【D】ミュンヘン大学「ウェルカムデイ」に参加、そしてその後

Leben

先日別の記事にて紹介しました通り、4月3日にミュンヘン大学(LMU)の「Welcome Day」というオンラインのイヴェントに参加致しました。今回はその様子と、僕の「その後」について書きます。

まず、イヴェント参加に当たり、オンラインコミュニケーションアプリ「Zoom」の利用環境が必要です。僕が長く愛用していたノートパソコンが先日、急に壊れてしまいました。せめてウェルカムデイの日までは持ちこたえて欲しかったところではありますが、仕方ありません。かなり不安ではありましたが、スマートフォンのアプリを急遽ダウンロードし、そこから参加しました。結果、一部動作がスムーズではない箇所がありましたが、概ね問題はありませんでした。

ウェルカムデイの内容は、全体的に非常に有益なものばかりでした。数人の方々がそれぞれの部署の役割、制度などについてプレゼンテーションをくださいました。ご参加をくださったのは、大学の事務局のスタッフの方々を中心に、現役の学生の方、学生VISAの説明のために役所の方もご参加なさっていました。

ヨーロッパの国籍であったり、ヨーロッパでの学校の卒業生ではない外国人は、大学に応募する際の窓口は「インターナショナルオフィス」という部署が管轄です。かつて調べたことがありますが、ミュンヘン大学(LMU)でなくとも、別の大学でも同じような組織があります。このウェルカムデイの告知もインターナショナルオフィスのHP上にありましたし、外国人学生にとっては、今後かなりお世話になるであろう部署です。よりによって僕が一番聞きたかった箇所が、回線エラーだか何かで画面が固まってしまい聞き逃してしまいました。スタッフの方が話す部分は概ね問題なかったのですが、動画が再生される箇所でいくつかエラーが発生しました。オンラインコミュニケーションアプリ「Zoom」は、僕はこれまでに語学学校のレッスン等で利用したことがありましたが、全体にエラーの場合、誰か1人だけに発生しているエラーなどがよくありました。僕は今回は臨時で急遽スマートフォンでの参加となったのですが、やはり回線が安定したところでPCで参加したかったところです。

「毎週水曜日には相談窓口がありますので、もし既にミュンヘンにお住まいでしたら、いつでもお気軽にいらしてください!」との案内があったので、先日準備した書類を持って、動画の聞き逃した部分は直接聞きに行こうと思ったのでした。

非常に興味深いなと感じたことは、世界中から多くの学生が集まる大学らしく語学プログラムが充実しているということでした。無料で語学を学べるそうなのですが、ドイツ語だけは外部で、そして有料で各自受けてくださいとのことでした。僕のようにドイツ語で授業を受ける必要がある場合は、前提条件として、大学に出願する時点でドイツ語C1レヴェルは必要です。大学入学後ももっとドイツ語レヴェルを磨きたいという場合は、例えば僕が以前お世話になった語学学校にて、大学生コース(C2レヴェル)が準備されてあります。LMUの他、ミュンヘン市内の他の大学に通う学生も、割引の値段で受講することが可能です。僕は一応その語学学校は、DSH試験合格を以て卒業という扱いにはなっていますが、実は受けたいコースがあるので、早くLMU生となってまた授業を受けに行きたいと考えております。

そして、大学では色々な国籍の学生たちと出会うことになるでしょうから、ドイツ語以外の言語についても興味をそそられるかもしれませんし、日本語や日本に興味を持つ人との出会いについても楽しみです。

学生VISAの取得について、役所の方のご説明の箇所は非常に勉強になりました。僕自身はドイツの「いわゆる永住権」を持っているので、学生VISAを取得する必要はありませんが、非常に興味深い内容でした。僕自身はもっと若かった頃に留学を経験したかったですが、ドイツは学費は無料みたいなものとは言われているものの、ミュンヘンの物価の高さやら生活費を考えると、決して金銭面では楽ではなさそうだなと感じました。学生VISAの更新も大変そうなので、僕の場合は、時間がかなり掛かってはしまいましたが、先にVISA問題を解消しておいて良かったと思えました。

