【D】朝活ドイツ語サークル始動!

Lernen

先日別記事にて紹介しました通り、僕は日本人の元同僚たちにドイツ語を教えることとなりました。今回は「朝活ドイツ語サークル」初日の様子について書きます。

僕がドイツ語を教えるのは計2名の予定ですが、初回である今回はドイツ語B2レヴェルの試験合格を目指す1名とのみ会いました。彼女は既にゲーテインスティテュートのB1レヴェルの試験には合格しているそうですが、相当時間が経過していて、さらに久々にドイツ語を勉強するとのことで、やや自信が無さげとのことでした。彼女のレヴェルがどのくらいなのかも見たかったので、僕はB1レヴェルの教材を準備しておりました。

先日本屋さんで自身で購入した本の問題集を解いて来た問題、間違えた箇所を見せてもらい、答えを見てもどうしても分からなかった部分を質問してもらいました。

見てみると、活用変化(Deklination)の部分の間違いが多いようでした。そして結構多く間違えてしまったことに対して落ち込んでいらっしゃる様子でした。しかし1つずつ確認すると、きちんと「あ、ここはDativ(3格)でしたね?」「どうしてこうやって書いちゃったんだろ!ここはAkkusativ(4格)なのに!」などと、ご自身で気付ける部分が多かったのです。

Das hübsche Mädchen gefällt mir.

このような文章があった際に「そのカワイイ女の子は私のことが好きだ」と誤訳されたので、gefallenという動詞は気を付けてくださいとアドヴァイスしておきました。どの部分が「意味上の主語」になるのか気を付けるべき表現は、語学学校に通えばとことん叩き込まれる箇所です。散々しつこく語ったので、きっともう間違わないことでしょう、と僕は信じております。

僕が今日気付いた彼女の悪い癖は、ドイツ語単語の意味を日本語で「~に、が3格」「~を、が4格」と覚えてしまっていることでした。概ね間違いではないのですが、どうしてもその通りに行かない単語が結構あるので、3格支配や4格支配の傾向を覚えてもらうことにしました。特に3格支配の動詞は独特で、テストにも出やすいものが多いのでしっかり覚えてもらうことにしました。

ちなみに活用変化は、結構ペラペラと思われている人たちも言い間違いが多いですし、実際にC1レヴェルの授業に参加している生徒たちでも割と出来ていない人がいます。頭の中では文法のルールを分かっていらっしゃる感じだったのと、ゆっくり解けば正しい答えが分かっている感じだったので、多く間違えたところでそんな大したことはないなと思えたのでした。この点はさすがゲーテB1レヴェル合格者!という印象を持ちました。

ご自身が持ってきた本の他、僕が準備した教材に目を通してもらいました。

参照URL:https://www.deutsch-to-go.de/wohnen-in-deutschland/

この「Deutsch to go」は、僕が以前お世話になった語学学校の先生が運営に直接携わっているとのことで紹介を受けたウェブサイトです。ドイツ語全レヴェルに対応、文の長さもそう長過ぎず、テーマもテストで出題されがちなもの、ニュースで取り上げられた話題などに対応していて取っかかりやすく、割と気軽に勉強に利用出来るウェブサイトです。何となくスマホをいじってしまっている間に、ふと思い出したらササッと勉強が出来そうですね。

このウェブサイトは、実際にドイツ語教師をされていらっしゃる方の音読データと、各テーマに設問があるので、リスニング対策に使えます。また、そのテキストのPDFファイルも用意されているので、読解問題としても利用出来ます。自習用に色々と工夫して使えそうなので、紹介しましたところ「そんなサイトがあったなんて!」と喜んでもらえました。

僕は今回、聞き取り問題としてではなく、本文を読んでもらい、日本語訳やら要約をしてもらいました。

in den eigenen vier Wänden: (本文の意味では)家、アパート

というような面白い言い換え表現は、読解問題として見てみても面白いものです。解説をするとかなりスッキリされた表情が見受けられました。B2レヴェルの試験合格のために、言い換え表現やら、代名詞が指すものが何なのかを見極めてもらうことには慣れてもらう必要があるので、今後も教材として使えそうな面白そうな文章を探してみます。

初回であった本日は、最初少々おしゃべりをしましたものの、真面目な勉強時間だけでも4時間くらいでした。気が付けば4時間も勉強していました!時計を見て2人で驚きました。

僕自身はまさに夜勤明けだったのですが、まぁそんなに疲れは感じませんでした。今回嬉しかったのは、元同僚がしっかり自習(B1レヴェルの復習)していたことと、自身の間違いに気付いたときにすごく嬉しそうなリアクションを示してくれたこと、また改めてドイツ語を勉強するのが楽しいと言ってくれたことでした。このようなやる気に満ち溢れた人を目の前にして、僕も自然と楽しく、そして頑張れる気がしたのでした。第1回目の勉強会は、自画自賛ではありますが割と良い感じだったように思います。

次回はまた日曜日の朝、某カフェで会う約束をして別れました。次は今回参加することが出来なかった別の元同僚も参加予定です。次回は果たしてどうなるか、またまた楽しみです。

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