突然ですが、ドイツ国内の11の空港でストライキ予告がありました。今回は、その概要について書きます。
2025年3月7日午後、Die Vereinte Dienstleistungsgewerkschaft(統一サービス産業労働組合:通称・ver.di)より、2025年3月10日(週明け月曜日)に警告ストライキが行われる旨の予告がなされました。労働組合は、賃金の8%、最低でも350ユーロの賃上げ及び、年間休日3日追加付与することを求めています。この度のストライキは、3月10日深夜0時より23時59分発着便までの24時間予定されており、ドイツ国内11の空港が対象です。
~対象11空港~
- フランクフルト空港(FRA)
- ミュンヘン空港(MUC)
- ハンブルク空港(HAM)
- ベルリン空港(BER)
- シュトゥットガルト空港(STR)
- ケルン・ボン空港(CGN)
- デュッセルドルフ空港(DUS)
- ドルトムント空港(DTM)
- ハノーファー空港(HAJ)
- ブレーメン空港(BRE)
- ライプツィヒ・ハレ空港(LEJ)
ベルリン空港(BER)では、既に月曜日にすべての運航を停止すると発表されております。空港協会・ADV(Arbeitsgemeinschaft Deutscher Verkehrsflughäfen)によると、この警告ストは航空交通に多大な影響を与え、当初の予想では、ドイツ国内では3,400便以上が欠航する見込みです。ADVによると、約51万人の乗客が予定通り旅行出来なくなるとのことです。
ミュンヘン空港(MUC)では、今のところ約820便のフライトに影響があるとされています。ミュンヘン空港(MUC)ではつい先日も2月27日と28日の2日間に渡ってストライキが行われたばかりで、前回と同様、大半がフライトキャンセルになる恐れがあります。前回のストでは、乗継ぎ便の約80%がフライトキャンセルされました。
ルフトハンザドイツ航空(LH)は、月曜日の特別フライトスケジュールが作成中とのことです。
ご旅行予定者の方は、各自最新情報にご注意ください。