【D】試験までのカウントダウン開始

今日も夜勤明けに元気よくドイツ語の語学学校に行って参りました。今回は、ピンチヒッターの先生の授業について書きます。

僕が現在お世話になっている語学学校のクラスでは、メインでご担当くださる先生が休暇の間の2週間だけ、別の先生に授業をご担当頂きました。その先生は素敵な先生で、僕がこれまで色々語学学校に通い、お世話になった先生の中での「素晴らしかった先生ランキング」の上位ランクイン間違いなし!という程で、毎回の授業が楽しく、非常にお世話になりました。実はその先生の授業は本当は先週金曜日で終わるはずが、本来のご担当の先生が病欠をするということで、昨日が最終日でした。

「今日は本来はこのクラスの担当予定ではありませんでしたが、時間的に問題なかったので、同僚の病欠の代理を引き受けました。が、明日も彼女は病欠すると連絡が入りましたが、明日からは私は別のクラスを担当することになり、ここに来ることは出来ません。明日だけなのか、明後日もなのか…分かりませんが、誰か別の方が来るはずです」と、お世話になった先生と昨日に別れ、今日はまた別の先生にご担当頂くことになっていたのでした。

教室に現れたのは、結構ご年配な女性の先生で、雰囲気からして独特な空気感を醸し出している方でした。先生の自己紹介は非常に衝撃的な内容でした。まず、先生は某超一流有名企業のドイツ語講師であり、Goethe Institutでも教えていらっしゃるようです。ドイツ国内だけでなく、国外のGoethe Institutにもお勤めだったことがあるようで、結構アジア通なようでした。そして、ご担当クラスはずっとC1やC2レヴェルなどの上級クラスをご担当されているようで、試験監督も数多くご経験されていらっしゃるとのことでした。僕だけでなく、他のクラスメイトたちもみんな「おぉ!」というリアクションを取ることがあり、ただ者ではない物凄い先生なのだということが分かりました。そして、こんな先生にご担当頂けるなんて…と、テンションはかなり上がりました。

先生は、Konjunktiv(接続法)が大好きらしく、「私が最も大好きなKonjunktiv~!C1レヴェルでは必須です!あなたたちにまずこれ宿題ね!」とプリントをくださいました。「私Konjunktivが一番好き~!Konjunktiv2が好きだわ!」と謎セリフを言いながらプリントを配っていらっしゃったのと、他にも色々と説明の際の言い方であったり、勝負下着の話など、たくさん笑わせて頂けました。

「私がこのクラスを担当するのは今日1日だけなんですが、このクラスを今日担当するって決まったのは昨日の割と遅い時間で、しっかり準備も出来ていないんですよね。取り敢えず今日のテーマと、これだけは絶対に覚えておいてっていう重要表現のプリントだけは用意して来ました!」と、本日から新たに始まるテーマ「Medizin」と、外国人ドイツ語学習者にとって結構難しいと思われる「Funktionsverbgefüge」のリスト及び練習問題が配られました。先生の授業が今回の1日のみで完結する感じで、宿題の問題の解答も全て配られたので、今日だけで結構なプリントの量でした。

授業中、聞き取り試験対策が行われました。テーマが「Homöopathie(ホメオパシー/同質療法)」についてでかなり難解な内容でした。「ホメオパシーは、ドイツ人によって提唱されたものなので、外国人向けのドイツ語の試験の課題に割となりやすいテーマです」と先生がおっしゃり、頑張るぞ!と気合を入れましたが、先生の音読の声がソフト過ぎて子守唄にしか聞こえず、夜勤明けの疲れもあって寝てしまった…と言いますか結構ボーッとしてしまい、問題の個所をかなり聞き逃しました。ただでさえ難解なテーマなのに、こんな様子なら、そしてこれが本番の試験だったら終わっているなと思ってしまいました。聞き取り試験は2回試験官の先生がテキストを音読なさるので、もう1回チャンスがある!と思い、集中して聞いたところ、割と最終的に答えは合っていたし、僕が自信を持たなかった個所に、先生に「許容範囲」と言って頂けました。

授業中は別に普通かなと思ったのですが、テキストを先生が音読なさる時だけ異様に眠気に襲われた気が致しました。この現象は何だったのでしょうか…。

先生が授業の終わりに「あら、あなたたちの本来の先生明日も病欠ですって!というわけで明日はまた私が担当します。じゃあ私が大好きなKonjunktiv2のプリントと、ホメオパシーに関する問題のプリントを宿題とします」と言い、授業が終了しました。すごく素敵な先生だったので、明日もお会い出来るのが嬉しいです。今夜は夜勤の仕事がないので、明日の朝はしっかり万全の状況で授業に参加するようにします…。別の記事でも少々書きましたが、最近「とある同僚」に困っています。今朝も色々とすったもんだがあり、こんなことが今後も続くのは嫌ですし、転職意欲は上がってしまったかもしれません。ここのところ、体力的に慣れて平気になった部分とそうでない部分が結構ハッキリと分かって来たかもしれません。

ところで、授業で取り扱われた内容の「ホメオパシー」について、結構気になったので日本語で検索をしてみました。すると、天下のウィキペディア(特に日本語版)には衝撃的な内容が書かれてありました。

用いられる薬の「レメディ」は、現代医学の見地からはただの砂糖玉にすぎず、それ自体に害は無い。しかし本来は適切な医療行為を受けるべき人が代わりにホメオパシーを使うことで死亡事故などが引き起こされる事がある。日本では2009年に新生児に与えるべきとされるビタミンKシロップの代わりに助産師がこの療法を用いて新生児が死亡した事件(山口新生児ビタミンK欠乏性出血症死亡事故)がある。

日本学術会議が2010年8月24日、ホメオパシーの効果について全面否定し、医療従事者が治療法に用いないよう求める会長談話を発表…(以下略)

とのことでした。その他の国では「医療分野」として認められているようですが、日本では効果も、医療分野であることも否定されているようでした。「ホメオパシー」については今日初めて知った内容でしたが、調べてみるとなかなか面白い内容でした。僕は結構言葉を知らないので、ドイツ語の授業を通して知った言葉を日本語では何というのか、また日本での状況も併せて調べて見ると面白いですし、少し賢くなれた気がして気持ちが良いです。語学学校にまた通い始めてみて良かった、と心から思えました。

そういえば今日からDSH試験申込開始となりましたので、早速申込みをしました。前回の試験と同様ミュンヘン大学(LMU)で試験が行われますが、違うキャンパスで行われるようです。以前の先生からは「毎回同じ場所」と聞いていましたが、違ったので驚きでした。僕からすると、来月の試験会場の方が町の中心地に近くて便利な場所で助かります。

ここのところ、授業中に行われるテストのスコアが悪過ぎて、受験するのはちょっと躊躇いましたが、2022年最後の挑戦ということで、頑張ってみます。語学学校に通うと決めた時も、試験を受けると決めたときもそうですが、お金を入金した後は「もう後には引けない!」という気持ちになって、ハラハラドキドキ・緊張感が止まらなくなります。試験を申し込んだ今日から、いよいよカウントダウンです!

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