昨年に引き続き、今年も「期限」が近づき間際のドタバタを経験致しました。今回は、2022年の僕のエーゲ航空「マイル/ステータス修行」について書きます。
昨年、スターアライアンス系航空会社であるエーゲ航空のゴールド会員資格を得ることが出来ました。エーゲ航空は、スターアライアンス系航空会社の中では、マイナーな航空会社かもしれませんが、マイルオタク界隈では有名なはずです。なぜなら、スターアライアンス系航空会社の中で「最もゴールド会員資格を得やすい会社」として、人気の高い航空会社だからです。
通常、エーゲ航空のゴールド会員資格を維持するためには、
- エーゲ航空またはオリンピック航空を4回以上利用かつ12000ステータスポイント以上
- スターアライアンス系航空会社利用24000ステータスポイント以上
のいずれかが必要です。エーゲ航空のゴールド会員資格取得時よりも基準が緩くなっているので、一度ゴールド会員になれましたら、可能な限り維持し続けた方がお得です。欧州在住者の場合は、エーゲ航空/オリンピック航空を年間に4回利用する方法を取る方が断然楽です。さらに、今年2022年に関しては、疫病流行の影響を受けた昨年2021年の状況に鑑み、エーゲ航空またはオリンピック航空4回利用で、10000ステータスポイント取得で済むようになっておりました。ただ、システムエラーなのか、人によって多少違ったのか定かではありませんが、同じくエーゲ航空マイラーの友人たちは昨年のカウンターが9000ステータスポイントなっていたそうでした。僕の場合は、昨年の「基準日」に搭乗した便が絶妙に積算されたため、今年度はエーゲ航空/オリンピック航空をあと3回利用するかつ、7500ステータスポイントを取得すれば来年以降もゴールド会員資格を得られる、という状態でした。
いつまでにその条件をクリアすれば、という年間の期限は人それぞれです。前年度のステータス取得をした日が基準日となりますので、僕の場合は2022年9月13日が「基準日」であり、本年度の期限です。
今年は、ほとんど飛行機には乗っておらず、エーゲ航空のカードにポイント積算出来るフライトは大してポイントにもならないはずの1便だけだったのですが、久々に会員画面を見て、気が付けばあと6208ステータスポイントとなっていたのでした。
正直、このような状況になっていた意味が分かりませんが、想定していた数字よりも少なくてラッキーだったかもしれません。僕は昨年のアクシデントを機に、ログイン画面はスクリーンショットして保存しています。エーゲ航空は結構システムエラーが多い気がしますし、今年はやや自分自身にとって有利になったとは言え、謎の現象が起こったことは確かです（笑）エーゲ航空マイラーの方々には、都度スクリーンショットを撮っておくことを推奨致します。
取り敢えず今年は9月13日までにエーゲ航空/オリンピック航空を3回利用かつ6208ステータスマイルを稼ぐ必要があるとのことだったので、仕事を休めた9月12日と13日でビジネスクラスの弾丸トリップ旅程を組みました。
エーゲ航空の修行の際は、ギリシャ・アテネ~キプロス・ラルナカ路線のビジネスクラスが非常に安く（片道160ユーロ程度）、効率的に稼げます。エーゲ航空/オリンピック航空の搭乗回数を満たしたいだけの場合でも、エコノミークラスが片道50ユーロもしないようなかなり安い値段で、しかも多く設定されています。目下疫病の規制も撤廃されていることから、アテネ~ラルナカ間をピストン修行も出来るという状況です。残念ながら今回は期限が迫っているということと、搭乗回数は3回で済む状態ですしやりませんが、いつかやってみたいとは思っております。特に、キプロスがシェンゲン協定加盟国になれば、真っ先にやりたいことの1つです。以前別の記事でも触れましたが、キプロスはシェンゲン協定加盟国になろうとはしているものの、今現在もまだ加盟出来ておらず、相変わらず国境審査があります。
ギリシャ・アテネ空港は、EU域外行きはターミナルのAゾーンを利用します。今回の旅行で楽しみだったのは、今年2022年4月にオープンとなった新ラウンジです。以前は非常に狭く閉鎖的な雰囲気のものでしたが…。
入口からゴージャスな雰囲気で、中も広々と、また高級感を感じるようなラウンジでした。接続便の時間までのんびり過ごしました。
