【D】朝活ドイツ語サークル~先生ごっこ終了編~

Lernen

「何だか迷惑を掛けてしまい申し訳ないので…」というご連絡とともに、僕の生活の一部となっていた習慣が終わりを迎えました。今回は「朝活ドイツ語サークル」の終了について書きます。

僕はこれまで、元同僚2名の日本人女性たちにドイツ語を教えていました。教えていたなんて書くとかなり偉そうな感じがするし、自分自身も大した実力ではないくせに恐縮ですが、お2人がドイツ語の試験合格を目指して頑張られるとのことで、その勉強のお手伝いをさせて頂いておりました。週に1回週末に定期的に会う約束をしていて、一緒に集まる日もあれば、それぞれ別日を設定することもありました。つまり、僕にとっては土曜日と日曜日…などのように週2回行うこともありました。お2人ともドイツ語の試験合格を目指すとのことだったのですが、いつまで経っても試験日程が決まらず、そうこうするうちに人生での大きな転換期を迎えられ、気持ち的にも勉強どころではない状態になってしまわれたようでした。一緒にいて、大分気持ちが沈んでおられるというか、勉強にあまり気持ちが向いていらっしゃらないかも?という気はしていたのですが、改めて「勉強に気持ちが向いていない状態で、このままお付き合い頂くのは申し訳ない」とのご連絡を頂き、僕の「先生ごっこ」は終了となりました。

この朝活ドイツ語サークルは、以前別記事で紹介しました通り、昨年の2024年11月よりスタートさせました。途中、都合が合わずお休みの週があったり、僕が休暇で日本に出掛けていた際にお休みさせて頂いたこともありましたが、基本的に週1回ペースで約半年間続きました。それぞれB1及びB2レヴェルの勉強を手伝っていたのですが、僕自身も人に教えるに当たって間違ったことは伝えられないので、テキストを読み返したり、復習も行ったりして毎回準備をしておりました。改めて過去のノートを見返して、過去の自分がどうやって覚えたか、どのように伝えたら分かりやすいかを考えたり、記憶の彼方に忘れていた知識のリフレッシュ、自分自身の勉強にもなっていました。自分自身のC2レヴェルの勉強がなかなか進まず、ドイツ語のテキストを読むのがしんどくなってしまったこともあったのですが、B1及びB2レヴェルの内容であれば、さほど苦手意識を持つことなく読める内容なので、ある意味ドイツ語のリハビリにもなっていました。また、自分のためだといい加減になりがちですが、お2人のために!と思うことによりどうにかこうにか頑張れました。僕はドイツに憧れを持って移住しましたし、ドイツ語も大好きだったはず…なのに、実力は伸び悩み、さらに勉強に対するモチヴェーションも高く持てていなければならないはず…なのに、気乗りしない瞬間が長かったです。僕の場合は、本当に自分に語学の才能がない下手の横好き状態なので、ふとした瞬間に余計に辛く感じてしまうこともあるのです。そんな経験があるからこそ、お2人の気持ちが沈んでいらっしゃって勉強へのモチヴェーションが下がってしまっている状態を目の当たりにして、僕は責めたり無理矢理頑張らせたいという気持ちになりませんでした。人それぞれのペースがありますし、また自ら能動的に勉強したいなと思われた瞬間にお声掛けを頂けたらまたお手伝い出来たらな、とそんな思いです。非常に残念ではあるのですが、お2人のお陰で、僕自身も楽しい時間を過ごさせて頂けたことには感謝しております。

僕にとっては、特に何もなければ職場と自宅の往復で、仕事で関わり合う人数人と数分しか会話しないという日常だったのが、週1回でも「今日はドイツ語学習の日!」と思える日があったことで、日々の生活を楽しめておりました。そんな定期的に行っていた習慣がぽっかり抜けてしまうので、何だか物寂しさを感じてしまいます。とはいえ、何かが終わってしまったら、また何か新しいことをするチャンスでもあります。今後また新たな習慣でも持とうか…と考えていたときに、ちょうど語学学校時代の元クラスメイトから、久々に会おうと連絡がありました。

 

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ミュンヘン大学(LMU)のすぐ近くで、元クラスメイトの女の子たち2人と久々に会いました。彼女たちに会うのは実に1年ぶりで、それぞれの近況を伺いました。それぞれからとても嬉しい知らせがあり、とても喜ばしく思えたのですが、お2人から僕に向かってドギツイ質問が来ました。

「そういや、大学生活は?」「ドイツ語C2受けるって言ってたけどその後どう?」と(汗)

僕だけ何も目新しい、そして喜ばしいニュースを持ち合わせていないのでした。2人は輝かしい人生を歩んでいると言うのに、僕だけ自分が口にした目標すらも達成せず、1人取り残されてしまっているような気がしました。ここのところ、自分自身の体力が無さ過ぎて結構ストレスフルに感じてしまう日々でした。しかし、また気持ちを新たに勉強に全振り出来るように頑張ってみようか…と、久々の語学学校時代の元クラスメイトたちに少々パワーを貰えた気がしたのでした。

僕は割と1人で過ごす時間が好きだったりするのですが、誰かと会うからこそ頑張れる部分もあることに気付きました。そして、自分の気持ちが沈みかけていたときに、いつも丁度良いタイミングで励ましてくれる素敵な仲間がいるありがたさに気付きます。

今後また定期的に誰かに会って、継続的に楽しめそうな趣味を新たに見つけることにします。ドイツ生活や語学学習を楽しむための、オッサンの挑戦はまだまだ続きます!

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