ?よく分からない動詞を使うんじゃありません!Maßnahmeという単語が出てきたら動詞はergreifen!いいですね⁈」とかなり強調なさいました。怒りまくるだけでなく、途中ひざまずいて祈るしぐさをして「どうかもうこんな間違いはしないで」とおっしゃったりして、「ドラマティックに私が演じることで、あなたたちの記憶に残るように…」と気遣ってくださっているようでした。

冷静に見返すと、僕の間違えた箇所は本当に意味不明でした。試験中の僕は何を考えているのだろうか、と疑問が浮かびます。先生からは「あなた、本当に残念過ぎるわ」と言われましたが、実際、心当たりはあるんですけれどもね。

それは、過去の良くない記憶だったり、疲れで意識が飛んでいたりということです。つまり、試験にあまり集中出来ていないのです。もう以前のような不安はないはずなのに、時々呼び起こされてしまうものがあるのです。これはこの数日中にどうにかしなければなりません。どうにか試験の時間内だけ問題だけに集中し切らなければ!

これはどうにかせねば!と、授業後にはまたいつものようにバイエルン州立図書館に行きました。これまで宿題が出来ずにいたのを、どうにかせめて終わらせようと思いました。僕が現在のクラスでひぃひぃ言っていると、クラスメイトの秀才たちから「今の先生、宿題少ないよ…私たちの前のクラスの先生に比べると…」と衝撃的なことを言われたのでした。なるほど、本人たちの才能であったり努力もあるのでしょうが、恐ろしい量の宿題を出し、さらに授業中もかなり厳しい感じの先生の授業を経てここにいる生徒ばかりだったのか、とある意味納得してしまいました。

今日会社の同僚から「ごめん、明日とか明後日仕事出れる?」と連絡が来ましたが、有給休暇取得中ですし、試験を控えているので秒で断りました。今週は勉強だけに集中する!と決めたので、今年2022年は有終の美を飾れるように頑張るのです。

ところでバイエルン州立図書館は、本当にいつ行っても素敵な雰囲気で、僕のモチヴェーションを上げてくれます。ミュンヘンに移住して本当にすぐくらいの時期からさっさと行くべきでした。今頃ようやく魅力にハマったわけですが、楽しく勉強出来ております。

大きな窓がある影響か、そして省エネの影響で、夜遅い時間帯は館内があまり暖かくありません。僕は割と寒さには強い方ですが、それでもじっと座って勉強するにはちょっと寒い気がしました。図書館内の周囲を見渡すと、皆さん割と毛布に包まっている様子が伺えました。全員赤い毛布を被っていて、「あれ、赤い毛布ブーム?」なんて一瞬思いましたが、図書館から毛布の無料貸出があるようでした。

毛布の場所を見つけて僕も毛布に包まってみましたところ、やはりかなり暖かかったですし、快適に勉強をすることが出来ました。ちょっと疲れがありましたが、途中カフェ休憩を入れながら、これまで後回しにしていた宿題も今日全て終わらせることが出来ました。仕事をしなくて良いので時間と体力が余っている、そして模擬試験の結果が悪過ぎたことによるイライラで頑張れた気がしました。ネガティヴな感情は、常にポジティヴに働くように利用しなければなりません。今日はある意味でよく出来ました。

宿題が図書館開館時間内に終わったのは、今回初めてです。スッキリした気持ちで、今日は早めに図書館を後にしました。ここ最近毎日図書館に通っているので、図書館の職員さんたちにも認識してもらえるようになり、優しい声を掛けて頂けるようになりました。帰る際に「また明日も頑張って!」と言われると、また明日も頑張れる気がします。

試験まではあと3日です。前回の試験の際よりもモチヴェーションは高いし、勉強量も多いはずなので、今度こそは結果を出せるようにとにかく頑張ってみます。

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