ラルナカに行く際は、チケットは「別切り」にします。旅程上、ドイツからのチケットに組み込めますが、そうすると値段が非常に高くなることが多いようです。なので、僕が推奨する方法は、アテネ~ラルナカ間のチケットだけを別に購入することです。これまで僕が色々調べたところ、その方がかなり安上がりになることが多かったのです。チケットを2回購入する手間がありますが、大した手間ではありませんし、荷物がある場合は、最初に荷物を預ける空港で「別チケットで続きの旅程がある」と申し出れば、最終目的地で荷物を受け取ることが可能です。エーゲ航空のマイル/ステータス修行僧の方は、是非一度お試しください。
飛行機が遅れ、ラルナカ空港にはかなり遅く到着致しました。かつて暮らしたことのある、夜でも暖かい島の風から、懐かしさを感じました。
実はホテルを予約しておらず、ラルナカ空港に到着してから予約するつもりが、ホテル予約サイトがバグを起こしていました。さらに夜中にチェックイン出来そうなホテルが見当たらず、ラルナカ市内のバスも営業時間を終えていたようだったので、空港野宿が決定しました。ギリシャのアテネに戻るフライトは21時間後…という状態で、空港のチェックインマシーンをいじっていますと…。
なんと、無料で便変更が出来てしまいました！元々即早朝便でアテネに戻るつもりが、早朝便は非常に高く、予算オーヴァーでした。なので最安値の21時発の便にしていたのですが、この機械で「早い便に変更する」というコマンドが出て来て、何と4本早い便に変更出来たのでした。注意すべき点は、1回選んでしまうと「あ、やっぱり…」と元の便であったり他の便に変更出来ないことです。僕にとっては、ラルナカ空港での空港野宿時間が短くなりますし、9月13日中までに積算されたフライトが翌年以降のステータスに反映されるという状況ですし、夜ギリギリで達成するよりも早く「修行」を終えてしまいたいという考えがありました。一刻も早く安心感を得たかったので、便変更に迷いはありませんでした。スマートフォンではこのような操作は出来なかったのですが、空港のチェックインマシーンで予約変更が出来るというのは、僕にとっては大きな発見でした。
予約変更を済ませ、早朝便のビジネスクラスでギリシャ・アテネ空港に戻りました。機内では爆睡のため、楽しみにしていたビジネスクラスの朝食は頂かず仕舞いでした。
アテネ空港に無事到着し、アテネ市内のホテルに向かいました。今回の旅程は、アテネで2泊し、その後ドイツ・ミュンヘンに戻ります。マイル/ステータス修行を終えて一安心と思っていましたら⁈
何やら本日早朝の時点で、穏やかではないメールが届いていました。
「あなたはシルヴァー会員にダウングレードされました」と！
即エーゲ航空に電話をし、昨日の搭乗フライトが反映されていませんと伝えましたところ「こういうことはシステム上よくありますので3日くらい待ってみてください。待っても反映されなければ、自分でネット上でMissing milesから申請をしてください」と言われたのでした。
反映までに3日も待っていたら明日のフライトは「シルヴァー会員として」搭乗することになるのか…。「その可能性はありますが、後からゴールド会員にはなれるはずです」と言われ、納得は行きませんでしたが状況はよく分かりました。
昨年も割と間際に達成しましたが、今年は本当のギリギリでした。ギリギリだとこのようなアクシデントに見舞われるんだということが非常に勉強になりました。
今年の前半はまだ疫病に対する規制もありましたし、規制緩和直後は色々と旅行が安定して出来る状況になかったにも関わらず、航空券代金は決して安くはありませんでした。ようやく旅行を楽しもうと思った頃には、間際でバタバタしてしまいました。来年以降はもっと余裕を持って、マイル/ステータス修行が出来たら良いなと思っております。
ところで、一度システム上シルヴァー会員になってしまったようなので、コレクション用にシルヴァーカード発行依頼をしてみました。システム上ゴールド会員に修正されたら、ゴールドカード発行依頼もする予定です。両方もらえるかどうかは分かりませんが、カードが到着するのを楽しみにしています。
