【D】転職後の悲劇

先日から新しい職場で働き始めました。先日「ドイツ転職活動の注意点」などという記事を書いておきながら、アクシデントに見舞われました。今回は、僕が入社早々に経験したアクシデントについて書きます。

まだ働き始めたばかりなのですが、非常に職場の雰囲気の良さを感じ、転職して良かったと思える環境に満足しています。新しい環境なので、当然覚えることも多いのですが、かつての知識や経験でカヴァー出来る部分が多く、精神的に少々余裕を持てているかもしれません。

何と僕はこれまで、様々な業界、業種を渡り歩いており、経歴がかなり特殊です。転職と言えば、大方の場合は同業界、同業種などでされる方が一般的かと思われますが、僕はこれまではそうではありませんでした。今回は「以前にも経験したことがある業界・業種」間の転職なので、これまでの転職の際に比べると不安やストレスはほぼありません。

順調かなと思った矢先に、面白い事件が起こりました。僕が今の会社に入社する際に、「現在、人員不足のために、Zeitarbeitの方を雇っている」と上司から聞いていました。Zeitarbeit/Zeitarbeiterとは、日本語に訳すならば、その会社で雇われている直接の従業員と違い、派遣会社からやってきている派遣労働/派遣労働者のことです。

Zeitarbeitは、労働時間や日数の交渉がしやすく、フルタイムで働くのが難しい状況ではあるが働きたい、という場合には便利です。仕事を割とすぐに紹介してもらいやすく、長く気に入って働いているうちに、直接雇用に切り替えてもらえる可能性もあります。もし万が一派遣された職場が気に入らない場合も、割と早い段階で他の職場を紹介してもらえ、入社・退社の手続きもスムーズです。

一方でデメリットとしては、給与水準が高くないことと、いつでも解雇されてしまう可能性があるという点です。僕の職場の場合で言うと、フルタイム社員が確保出来ずに派遣会社を利用しているということなのですが、それでも安定して働いてくれるスタッフの確保が難しい状況だったようです。今回、僕が雇われることになり「フルタイム正社員」が増えたので、Zeitarbeiterの方々には退職をしてもらう…というはずだったようです。が、ここで問題が起こります。

現在、勤めている人で、僕が働く予定のポジションの方が解雇に応じない、職場に残りたいと主張したという事態が発生しました。個々の契約の状態・状況は詳しくは分かりかねますが、会社が出した結論は、今月の僕の労働日数を極端に減らすこと、でした。色々な友人にも聞いてみましたが、「Zeitarbeitってすぐクビに出来るんじゃなかったっけ?」との認識のようでしたが、自分自身で調べてネット上で見ても、いつも毎回簡単に数日でクビに出来るものでもなさそうでした。

説明では、今月中にはその人たちもどのみち辞めるので、もしも違うポジションでも良ければ働けるし、もしもそれが嫌ならば、労働時間は減るけれども、その分の給料は目減りしないということでした。労働の日数そのものが減っているので、手当が付かない、多少の残業は残業時間とはカウントされないようなのですが、入社早々予想しなかったアクシデントに見舞われ、早速「たくさん休んで!」と連休の提案がありました。

まるで、

と言われているような感じがして、やや恐怖感を感じましたけれど、せっかくなので、連休を楽しむことにします。

もう1つのアクシデントは、これは自分が悪いことなのですが、僕が給料日を面接時に聞かなかったことでした。まさか給料が1ヵ月遅れて支払われるとは…。さらに、先月まで働いていた会社からの給料額もかなり少ない、明らかに間違われた金額が入金されて、人事スタッフに調査依頼中です。

せっかく連休を多くもらって、働かなくて良くても、お金がピンチになっては仕方がありません。7月末日にしっかりお給料が貰えるまで、質素倹約生活です。実は先日、ドイツ語学校にも申し込んでしまったのですけれどもね。

金銭面でややピンチ!と言いましても、ドイツ語学校生活がまた始まるまで、せっかく時間があるし、どこにも行かないというのはもったいない!ということで、ちょっとした旅に出掛けることにしました。

今日は、友人たちとフランクフルトで過ごし、きれいな満月が見れましたよ。

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