【D】ドイツ国産大麻の販売開始へ

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ドイツでは2017年3月の法改正を機に、医療用としての大麻使用が合法化されました。そして今年2021年7月、ドイツ国産大麻が一般の薬局での販売が開始されることとなりました。今回はそのニュースについて書きます。

Betäubungsmittelgesetz(BtMG)という法律により、他のドラッグと同様に大麻は規制対象でした。

2017年の「一部合法化」についてのポイントは、「大麻の使用」については、科学的研究または医学的な目的に限り認められ、「医療目的での販売」について許容されるようになり、一般の薬局や国からの認可された商店が大麻を取り扱えるようになったことです。購入には医師の診断書が必要で、あくまで「医療目的」である場合に販売が許可されるものです。また、大麻を利用したテラピーの費用に関しては、多くの健康保険組合が「保険の対象」としています。快楽目的の個人使用について合法化されたというわけではありません。違法な栽培、生産、販売、所持、使用等については、5年以下の懲役または罰金刑が課されます。(根拠法:BtMG §29)量刑に関しては、州によって異なります。

これまでドイツ国内で使用されていた大麻草は多くが輸入品でしたが、この「一部合法化」を受けて、大規模国内生産が開始されました。非常に長い輸入プロセス、手続きを経ていたものを大幅に短縮化、また価格も大幅に抑えることが可能となりました。目下、国からは3業者が栽培の認可を受けており、大麻草を栽培しています。今年から一般の薬局において広く「Made in Germany」大麻が正式に世に出回ることとなります。

☆☆☆大麻に関するドイツ語単語☆☆☆

  • das Betäubungsmittelgesetz(BtMG):麻薬法
  • das Cannabis:大麻
  • das Marihuana:大麻(マリファナ)
  • das Haschisch:インド大麻から作る麻薬(ハシシ、ハシシュ)
  • der Hanf:麻
  • kiffen:大麻を吸う
  • der Kiffer: マリファナ常習者の男性
  • die Kifferin:マリファナ常習者の女性

 

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