【D】夏の規制緩和

コロナウィルス騒動がなかなか収束する気配が見えないままではありますが、この度僕が現在生活しておりますバイエルン州では、「規制緩和」が発表されました。今回は、その規制緩和の内容について書きます。

ドイツの他の州でも、公共交通機関利用時であったり、病院・老人ホーム等の施設訪問時「マスク着用義務」がありましたが、バイエルン州ではずっと「FFP2マスク着用」とマスクの種類の指定がありました。しかし、2022年6月28日の州政府発表の通り、本日2022年7月2日より4週間、7月30日までは、OPマスク(通常の不織布マスク)の使用も認められるようになりました。(16. Bayerische Infektionsschutzmaßnahmenverordnung Paragraph 2 Maskenpflicht)

OPマスクの使用も可とはなりましたが、基本的には「FFP2マスクは推奨される」とのことです。公共交通機関の掲示物、車内アナウンス等では現時点ではまだ「FFP2マスク着用義務」について案内されていますが、本日から当面の間は「義務」ではありませんので、OPマスクで問題ありません。マスクをせずに地下鉄やバスに乗車する人たちの姿が見受けられることがありますが、マスクは着用義務自体はまだあるので、警察による取締りが行われた場合は250ユーロの罰金が科されることがある点は注意が必要です。

その他、「社会的距離の確保」「消毒等の衛生管理」「罹患後の検査義務」については引き続き推奨されます。

ここのところ、ヨーロッパでは再感染拡大が懸念されており、フランス、ギリシャ、イタリア、オーストリアなどは比較的高い罹患率が報告されています。

ラウターバッハ保健相は、夏の感染拡大に直面し、この度のバイエルン州政府の対応を「明確な失策である」と批判しました。夏の旅行者が多い時期で、さらにドイツ国内では「9ユーロチケット」の助けもあり、人の移動が活発となっております。急激な感染拡大が発生し、規制強化によって再度大きな制限措置が行われないことを願うばかりです。

ところで、ドイツ国内における鉄道やバス等の公共交通機関の利用に際しての「マスク着用義務」は、ハンブルク州及びベルリン州では、目下引き続きFFP2マスク着用義務があります。

ザクセン州においては、マスク自体「着用推奨」であり、堂々とマスクなしで乗車も可能とのことです。このように州によって多少の際があります。また今後状況次第では変更の可能性もあるので、常に最新情報を確認することが求められます。ご旅行予定のある方は、特にご注意ください。

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