語学学校にまたまた通い始めて、最初の1週目が終了しました。今回は、授業最初の週を終えての感想について書きます。
現在お世話になっている「夕方コース」は、授業日数・授業時間数ともに他のクラスより短い設定のクラスです。しかし、内容としてはStufe6(C1-2クラス相当)なので、DSH試験受験予定の生徒たちも多く参加していますし、他の集中コースに劣らない感じになっています。時間数が短いので、授業で全体に向けての解説の時間が短めで、宿題が割と多く、個人で頑張り切らないと行けない部分が多くを占めています。残念ながら、クラスのほとんどの生徒たちは宿題をほとんどやっていないように見受けられ、さらに先生に対してやや強めな口答えをする猛者もいて、先生としては本当はクラスで全体に向けて解説をする予定であったであろう箇所は、解答のプリントを配るので自分で勝手に答え合わせしておいてください、という感じで投げやりになっていらっしゃるようにも見受けられました。
生徒たちのやる気がなさそうかと言うと、そうではない部分もあります。授業中は、積極的に発言をする生徒も多く、自分が当てられてもいない箇所の答えを別の生徒が答えたり、話を遮って語りだしたり、ややカオスな部分があります。先生がちょっと切れ気味で「今あなたを当てていないです!」「ちょっと黙って!」「はい、話して良いのは1人だけです!」と言うシーンが目立ちました。こういう部分ではやる気がありそうにも見えなくもないですが、宿題をきちんとやっている生徒は、僕を含め平均で3人くらいしかいなさそうな雰囲気でした。
僕はフルタイムで働き、しかも夜勤などをこなしながら語学学校に通っています。最近、会社のシステムが変更になるということで、その勉強会にも通常の労働時間以外の時間帯に参加しています。給料は別に支払われてはいますが、お金の件以上に体力的にしんどい部分があります。そして、以前は夜勤を終えてそのまま語学学校に行くのが、自身の体のリズムとして割と良い感じだったのですが、今は時間帯が夕方コースに変わってしまい、体がまだ慣れず大変な思いをしています。そんな状態ではあるのですが、どうにか持ちこたえているのは、「初めてではない」からかもしれません。
同じレヴェルのクラス、しかもクラス担当の先生まで同じ、宿題のプリントは見覚えのある内容のものもかなりあります。なので、宿題も割とさらりと解ける問題もあり、精神的に少々余裕があります。先日の小テストは、全く同じ内容のテストの2回目なのに、「Note5(不合格)」だったわけですが、過去のクラスのプリントを自宅で見つけた際に、ちょっと点数が上がっているということで自己満足致しました(笑)
今お世話になっている先生は、先日「ブチ切れ事件」を起こされましたが、非常に情熱的な指導をしてくださる先生です。僕が彼女を非常に好いている理由は、徹底的に間違いを正そうとしてくださるところです。
当てられた生徒が間違えた答え、または不十分な文章を言うと、全て正しく言えるまで何度も言い直させます。僕がこれまでに通った他の語学学校の先生は、ここまで徹底した先生はいませんでした。生徒の文法が結構間違えていても、意味が通ったらそのまま指摘せず放置…という感じですが、現在の先生は即指摘し、何度でも言い直しをさせるのです。
そして、とても嬉しいことに作文の宿題が多めです。作文の添削は、こちらが書くのもエネルギーが要りますが、訂正をする先生も割と楽ではない作業のはずです。しかしそれを結構喜んで行ってくださっているようなので、生徒としてはそんな機会を逃すわけにはいきません。結構宿題をしていない生徒が多いようなので、先生はやや寂しそうな感じなのですが、僕や他の生徒で先生に「作文やってきました!」と提出をすると満面の笑みで「ありがとう!添削するわ♪」と言ってくださいます。
僕はドイツ語の試験においては、一番得意だと思っていた「作文」の試験の点数に伸び悩んでいます。残念ながら課題の意味を誤解しているところがあったり、物凄く下らない文法ミスが多いようです。正直、文法ミスに関しては、分かっているはずの部分で、後から読み返して見たときに「何でこんなことを書いてしまったのだろう…」と思う部分が多くあります。見返したり、あまりにも字が汚くなった場合は、紙ごと新しくして書き直したりしているというのに、自分の誤りに自分で早期に発見出来ないところが非常に残念であります。
今週は、真面目に作文の宿題を提出して、訂正されて戻ってきた自分の作文を読み直して、意識すべき部分が明確化されたように思います。僕の場合は、長い間「間違っているのにそれを正しいと思い込んで使ってしまっていた表現」が多くあるので、それをバシバシとご指摘頂け、徐々に矯正出来ている気がするので、こうして授業にまた参加することは有意義だと感じられています。
以前こんなに情熱的に生徒に向き合い、作文課題も積極的に、さらに細かくご採点くださる先生に当たったのに、作文の課題をろくにもせずにいたことが本当に悔やまれます。そんな悔やまれる部分を、今回はどうにか挽回して行けるよう、力の限り頑張ってみます。
今回は、1度目の採点でこっぴどい結果だったものを再提出したり、僕自身もかなり積極的に課題に向き合えています。同じ授業を受けるのが2回目だからこそ余裕に感じられる部分と、以前サボってしまったせいで今回の授業で初見扱いとなる課題もありますが、前回以上の成果を上げられるようにしていきたいものです。
ところで、僕の担当の先生及び、以前お世話になった代理の先生もそうでしたが、「Homöopathie(ホメオパシー/同質療法)」の話題が多めかもしれません。授業で扱う「Homöopathie(ホメオパシー/同質療法)」のテキストが、単語や表現、内容ともに「C1レヴェル要素」が強いからかもしれませんが、僕は残念ながら、自分自身の実生活でも特に関わりもなく、興味を持てない部分だったので、とても苦労しました。今週、久々に過去のクラスメイトたちと話す機会があったので、今授業でホメオパシーの部分を習っていると言うと「それ、私一番苦手なテーマだった!」と口を揃えたように言っていました。僕は全く同じ課題をやるのは2回目だというのに、それでもまだ点数が悪かったので自分自身に対して大笑いしてしまいました。「同じ問題だったのに、僕またNote5だったよ!でも以前よりちょっと点数上がっていたよ!」と言うと、それを聞いた元クラスメイトたちからは「良くやったじゃん!」と爆笑されました。
まだ何やら続きでホメオパシーに関する課題、授業内のテストが行われそうな雰囲気でしたが、クラスメイトたちが阻止してくれました。やる気がなさげなクラスメイトに対して、ちょっと残念だと思っていましたが、ホメオパシーの話題を終わらせてくれたのには超絶感謝でした!(爆)先生たちの意に反し?生徒たちの間ではとにかく人気のない話題は、今日の授業で無事に終わってくれました。
さて、来週からはDSH試験日も近いということで、最後の追い込みが始まるようです。本番を再現した模擬試験もあるようなので、非常に楽しみです。