【D】ドイツ語学校生活5週目経過~落第点の恐怖とポジティヴ転換~

Leben

気が付いたらまたあっという間に1週間が終わっていました。そして、いよいよ年末!12月になっていました。今回は、語学学校生活5週目経過時の様子について書きます。

最近イライラしてしまうことが立て続けに起こってしまいました。先週の別の記事にも書きました通り、僕は語学学校のために夜勤の仕事をしているのですが、ここのところ僕の引継ぎとして朝出勤して来るべきスタッフが「来ないことが当たり前」になっているのです。まだ救いなのは、色々なスタッフがそうなのではなく、特定の1人だけが遅刻もしくはドタキャン常習なのです。出社すらして来ず、別のスタッフが急遽駆り出されるときは仕方ありませんが、その某スタッフが遅れて来る際は、平気で僕に仕事を手伝えと言ってくるし、結局語学学校に間際にでも間に合う時間も知られ、それも計算に入れられているような気がしております。最近、重い辞書を持ちながらよく朝から走り回っている気がします。

夜勤の仕事は、いつも僕が出社する時間帯に賑やかな時は、夜中じゅう全体的に忙しい傾向があるのですが、ここのところはそうではなさそうです。毎日状況が違い過ぎて完全に読めません。今日のシフトは平和に終わった…と思った日には朝番の同僚が出社して来ないなど、何かしらアクシデントに見舞われました。そしてついに、僕自身も2日連続でやらかしてしまうのでした。

夜勤終わり→語学学校→図書館→睡眠→夜勤

というルーティンを組んで実行していますが、図書館に行くことすら辛くなってしまった日がありました。そして、宿題を完全に終わらないまま翌日、また翌日へとやるべきことが増えて行きました。図書館に行くと結構集中出来るので、やはり僕は図書館に行くぞ!とは思うものの、どうしても体力的にしんどい日が何日かありました。そんな日は無理して行かずにさっさと帰宅して夜勤に備えるのですが、眠って起きたら出社時間を過ぎてしまっていた…ということが2回もあったのでした。同僚にすぐ電話をして謝れた日と、携帯電話の充電を忘れ電池切れになってすぐに連絡出来なかった日もあり、語学学校と仕事を上手く両立出来ていない自分を悔やみました。

今週は、語学学校では3人の先生にお世話になりました。僕のクラスのメインで担当くださる先生が2週間休暇だったので、その休暇の間の代理の先生がまず1人、そしてその先生の授業は本来は先週終わるはずが、クラスの本来の担当の先生が病欠するとのことで、急遽延長、しかしまだまだ数日先も病欠になりそうとのことで、さらにそのピンチヒッターの先生もいらっしゃいました。結局今週中には担当の先生も無事に戻っていらっしゃいました。「インフルエンザに罹っていました」とのことでした。のどが痛くてあまり声が出ませんが…と言いながら、今週は後半の2日間授業をご担当くださいました。

3人の先生を比べると、どの先生も素敵なのですが、メインでご担当くださっている先生が結構僕には合っている気がするし、1番好きな先生かもしれません。しかし先生からは、今週行われたテストで「あなたにはガッカリだわ」と言われてしまいました。授業の雰囲気やら課題を見ていて、ここまでの酷いスコアとは想像もしなかったとも言われました。テストで初めて落第点「5+」を取ってしまったのです。ここのところ直近で行われていたテストも、酷いスコアが続いていました。これまでどうにか合格点だったのですが、ついに落第点にまで落ちてしまったか…そして宿題もやらなければと思いながらも身体がついて行っていないようなで、とにかく久しぶりに凹みました。と同時に、「このままではいけない!」という気持ちも芽生えたのでした。

ここのところ自分にとって最も癒しの曜日は土曜日です。1週間が終わった、という安心する気持ちと、語学学校が休みで、同僚が遅れようがドタキャンで休もうが、プレッシャーやイライラはありません。図書館で体力が持つ限り勉強をするだけなので、のんびりカフェで朝食をいただいて、溜まった宿題を片付けます。

