ここのところ、新種の出現でまた世界中で疫病の急拡大が心配されております。今回は、僕の身に個人的に起こりそうなことについて書きます。
僕の現在の勤務先では、目下2Gルール(従業員は3Gルール)が適用されています。新種の出現が騒がれる少し前の、先月中旬頃から売上額が一気に下がってしまいました。元々冬はそう忙しくはないと言われてはいましたが、厳しいルールの適用で、本当に寂しい雰囲気になってしまいました。会社に出社しても「やることがない」「でもそこにいなければならない」という状況です。
幸い、現在の職場の上司や先輩は、最低限の業務内容をこなしてくれれば、業務時間中暇な時は好きなことをしてくれても構わないと言ってくださる方々です。僕はと言いますと、気が付いたらネットサーフィンをしてしまっている癖を矯正すべく、ドイツ語の勉強本を持ち歩いては、通勤中や職場で読むようにすることにしています。
上司や同僚たちとの人間関係も良く、勤務時間中に勉強が出来るなんて!夢のような職場環境…なのですが、世の中そんなに甘くはありません。あまりにも急激に売上げが下がったことにより、業務時間の変更の案内がありました。
「Kurzarbeitergeld」の申請をするので、書類にサインをしてくださいとの案内が社内でありました。これはつまり、現在僕はVollzeit(フルタイム)契約で週40時間勤務のところを、大幅にカットされることを意味しています。
目下疫病蔓延の影響で、業務の継続が難しくなった企業、その従業員に対して行われる社会保障の一部で、2022年3月までの申請が認められています。今後さらに期間延長になる可能性もありますが、僕の1ヵ月当たりの収入は、給与額の60%になる見込みです。
この件について、昨年既に同様のことを経験した同僚たちの間では「働かなくてもこの金額が貰える!」と喜ぶ人と、仕事がなくなり、自宅待機になる時間が増えるのが嫌だという人に分かれます。僕はと言いますと、長い無職期間を経験した身として、働けるありがたさを感じていたところ、また会社が経済的危機に瀕して、職を失うことになるかもしれないリスクを考えると恐ろしく思います。可能な限り働きたいですし、またこんな状況で転職活動をするのも気が進みません。
会社として「まだ決定ではないけれども」という前置きはあるのですが、書類の準備が進んでいる状況から、いつ突然「会社の営業時間を変更します」とか「営業をしばらく休止します」と宣言がなされるか分からないという、覚悟をしなければならなくなってしまいました。
と、そんな状況の中、同僚で疫病感染者が出てしまいました。ワクチン接種済みのスタッフもなるべく早めに検査をするようにとのお達しで、早速会社内の従業員用の迅速テストキットでテストをしました。
一応自覚症状もないですし、キットを利用した検査でも陽性反応は確認出来ませんでした。とりあえずは良かったです。
僕の現在の職場は、従業員数もそう多くない会社です。もしも近日中に労働時間を減らしますと言われても、スタッフ数が少なくなれば、勤務可能なスタッフの負担は増えます。クリスマス休暇を取得している同僚もいて、元々人員配置はそう余裕があるスケジュールではありません。労働時間や給料は減らずに済むのか、一体どうなるのでしょうか。僕としては、今月いっぱいはしっかり働いて多少お金を稼ぎたいところです。
疑問だらけではありますが、国や州からのロックダウン宣言が先か、会社としての判断が先になるか分かりませんが「ロックダウン」という言葉をまた意識しなければならなくなり、今年の冬をどう乗り切るのかが大きな課題となりました。
幸い、先日僕の日課であった「マイル修行」は実質終了致しまして、旅行に出掛ける必要はなくなりました。お金をたくさん使う用事がなくなりましたので、今後はしばらく節約をし、慎ましやかな冬を過ごします。
☆☆☆直近7日間指数☆☆☆
- ドイツ全体 442,1
- バイエルン州 561,5
※ロベルトコッホ研究所発表情報を参照(2021年12月3日)