月に1度の楽しみの日がやって参りました。僕にとって、毎月29日は「肉の日」ということで、美味しいお肉を食べて次の1ヵ月もまた頑張って乗り切ろうと決意する日です。転職後の初給料も無事に本日入金され、ちょっとした贅沢を楽しむことにしました。今回は、ミュンヘンにあります、ドイツ人の同僚が「ミュンヘンで一番美味しいお肉のレストラン」と紹介してくれた場所について書きます。
今回同僚に「ミュンヘンで一番!」と強く推奨頂けたレストランは、ミュンヘン市内中心部エリアからは少し離れた北側のエリアにあります。中心部の北側・Schwabing(シュヴァービンク)地区と言えば、ミュンヘン市内では非常に人気の高いエリアです。世界各国の専門料理店や、オシャレな雰囲気が味わえるレストラン、カフェ等が多く並ぶエリアです。飲食店が軒を連ねる通りもあります。初めて行くとお店を選ぶのにかなり迷ってしまいそうですが、ミュンヘンが地元であったり、長く住んでいる人たち推奨のお店となれば、試してみる価値ありです。
レストランは、地下鉄U3「Bonner Platz」駅を降りてすぐの場所にあります。レストランの外観から、店内は結構混んでそうで、さらにかなり素敵な雰囲気が伝わって来ました。どうやら「TEGYU」というものが一押しのようでした。
僕は1人で予約もせずに来てしまいましたが、非常に快く「どうぞお好きなお席へ!」と案内して頂けました。邪魔にならないような座席を選ぼうとしましたが、僕が店内撮影をしたそうな動きを見せたところ「こちらの方が、お店の全体の雰囲気が楽しめるかも!」と、広め座席を提案してくださいました。
注文の際は、「ここのレストランは初めてですか?」とまず声を掛けてくださいました。このレストランでは、レストランの入口付近にある肉カウンターにてまず肉を選び、自分が食べたいグラム数と焼き加減を注文します。カウンターの人からレシートがもらえるので、そのレシートをフロア係の方に渡して、飲み物やその他の前菜やら副菜を注文するという流れのようでした。
肉カウンターにて、どんな肉があるのかを見ていると、スタッフの方がご丁寧にお肉の産地やら種類について色々とご案内をくださいました。お店の看板メニューである「TEGYU」は、なんとバイエルンのテーガーンゼー牛と和牛の掛け合わせの種類だそうです。ドイツでも「和牛(Wagyu)」と言えば、高級なお肉というイメージが定着している程で、それなりの知名度があります。
取り敢えず、同僚推奨のレストランで、さらにそのレストランが最も推している「テギュウ」を試すことにしました。
僕が注文した「お1人様ディナー」がこちらです。全て一気に運ばれて来ました。食べ比べをしたくて、テギュウ(写真左側)と合わせて、いつも僕が好んで食べる柔らかな食感が特徴の「ランプステーキ(Hüfte)」(写真右側)を注文しました。そして、野菜のグリルやきのこのグリルも注文しました。
テギュウは、非常にしっとりとしていて柔らかく、自然と声が出てしまう程のおいしさでした。肉カウンターのスタッフの方の推奨通り「ミディアムレア」で頂きましたが、火の通り具合も絶妙でした。お値段は決して安くはないですが、「ちょっとした贅沢」を味わいたかったので、まさにぴったりでした。
ランプステーキも、非常に食べ応えのある感じで、味、焼き具合ともに文句の付け所がない美味しさでした。野菜とガーリック風味のきのこのグリルも非常に美味しく、大満足でした。
尚、後に調べたところ、テーガーンゼー牛と「和牛」とされる日本種の牛の掛け合わせのパーセンテージによって肉の等級が決まっているそうでした。
- TeGyu50(F1);50% Wagyu und 50%Fleckvieh vom Tegernsee
- TeGyu75(F2);75% Wagyu und 25%Fleckvieh vom Tegernsee
- TeGyu100; Reinrassiges Wagyu
レストランには1種類のみしかなく、自分自身が食べたものがどの種類だったのかは分かりませんが、いつか食べ比べなどが出来そうであれば堪能してみたいものです。バイエルン名産のテーガーンゼー牛も気になるところです。
同僚に教えてもらった「ミュンヘンで1番お肉が美味しいレストラン」は、僕の中では「大当たり」のレストランでした。今後贅沢をしたい日のための僕の中の「とっておきレストラン」に仲間入りです。そして、肉好きなグルメな友人がミュンヘンに遊びに来てくれる際にでも、是非紹介したいレストランだなと思えました。
ご興味のある方は、是非行ってみてくださいね。
☆☆☆レストラン情報☆☆☆
- レストラン「Kapitales vom Rind」
- 住所 Viktoriastraße 23 ,80803 München