そういえば今週やたら話題になった「ホメオパシー」についての課題も出ました。

自分の国ではどういう状況か、という点について触れなければならないので、日本語でも色々調べてみました。僕はホメオパシーについては全くこれまで無知でしたが、調べてみるととても興味深い内容でした。そして、ドイツではある程度の評価を得ているものの、日本では医療行為としての位置付けではないようでした。今現在授業で習っている分野は、難しい領域ではありますが非常に興味深いです。今はインターネット上で色々な情報に簡単にアクセス出来ますし、日本人の医師の方のブログは分かりやすくて読みやすかったので気が付けばかなり読み込んでしまいました。

実は週明けには発表があります。今のクラスでは、全員が当たるわけではないのですが、大学に行く人は必ず!ということで、僕も発表の日が割当てられました。テーマについては、今現在の授業でのテーマ4つのうちから選ぶものでしたが、実は早いもの勝ちだったようで、僕は余っていた医療分野でした。ちなみにその分野の発表を行うのは、母国で医学部を卒業、さらにドイツで医師を目指しているというクラスメイト2人と僕の合わせて3人です。僕だけ異色ですし、ひたすら自信がありませんが頑張ってみます。

最近イライラしていることはまだありました。それは、大量のプリント整理です。今現在お世話になっている語学学校では、他の語学学校のように教科書を使用しません。語学学校の独自教材のみで授業がなされます。この資料さえ見ていれば良い、という渡しっぱなしプリントではなく、授業に参加して空欄を埋めていくタイプのものです。そしてそれは冊子みたいにはなっておらず、授業の度に紙が数枚ずつ配られるのです。プリントの量は恐ろしく大量で、毎回持ち運ぶには結構な重量になります。

勉強の極意は復習にあり!記憶が曖昧な箇所は繰り返して覚えて行くべし!ということを聞いてから、1回解いた問題のプリントも複数回見返す癖を付けました。さすが、色々な勉強方法ハウツーで紹介されている方法、かなり効果を発揮出来ている気が致しました。効果的な勉強方法として、自信がないものは復習回数を増やして、比較的自信があるものは復習回数を減らす方法のようです。毎日持ち歩くファイルからプリントがどんどん減らしていけるようにしたいのですが、毎日プリントが恐ろしく増えて行くので困っております。しかも、「これさえ取り敢えず覚えれば!」という表現リストが増えて行くのです。結局覚えなければならないものは多そうですし、僕の常時携帯ファイルのプリント量はしばらく軽くはならなそうです(笑)

体力的な辛さは感じますし、色々上手くいかずにイライラしてしまうことが多い1週間でしたが、総じて充実した1週間を過ごすことが出来たように思います。何より、勉強をしていて楽しいと思えたり、勉強する時間を失うこと、足りないと思うことにイライラしてしまうことも、大きな進歩かもしれません。

ここのところ、語学学校近くのパン屋さんの店員さんやバイエルン州立図書館の受付の方たちが僕の顔を覚えてくれ、色々と話し掛けてくれるようになりました。しんどくなって今日は休もうと思ってしまっても、顔馴染みの人たちが何気なく声を掛けてくれることが嬉しくて、彼らに会うと安心したり、よしまた頑張ろうと思うのです。自分だけの力だけでなく、なんとなく周囲からも支えられているなと感じます。職場でも、とある遅刻常習者1名を除いて、いつもテスト頑張れ!とかドイツ語そんなに頑張っていて尊敬するし自分も勉強頑張らなきゃ!と言ってもらえています。僕が寝坊して遅刻してしまっても、気にしないで!毎日頑張ってるんだしそんなこともあるさと優しく許してくれたり、色々と手伝ってくれて協力的なのです。こんなにも多くの方々から応援して頂いたり支えて頂けるなんて、非常にありがたいことです。

テスト本番まであと2週間となりましたが、自分の出せる力をしっかり出せるように頑張ってみます。

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