【Z】ギリシャ語学習

Leben

ドイツからキプロスに移住し、ギリシャ語の勉強を始めました。ギリシャ語については、ずっと前から興味はあったものの、なかなか勉強する機会がなかったのですが、ギリシャ語が話されている島に移住したので、良い機会だし勉強してみようと思い、クラスに申し込みました。今回は、「キプロスでのギリシャ語」について書きます。

キプロスでは、外国人向けに無料ギリシャ語講座が開催されている…という噂を聞き、同僚たちから情報を集めて調べました。残念ながら「以前はそのようなクラスが存在したが、現在はもうない」ということでした。また同僚たちからは、キプロスはイギリスの影響を大きく受けており、ギリシャ語の他、一応英語も公用語であるため、ギリシャ語をわざわざ学ばなくても、十分外国人は生きて行けると言われました。実際、ギリシャ語を習おうとしている人もそう多くないようで、勉強したければプライヴェートの語学学校に行く感じのようでした。同僚が実際に通っている学校を紹介してくれたのですが、時間的にも場所的にも、そして授業料が高額で「ちょっとそれは…」という条件でした。しかし色々と調べてみると、偶然僕の自宅近くの、市役所の建物内で行われている格安の語学コースを見つかりました。ちょうど新しいクラス開講の時期だったので、早速応募したのでした。

「Agios Athanasios OPEN SCHOOL」

一応、語学レヴェルでは、初心者クラスのA1レヴェルから初級クラスのA2レヴェルまでを受講しました。B1レヴェル以上は、クラス開講に必要な人数が集まらなかったため、開講されず残念でした。「ギリシャ語を理解出来る!」と言える程に十分なレヴェルではないけれども、憧れだったギリシャ文字は読めるし、簡単なやり取りは出来る程度までにはなれました。

ギリシャ語が少々分かるようになって来てから、ギリシャにも旅行で遊びに行きました。現地の言葉が少々分かると、旅行の楽しさもかなり上がるものです。実際にギリシャ語を学んでみて、ギリシャに住んでいるギリシャ人と、キプロス島に住んでいるギリシャ系キプロス人の話すギリシャ語はかなり違うということに気付きました。 方言と言いましょうか、時には別言語レヴェルと言える程の違いがあります。キプロス人が話すギリシャ語は、古代ヘレニック語系、「Κυπριακά(キプリアカ)」と呼ばれ、現代ギリシャ語話者たちが使用しない言葉があるようです。

☆☆☆面白い方言⁈☆☆☆

  • δαμέ: ここ、ここに
  • τζαμέ: あそこ、あそこに
  • άντε: おいおい!おやまぁ!(リアクションとしての意味多数)
  • ρέ: やぁ!おい!(強めに言う場合)こら!(語尾に付けると)~だよ。

「ここ、ここに」という意味の単語の発音が「ダメェ~」なのが面白く、覚えたての頃に好んで言いまくりました。ギリシャ旅行中に、キプロスで習ったギリシャ語を披露すると、ギリシャ人たちから大爆笑されるか標準ギリシャ語に言い直させられるか、でしたが、見た目が思いっきりアジア人の僕がギリシャ語を話すことについては喜んでもらえました。

ギリシャ語の標準語と、キプロス現地にいるからこそ知れた独特な表現が学べて非常に面白かったです。個人的に面白いなと思った表現について、僕のYoutubeチャンネルでも少々紹介してみました。よろしければご覧ください。

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