【D】とにかく悔しいむず痒さ

Leben

先日受けたテストの答案用紙が戻って参りました。結果が散々で、自分に対して非常にイライラしてしまいました。今回は最近感じる「心のむず痒さ」について書きます。

現在お世話になっているクラスでは、4つのテーマに沿っての授業が行われます。

  1. Üniversität
  2. Ökologie
  3. Medizin
  4. Psychologie

今は、最初の単元である「Üniversität(大学)」についての授業が行われています。僕自身も、そしてクラスメイトのほとんどがドイツの大学、または大学院入学を目指しているので、授業で習う内容は非常に役に立つ、興味深い内容です。クラスメイトたちのモチヴェーションが非常に高いクラスのようで、テストをしたときの成績のバラつきは多少あるものの、多量の宿題をこなすのはもちろんですが、予習の量が物凄いなと感じることが多々あります。先生への質問もかなり活発です。そしてそんなクラスメイトみんなのモチヴェーションの高さに刺激を受ける毎日です。

僕が最近非常に困ってることは、暗記物が苦手になって来たことです。実は僕は昔、天才児ではないのかと言われたことがありました。自分で今この話題をするのは非常に恥ずかしいのですが、かつては、記憶力がかなり優れていたのです。小学校の頃に国語の教科書を一度読んだ部分は全て覚えて、この言葉は何ページ目の何行目に書かれてあるか…くらいまで覚えることが出来ていました。鉄道が好きだったので、昔親に買ってもらった地図や鉄道の駅名が書かれた表を使って、全国の駅名も全て覚えました。そして漢字も大好きだったので、たくさん覚えました。とにかく小学生の頃は暗記物は得意中の得意で、基本的にどの教科もテストは満点が当たり前で、某国民的アニメのキャラクターの某永遠の小学5年生の少年をディスっていました(爆)しかし、いつの間にか自分の中からそんな天才的な能力が消えてしまったのです。社会人になってからは、記憶障害なのではないかと思うくらいまで、物忘れが激しくなってしまったのです。そして、そんな自分にイライラすることが多くなりました。元々物覚えの悪い、暗記力が乏しい状態であったならばこんなに怒りが沸くことはないでしょう。せっかく良いクラスに巡り合えて、モチヴェーションが高い状態なのに、全く自分の実力が発揮できないでいることが悔しくてなりません。

C1レヴェルのテストでは、とにかく語彙力が必要とされます。毎日、B2レヴェルまでの復習と、テーマである「大学」についての、単語であったり大学に関連する内容のテキストを読んだり聞いたり話したりしていますが、量が多いので、常に「記憶力」「暗記力」が試されます。授業中に取り扱われたテキストで「ドイツの大学ではauswendig lernen(暗記)は重要ではない」と、書かれてありましたが、ドイツの大学・大学院に行くまでのドイツ語力を身に着けるのには、ある程度の暗記は必要です。

ここのところずっと、Youtubeで勉強法や記憶術について紹介されているものを観ていますが、どれも非常に興味深いものばかりです。学習系動画は、英語についてのものが非常に多いようなのですが、ドイツ語に関するコンテンツは非常に少ないなと感じました。ここで僕自身が、自分が悩んだことをどのように解消したのか…という話題で、自分のチャンネルで動画を公開しても良さそうですが、ちょっとそのような動画を作成するにはもう少し時間が掛かりそうです。

今はやみくもに、覚えた方が良さそうな表現については、機械的に覚えるようにしています…が、量が多過ぎるのです。これまで僕がまともに、きちんとドイツ語学習を行って来なかったツケですね。僕にはこれまで「間違えて覚えてしまったもの」「何となくそうだと思い込んで誤解していたもの」が本当に多過ぎました。職場でもプライヴェートでも、ドイツ人との関わりがそうなく、ドイツ語を話しても結局「ドイツ人が話すドイツ語」にはあまり触れられていなくて、間違いに気付けなかったものが多いのでした。今現在は、本当に新しいものを覚えること、昔誤って記憶してしまったものを上書きすることに苦労している状態です。

ところで、最近イライラしていることは他にもあります。それは、宿題をきちんとやりたくて仕方がなくなっていることです。

僕の現在お世話になっている語学学校では、クラス参加の生徒用ポータルがあり、そこに課題が先生から投稿されたり、ポータル上のドキュメントファイルを使って課題を提出することが求められる場合があります。以前お世話になったクラスの担当の先生は、ポータルは授業で配られたプリントや、ウェブサイトのリンクが投稿される程度でほとんど使われることがありませんで気付きませんでしたが、現在お世話になっているクラスの先生はかなりポータルを使いこなしていらっしゃるので、ポータルを使う機会が多く、そしてその使いにくさに悩まされております。僕のパソコンやスマートフォンが悪いのか、操作出来ないことが多くて困っているのです。

データが表示されなかったり、音声データファイルが開けなかったり…さらに職場でも自宅でもパソコンのインターネット接続状況が悪い日が続いており、紙で提出する課題くらいしかまともに出来ていないのです。せっかく勉強するぞ!と燃えているのに、課題が出来ずにもやもやする気持ちと、じゃあ全部紙に印刷してしまえば…と思って印刷したものは、今度は量が多過ぎて整理が大変だったりするのです(爆)

あれ、自分ってこんなに不器用で「出来ない奴」だったっけ?という気持ちで、やや落ち込み気味なのですが、この年齢になって少しずつでも、新しく増えて行く知識や改善されて来ている部分を認めてあげるところから始めてみることにしました。なるべくストレスや不安を感じないように、楽しさや情熱を可能な限りキープして、テストに臨みたいところです。

それにしても、宿題をきちんと終わらせないとイライラする…というのは良いことかもしれません。これまでそんな感情になったことはなかったので、やはりこのタイミングでまた語学学校に行き始めた意義はあったなと思いました。どうかこの気持ちはいつまでも持ち続けたいものです。

ところで最近、ちょっとショックなことがありました。

気に入っていたエコバッグが、持ち手の部分が破れて使い物にならなくなってしまいました。僕は今現在、夜勤の仕事後に職場から直接語学学校に向かっており、語学学校終わりに体力がまだあれば、図書館で勉強しています。家を離れる時間が長いので、色んな必要なものを入れていました。辞書やら飲み物や食べ物も入っていたので、結構な重さでした。ある時うっかりしていて、乗りたかった列車に乗り遅れそう…ということで必死で走ったところ、ビリッと敗れてしまったのでした。僕はドイツに来てからというものエコバッグ大好き人間なので、気に入ったデザインのものが使い物にならなくなるとショックなのでした。

普段使いにもちょっと不調なパソコン、そしてスマートフォン、色々なものを持ち運ぶのに便利そうな大きめのバッグ…ここのところ「買うべきもの」が増えました。まだ今すぐにどうしても必要で買わなければならないものはありませんが、今月はとにかく、質素倹約生活です。

ところで、久しぶりに体重を測ったら3キロ痩せていました。一時期過食かというくらい食べまくって太っていたので、ちょうど良かったかもしれません。食べる量が減って、でも勉強のやる気と勉強量が減ったら理想的ですね。このクラスが終わる頃、体重はどうなっているのか…ストレスで過食やら拒食になってしまわぬよう、健康的に痩せられるように頑張ってみます。

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