ミュンヘン大学(LMU)にて、基礎科目の法律学の講義を受講致しました。今回は、講義の中でもかなり多様されている、法律学の入門編として役立つ表現、単語を紹介します。
das Recht:権利(~の権利と表現する場合の前置詞はauf+Akk)
das Privatrecht:私法(私人間の権利義務関係を定めた法律)
das öffentliche Recht:公法(公権力を縛る法律)
das Zivilrecht:民法
BGB(Bürgerliches Gesetz Buch):民法典
die Norm:規範、基準(法規範と表現する場合ではdie Rechtsnorm)
das Prinzip:原理、原則
das Rechtsgeschäft:法律行為
das Interesse:利害関係
gemeinsame Interessen:共通の利害関係
gegensätzliche Interessen:対立する利害関係
die Verkehrssitte:取引通念、風習
die Auslegung:解釈
der Sachverhalt:事例、事柄
der Machtbereich:勢力範囲
die Anfechtung:否認、取消
die Willenserklärung:意思表示(略してWE)
vorsätzlich oder fahrlässig:故意または過失
der Gutachtenstil:専門家の意見スタイル(客観的な論述・記述手法、「ich/wir」は使わないで書く)
- Obersatz: Fraglich ist, ob München eine Großstadt ist.
- Definition: Großstadt hat mehr als 100000 Einwohner.
- Subsumtion: München hat 1,472 mio. Einwohner.
- Ergebnis: München ist eine Großstadt.
zitieren: 引用する
§ 433 Abs.1 BGB: 民法典第433条1項(読み方は、Paragraph 433 Absatz 1 BGB)
Absatzの部分は(1)と表記されることもあり。法律条文内、文字の上部に小さく表示される数字(1や2など)はSatz1やSatz2と呼ばれる。
※Gutachtenstilでは、「条文の引用」の表現が用いられることがあるが、しっかりと正しい場所を引用しなければならないので、条文の表記の仕方は要注意!
※GutachtenstilのObersatzではAktiv/Konjunktiv2の形が好まれている。なるべくPassivでは書かないこと!
例: V und K könnten einen Kaufvertrag abgeschlossen haben.
文章による表現方法には、Passivが基本的に多様されたり、Funktionsverbgefügeや、Gerundivが好まれる。