【D】893Ryōtei

Leben

友人に会うために、ベルリンにやって来ました。今回は、友人を誘って「前から気になっていたレストラン」を訪れました。今回は、そのレストランについて書きます。

まずレストランの名前は「893Ryōtei」と言い、893という数字からも想像が付くかと思われますが、日本のヤクザをイメージ、コンセプトとした日本食・日本フュージョン料理レストランです。実はこのレストランは、日本人にとってはお店の名前だけでなく、きっと近寄りがたいと思われる要素があります。それは…。

この強烈過ぎるレストランの外観でしょう(笑)ベルリンの街は、やたらこのように落書きがされてある場所が多いですが、まるで怪しいクラブハウスであったり、ギャングの溜まり場のような雰囲気で、日本食レストランがある場所とは想像しがたいかと思われます。

ちなみにこのレストランがある場所は、ベルリン市西部の「シャルロッテンブルク地区」にあり、Sバーン「Savignyplatz」駅のすぐ近くで、非常に交通の便が良い場所です。

実際、真っ暗で怪しさ満点な入口を抜けると、オシャレな空間が広がっていました。気になるのはやはり窓の落書きです。外観が強烈だったので想像出来ましたが、レストランの中から外の景色を見ようとする場合の雰囲気もなかなかインパクトがあります。

レストランの予約の時点で、バー席で最大2時間しか居られない旨が案内されていました。週末ということもあってか店内はかなり賑わっており、テーブル席は満席で、カウンター席でも予約が取れてラッキーだったかもしれません。ちなみに、僕が着席した席からは鉄板焼きや揚げ物の調理場が見え、良い香りで誘惑されまくる場所でした。

ドイツの日本食レストランではお馴染みの「キリンビール」を注文しました。欧州で販売されているキリンビールは、ミュンヘン郊外の工場で生産されています。なので、厳密には「バイエルンビール」です。ミュンヘンからはるばるベルリンにやって来て、日系バイエルンビールを飲むのも悪くありません。そういえばベルリンのビールってどんな種類のものがあっただろうか…と思ってしまいましたが、このレストランではキリンビールの他はKrombacherのみの取り扱いのようでした。

まず最初に運ばれてきたものは、ガーリックライスとTAKO(タコのグリル)でした。メニューの名前が「タコ」なので非常に分かりやすいです。今回一緒に食事をした友人が、結構タコ好きということで、2人でかなりテンションが上がりました。ドイツではなかなかタコを食べられるレストラン自体もそう多くないかと思われるので、タコ好きの人には是非!と力強く推奨出来るかもしれません。

このお店がヨーロッパで敢えて「料亭」を名乗っているように、見た目にこだわったオシャレな雰囲気の料理が印象的でした。

とてもフレンドリーな対応をくださった女性店員さんのオススメ「Sashimi Taquitos」は、新感覚でそしてとても美味しかったです。

刺身には種類が3種類有りました。一番高額なものは寿司とのセットで、要事前予約とのことだったので今回は注文出来ませんでしたが、「シェフのおまかせ25種」にしてみました。

今回注文したものは全て、僕にとっても友人にとっても大満足な内容でした。

友人はかなりお腹いっぱいの大満足…という状態だったのですが、僕は「別腹デザート」を楽しみました。これまた先程のフレンドリーな店員さんのオススメ「抹茶ティラミス」を頂きました。実物を見て、友人がやっぱり食べたい…というような顔をしたので、一口あげました。

友人は「ベルリン在住だけど、こんな素敵なレストランがあるなんて知らなかった!教えてくれてありがとう!そして今後もここのレストランはリピートするよ!」と、大興奮な感じで言っていました。料理はもちろんのこと、お店の雰囲気も非常に気に入ったようでした。

ちなみに、このレストランの会社名は「Ngo & Ngu Gbr」とあり、どうやらヴェトナム人の方がオーナーのレストランのようです。僕は個人的に、日本人のオーナーレストランでこのような「攻めた感じ」のところは、まだお目に掛かったことがございません。日本料理や日本料理のアレンジ、フュージョン系というジャンルで、お店の名前も外観もこんなに強烈なインパクトを与えるセンスは、クリエイティヴ芸術の街・ベルリンにはマッチしています。

この日はたまたま、なのかは分かりませんが、僕が店内を見まわしたところ、かなりオシャレな雰囲気をまとう欧州系の人たちで盛り上がっているようでした。友人曰く、お店があるエリアはお金持ちの方々が多く住むエリアで、さらに人気の飲食店も多いエリアだとのことでした。いわゆる居酒屋のような活気のある雰囲気はなく、どちらかと言うとシックな、落ち着いた感じの人たちがオシャレに夕食やちょっとした友人たちとのパーティーで来ているという雰囲気が感じ取れました。テーブル席、特に奥の円卓テーブルは「要予約!」という感じでした。

僕はたまたまネットでこのお店の存在を知り、「ベルリンに行ったら是非行ってみたい!」と目星を付けていてようやく今回それが叶い大満足でした。友人が「また絶対一緒に来ようね!次は今回注文しなかったものも色々試そうよ!」と言ってくれたので、ベルリンに行く際にはまたきっと訪れることでしょう。

ご興味のある方は、是非行ってみてくださいね。

☆☆☆レストラン情報☆☆☆

  • レストラン「893 Ryōtei」
  • 住所 Kantstr. 135, 10625 Berlin

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