【D】紛らわしい表現の誤解解消~Die meisten, meistens, am meisten編~

Die meisten Schüler verwechseln meistens die Wörter die meisten, meistens, am meisten.

内容としては実際はB2レヴェルの内容ですが、C1レヴェルの試験でも重要な「混同して間違いやすい表現」として有名なDie meisten, meistens, am meistenについて紹介します。

※接続する名詞の性により定冠詞は変化しますが、試験問題問題等で紛らわしい複数形の場合で登場することが多いそうなので、ここでは敢えてDie meistenの表記としております。

まずこれらは、意味・用法としては下記の違いがあります。

  • Die meisten + 名詞(この場合は複数形):形容詞、vielの最上級「最も多くの~は」
  • meistens:副詞、「たいていは~である」「普通は~である」
  • am meisten:副詞、viel,sehrの最上級「最も~である」「一番~である」

最も分かりやすいものは「Die meisten」の場合で、必ず名詞(この場合は複数形)と結合します。空欄の穴埋め問題の場合で、名詞の直前であればmeistensやam meistenが入る可能性はゼロです。

meistensは、頻度を表す副詞で、名詞以外(主に動詞)を修飾する単語です。空欄穴埋め問題では、混乱しそうになった場合は他の「頻度を表す単語」で代用出来そうかと考えると間違いにくくなります。

≪他の頻度を表す単語例≫niemals, selten, manchmal, häufig, immerなど。ちなみに、meistensの意味が一致する置き換え可能な表現はfast immerです。

am meistenは、vielとsehrの最上級で、文脈から必ず何か比較対象が確認出来「(その中で)最も~である」と表現する場合に用いられる表現です。

≪例≫Eine Freundin liebt Blumen. Am meisten liebt sie Rosen.

とある女性の友人は、が好きです。(花のうち中でも最もバラが好きです。

ところで、Am meistensという表現は存在しません。語学学校の上級レヴェルのクラスの生徒たちの間でも誤用されることが多いそうで、「最もやってはいけない間違い」として注意喚起がなされています。


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