ウェルカムデイを非常に楽しみにしていたのに、日程の直前でパソコンは使えなくなるというアクシデントは起こりましたし、途中フリーズする箇所はありましたが、約2時間のプログラムを無事に終えました。全てドイツ語で、ほぼ全ての内容をきちんと聞き取り、理解出来たので個人的には大満足でした。残念ながら、この後に予定されていた交流会のようなものには参加しませんでした。自分自身がスマートフォンからの参加だったので画面が小さく、そして多くの人が一気に話すような場合だと確実にフリーズするだろうと思えたからです。水曜日の午前中に窓口が開いている、ということだったので、自分自身が抱いた疑問は直接聞きに行くことにしたのでした。

そしてウェルカムデイ終了後の最初の水曜日である本日早速、LMUに行って参りました。実は過去にも一度来たことがあるのですが、来る時期を完全に間違えているし、HP見なさいと言われ帰されてしまったのでした。今回は2回目で、「出直し」です。ウェルカムデイの内容を聞いて、いよいよ具体的に僕もこの大学に出願するんだ!と期待に胸が膨らみました。

希望する学部によって、窓口が違うようでした。待合室には数名の若者が待機していましたが、番号札を取った瞬間、待合室の人たちよりも先に僕の番号がすぐに呼ばれました。

「先日ウェルカムデイの内容を聞いて、動画が途切れて聞き取れなかったところ、分からないところがありまして…」と言うと、2名いた職員が険しい顔をしました。

「あなたがウェルカムデイ、どうやって参加したの?そもそもあなたが参加するものではない!」と言われてしまい、衝撃を受けました。

僕は大きく勘違いしていたようなのですが、先日行われたウェルカムデイは「夏学期からLMUの学生となる方向け」だったようでした。冬学期からしか開講されていない学部・学科希望の、さらに言うならばまだLMUの学籍を取得していない僕が受けるものではなかったらしいのです。

「あら、それは大きな誤解で大変失礼しました!」と、非常に恥ずかしい思いになりながら言ったところ、職員の方々は非常に冷ややかな、言わば「ドン引き」といった様子でした。何もそんな…という感じは致しましたし、そもそもウェルカムデイのプログラム自体が「この学期からスタートする学生しか参加してはいけない」というものなら、案内もオープンにしないとか、僕の参加申込みの時点で撥ねてくだされば良かったのに。それにそもそも、もう既に学籍を取得している、もう間もなく学生となる人向けならば、なぜ「学籍の取得方法の案内」が動画で流れたのかは意味不明でした。ウェルカムデイのプレゼンテーションにご出演された素敵な雰囲気の優しい女性はそこにいませんでしたし、「ご質問はお気軽にいつでも」というフレンドリーな雰囲気は皆無でした。

結局、ろくに話も聞いてもらえず追い出されたのですが、言われた内容はこんな感じでした。

「あなたは冬学期の学部・学科の希望なので、相談も今の時期は早過ぎます。7月15日までに応募書類を揃えて提出してください。9月頃に書類が郵送が届くので、その頃に疑問があればまた来てください。あなたの書類が承認されたら、秋のウェルカムデイには参加出来ます。私たち窓口の人間は、あなたの語学力には興味ありませんが、その学部に行きたいならドイツ語のレヴェルの最高スコアを目指してください。まだあなたには時間はある!」

一応「DSH2」というスコアで、大学の出願要件は満たしていますが、外国人の他の候補者との書類選考で落ちる可能性があることを指摘されました。元々僕は「DSH3」を目標にしていましたし、現在のスコアで足りているとも、そして自分自身満足もしていません。窓口の職員の方には非常に冷たく突き放されたような感じではありましたが、ドイツ語レヴェルはもっともっと伸ばさなければならない!と、かなり気合が入りました。

転職後の研修がまだまだ続いており、先日入金された「初給料」は、十分な額ではありませんでした。また仕事や稼ぎが安定したら、語学学校に行くなり、語学試験を受けなおすなり、また動き始めます。

なかなかスムーズではないですが、この状況を楽しみながら確実に前進していけるようにくじけずに頑張ってみます。

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