ここのところずっと規制緩和のムードが続いており、特に気にしておりませんでしたが、現在流行中の疫病に関する規制について動きがありました。今回は、バイエルン州での規制内容について書きます。
バイエルン州では、疫病患者の病床使用率を信号に例え「Stufe Grün(段階・緑)」「Stufe Gelb(段階・黄色)」「Stufe Rot(段階・赤)」と3段階で表されています。この度、2021年11月6日より緑から黄色の段階へ移行するという発表がありました。
黄色の段階の基準は、
- 州全体で過去7日間に1200人以上の患者が入院する場合
- または、州全体で450以上の集中治療室ベッドが使用される場合
とされています。上記2点のいずれかが州保健省に認められた場合に、その翌日から規制がなされることとなっております。
ドイツではワクチン接種者を増やすことを急いでおり、これまで「3Gルール」と言われていた、
- Geimpft(ワクチン接種済み)
- Genesen(快復済み)
- Getestet(検査済み)
を「2Gルール(Getestet・検査済みを除いたもの)」に制限する議論がなされています。無料であった迅速検査が有料となったり、ワクチン接種に関する事実上の強制に当たるとの批判もあり、実際は「3Gルール」が広く認められる状況です。
黄色の段階では、クラブやディスコ、売春施設等の「余暇施設」については「2Gルール」が適用されるとのことです。飲食店の利用や一般的な買い物については特に変わりはありませんが、黄色の段階より、マスクの種類の標準が変更となります。
薄くて軽く、安価なOPマスクから、分厚いFFP2マスクへ標準が変更となります。FFP2マスクについては、OPマスクと比較すると値段は高いですが、以前販売されていた価格よりだいぶ安価で購入出来るようになった印象です。
本日の段階で早速、近所のスーパーマーケットでは、マスクに関するアナウンスがなされていました。FFP2マスク着用を呼び掛けています。
冬が近づき寒くなって来ると、また感染者数が増えるのではと以前から予測されていました。ここで規制が強化されるとあり、ますます気を引き締める必要が出て参りました。
日本から購入して来たマスクの箱はまだ手付かずの新品のまま、またFFP2マスク生活を始めます。