久々に趣味である動物園巡りを楽しんで参りました。今回は、ミュンヘン動物園について書きます。
まず施設の正式名称はTierpark Hellabrunnと言い、「ヘラブルン動物公園」と訳すのが正しいかと思われますが、敢えてここでは分かりやすく「ミュンヘン動物園」とさせていただきます。他にミュンヘン市内に動物園はありませんし、ドイツ語でMünchner Zooと検索すると、Tierpark Hellabrunnの情報にたどり着くからです。
まず行き方は、地下鉄U3番の路線で「Thalkirchen」という駅で下車、その後動物園の案内表示に従って道なりに進むと動物園の入り口が見えて来ます。
入場料は、大人が15ユーロでした。
非常に広大な施設で、実に40ヘクタールあるそうです。日本人の間でよく言われる表現に例えると「東京ドーム8,5個分」に相当します。東京ドームが約4,7ヘクタールらしいので…。僕は関西人ですし、いつも「東京ドーム〇個分」という言い方はぴんと来ませんが、何となく大きさは伝わりましたでしょうか(笑)
ドイツの動物園は、非常に広いことが特徴的です。また、動物を鑑賞する施設が独特で、距離が近くに感じられるような造りになっています。場所によっては、柵があまり高く頑丈な感じではなく、動物が脱走出来てしまうのでは…と一部冷や冷やしてしまうところもあります。しかしそれでも、動物たちが広大な敷地内で、まるで自然に暮らしているようにも見えて、十分な見応えがあります。
今回は、僕がミュンヘンに移住後初めてこの施設を訪れた訳なのですが、確かめたいことがありました。それは、僕の最も気に入っている動物「カバ」についてです。
- 現在のカバの様子
- 今後について
を実際に見たかったのでした。
インターネット上で調べますと、数年前の古い情報のみのようでした。かつていたカバの写真、現在はもうそのカバは亡くなっていて、この動物園にはカバはいない、などの情報を得ることが出来ました。
2018年6月、ミュンヘン動物園公式の記事で「新しいカバにはもう会った?」というものがあり、すぐに詳細を確認しました。
なんと「新しいカバ」とは、木製のカバのオブジェのことでした。
結局、2021年11月現在、ミュンヘン動物園にはカバはいません。しかし、この木製のカバが気になったので、どんな感じなのかを見に行ったのでした。
僕の率直な感想は「う~ん…」です。この「う~ん…」の感情・読み方はご想像にお任せ致します(笑)実際個人的には、オブジェでもカバの存在が確認出来たことは喜ばしい限りでした。出来れば本物に会いたかったものですけれど。
僕がインターネット上で見かけたカバについての情報は、木製オブジェについてだけではありません。
なんと、ミュンヘン動物園では新たに温室施設を建設中とのことで、そこに小型の「コビトカバ」がやって来るそうなのです。
施設がいつ完成予定で、コビトカバはいつやって来るのか、具体的なプランは分かりませんが、またこの動物園を訪れる楽しみが出来ました。今からとても楽しみにしています。
基本的に僕の動物園の楽しみ方は、カバがいる動物園の場合はほぼカバしか見ずに終わりますが、今回はリアルなカバに会えなかったわけですが、初めて行く、そして敷地が広大な場所でしたので、ぷらぷら散歩を楽しみつつ、ゆっくりと満喫致しました。
ドイツではもうすっかり秋で、赤く色付いた木々が美しく、自然豊かな公園を散歩しているような優雅な気持ちになり、楽しい休日となりました。
ご興味をお持ちいただけましたら、是非「ミュンヘン動物園」を訪れてみてください。