【D】朝活ドイツ語サークル~telcテスト実践編~

毎週日曜日の朝恒例となりつつある「朝活ドイツ語サークル」は、今回で第6回目を迎えました。今回は、その様子について書きます。

本日は、某カフェの営業開始時間に、B1レヴェルの受験予定のAさん(仮名)と、B2レヴェルの受験予定のRさん(仮名)と3人で集まりました。僕らが集合している某カフェは、非常に雰囲気も良く、日曜日の朝からゆっくり過ごせるカフェで、さらに長居しても文句も言われない場所なので僕らの「いつもの場所」となりつつあります。僕らがいつも開店時間にすぐ入る朝一番客で、好きな座席を選べる状態です。店の奥の角の席は、まるで「予約席」状態となっております。本日は、開店作業をするスタッフがバタバタしていて「同僚が来ないから私1人で大変で…20分くらい待ってくれる?!」と言われビビってしまいましたが、寒い外で待てとは言われず、営業開始時間にもなっていたので、さすがに中には入れて頂けました(笑)店員さんには謝られましたが、僕らはどうせ長居するし、別にこちらは急がないのでどうぞどうぞ~という感じでした。

3人揃ったところで、少々世間話になりました。ほぼ定期的に会うメンツですが、やはり日々目まぐるしく物事は動いているなと感じます。僕の人生にはほとんど変化はないので、目新しい話題と言うのは特にないのですが、2人からは新しい色々と話しが聞けて非常に面白いです。ほぼ仕事しかしていない独身のオッサンには良い刺激になっているかもしれません(笑)そのうち、語学学校のように「最近あった何か面白い話」を「ドイツ語で」話してもらうようにしてみても良いかなと思ったのでした。これは、僕がドイツに移住して割と初期の頃にお世話になった語学学校のB1レヴェルのクラスで、毎回行われていました。完璧に言えなくても、自分が持つ語彙力を使って言いたいことを言えるようになる訓練にはなりそうです。

以前Aさん(仮名)の希望で、みんなで会うときは口述試験の対策をしたいと希望を言われていたのですが「やっぱり語彙力が…」とのことで、違うトレーニングをすることにしました。僕自身がかなりお世話になった某語学学校の先生が仰った通り、語学の勉強は何から手を付けたら良いか…LESEN!(読解)という教えに従い、しばらくはある程度の長さのテキストを読むトレーニングをすることにしました。

本日取り扱った教材の内容は、少々単語が難しい部分がある内容なので、事前に準備をしてもらっていました。

法律の分野は非常に難しい分野ではありますが、B1レヴェル相当の「Integrationskurs(インテグレーション/統合コース)」の配当にもなっています。日本語で歴史や文化的背景について分かっている部分があれば、試験で出題されたとしても、問題なく内容を理解出来るはずです。ドイツは敗戦、東西分割、さらに再統一という世界的に見ても珍しい歴史を持つ国ということもあり、試験問題のテーマとして取り扱われる可能性は十分にあるのです。

今回取り扱った教材の中で、特に重要な単語・表現はたくさんあります。

die Verfassung:

provisorisch:

das Provisorium:

geltend:

gelten als:

dienen zu:

die Besatzungszone:占領地区、占領地域

verabschieden:

sich verabschieden:

※教材本文内に出て来るverabschiedenと、sich verabschiedenの意味の違いは??

die Wiedervereinigung:再統一

verzichten auf:

Aさん(仮名)は仕事の関係で途中で抜けてしまったのですが、僕が準備していた他のプリントだけ宿題ということで渡しました。Rさん(仮名)には引き続き、その場でプリントの問題を解いてもらうことにしました。プリントの内容は、telc公式が無料で開放している模擬テスト問題があったので、そちらを拝借したものです。語彙力強化の為に、読解問題の「Sprachbausteine」部分を解いてもらいました。Rさん(仮名)はB2レヴェルの試験を目指されていますが、今回はB1レヴェルの内容でした。

各設問ごとに選択肢が与えられているタイプの問題は、非常によく出来ていらっしゃいました。10問中9問正解だったので、お見事!という感じでした。Rさん(仮名)をてこずらせたのは、単語のリストがまとまってあり、その中から適切な語を選び出して、適切な箇所に入れるというタイプの問題のようでした。問題を解きながらつぶやいていらっしゃった独り言を聞く限り、かなり良い線に行っていらっしゃる感じがしたので、間違われた問題については非常に「惜しい!」「もったいない!」という感じがしました。答えを言うと、「あぁ、そうだったか…!」「確かにその言葉は聞いたことがある!」とかなり悔しそうな感じだったので、全く分かっていない状態ではないですし、もう彼女には「肩慣らし&復習のB1」は今後不要かなと思ったのでした。

まとまった単語リストから文中に当てはまる単語を選び出すタイプの問題で、文中のどこにどの単語を当てはめて良いか分からなくなったら、リストを見ずに自分だったらどういう文章を書くかをイメージして、意味を取りながら考えると分かりやすいです。イメージした単語がリスト内にあれば、それがきっと正解でしょうし、リストになければ、同様の意味の別の単語を探すのです。ある程度答えが揃った状態で、まだ分からない箇所があるようであれば、既に別の問題で使用している「確実に違う」と言える単語以外、全て放り込んで見たら良いかもしれません。音感でしっくり来るものや、「これは絶対違うな」というものがある程度絞れます。

Rさん(仮名)は、毎回時間めいっぱい参加くださり、彼女の「凄まじい伸び」を感じます。今後はB2レヴェルの模擬試験問題を取り入れて、具体的な試験対策を進めて行きます。

今回、実はRさん(仮名)に一部誤った説明をしてしまいました。帰宅後にすぐ調べ、すぐに訂正と謝罪のメッセージを入れました。かつて自分がしでかしたミスの内容をそのまま伝えてしまったのでした。ノートを見て「また間違えた!」と自分の愚かさにガッカリしてしまったのですが、なんとなく話しながら違和感を感じていたので、すぐに調べて間違いに気付けて良かったなとも思えました。

人に教えるってやはり難しいですが、かなり自分自身の勉強にもなるなと強く感じた回でした。

自分自身のC2レヴェル試験対策の勉強も、ぼちぼち始めて行きます。

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