昨日、夜勤の前にバイエルン州立図書館に行き、勉強をしました。ふとした瞬間に勉強への意欲が再燃し、久々にかなり集中することが出来ました。そして、昨夜の快感が忘れられず、夜勤後に再度またバイエルン州立図書館に足を運びました。今回は、新習慣「朝活」について書きます。
かなり前にはなりますが、朝早起きをして静かなうちに勉強をする習慣「朝活」がありました。僕は長い間、自分自身は夜型人間だと信じて疑わなかったのですが、ある時試しに夜はさっさと寝て、朝早起きして動き始めてみたら、頭もスッキリしていて、勉強も捗ったような気が致しました。あれ、もしかして僕は実は朝型人間なのだろうか、と30代半ばに気付いたのでした。自分のことは自分がよく知っているもの、と思って生きて来ましたが、案外僕自身はここ最近でも「自分自身にはこういう傾向がある」などと新発見することも珍しくありません。自分自身について知らないことが多過ぎて恥ずかしいですが、自分自身としっかり見つめ合っていくことは大切だなと、近頃特にしみじみ思うようになりました。
さて、僕自身は朝型人間である、と数年前に気付いたわけですが、今は理由あって夜勤の仕事を敢えてしています。翌週には語学学校生活も再開するし、夜勤と語学学習を両立する生活リズムを整えなければなりません。以前せっかく「朝活」が習慣になりつつあった頃に、転職やら引越しでまた生活リズムが変わってしまって、いつの間にかやらなくなってしまいました。また「朝活」を試してみようかなとふと思い立ったことですし「昨日の余熱」でどこまで出来そうか、早速試してみることにしました。
朝の「オデオン広場」です。職場から歩いて来ても良かったのですが、小雨だったのと夜勤明けの体力を温存したかったので地下鉄を利用しました。バイエルン州立図書館は、地下鉄のOdeonsplatz(オデオン広場)駅とUniversität(大学)駅の間に位置しています。今回はオデオン広場駅から歩いてみました。この周辺は観光客にもとても人気が高いエリアで、僕個人的にもとても気に入っている場所です。朝から美しい風景に癒されました。やはり自分自身の気分を高めてくれる場所を訪れるのは大切だなと改めて実感致しました。
ところで、バイエルン州立図書館内には、おしゃれなカフェレストラン「StaBi」があります。平日は朝8時からの営業なので、僕の夜勤後の朝食としてはちょうど良い時間帯です。カフェレストランがあるのは以前から知ってはいましたが、今回初めて訪れてみました。
ここのところ、寝る前に食べると太りやすくなるし身体にも良くないということで、夜勤後お腹を空かした状態で朝寝るようにしていました。本日この後はしばらくは寝ずに、しっかり勉強するつもりで来ているし「腹が減っては戦は出来ぬ」ということで、久々にしっかり朝食を摂りました。
ショーケースに並ぶパンは種類も多く、どれも素敵で美味しそうなパンばかりでした。第一印象で「これが食べたい!」というもの指差しで注文し、コーヒー大サイズと合わせて、お会計は11ユーロ強でした。正直朝食で毎回この値段は払えませんが、記念すべき「朝活復活を誓う日」ということで、奮発致しました。とても美味しく、朝からエレガントな雰囲気に浸れたので大満足でした。
朝食後、ロッカーにバックを入れて、1階(日本式で言う2階)のLesesaal(閲覧室)へ移動しました。この図書館は、本当に外観も内装もおしゃれで、館内を歩くだけでテンションが上がってしまいます。まるで博物館や美術館のような雰囲気が漂っています。
体力的にしんどい日もあるかもしれませんが、気分を大いに上げてくれるこの場所には、定期的に通わなければ!そしてしっかり勉強しよう!と心に誓いました。
改札のような場所で会員カードをスキャンして入場しますが、なんとミュンヘン大学(LMU)の学生証カードでもこの図書館に入れます。早く僕自身も手に入れたい、憧れのLMUの学生証です。この学生証を持っている自分の未来の姿を想像(妄想)しながら、いざ!勉強スペースへ!
Lesesaal(閲覧室)を訪れるのは、昨夜と合わせて今回で2回目なのですが、昨夜訪れた時間帯は、非常に空いていました。今朝も非常に空いている印象で、座席は結構選べる感じでした。よし、あそこを自分の指定席にしよう!と勝手に思って狙ってた座席は、僕の数メートル先を歩いていた人に取られてしまいましたが、全体的に素敵な印象の学習スペースなので、気分に合わせて、色々な場所に座ってみて、しっくりくる場所を探してみるのも良いかもしれないなと思いました。僕が大好きな某メンタリスト様が「図書館や職場では、隣に座る人が大事」と仰っていたのを聞いたことがあります。混み合っていて、どなたかの隣り合わせに座らないといけない場合は、ガリ勉そうな方の隣を狙うのも良いかもしれません。隣に物凄い人がいると、自分自身にも伝染して学習効率であったり集中力、モチヴェーションが維持されるそうなのです。逆に、ダラダラと携帯電話やらタブレットで遊んでいるような人(つまり少し前の僕自身の姿かもしれません)や、居眠りをしてしまっている人など、そういった方の隣はだらけがちになるようなので、避けるべきなのだそうです。
さて、今回勉強の方はと言いますと、夜勤明けにも関わらず割と集中出来たかもしれません。仕事の終わり頃、早朝に飲んだエナジードリンクと朝食でのコーヒー大サイズが効いたのでしょうか。昼前までの時間、眠気に途中襲われることはありませんでした。が、さぁ今日はそろそろ帰ろうと思った瞬間に一気に眠気が襲って来たのでした。これは完全に気の緩みですね。
ドイツのことわざに、Aller Anfang ist schwer.(訳:何事も初めは難しい)というものがあります。あぁなりたい、こうなりたい、あぁこうしなきゃなどとあれこれ思うことは多くても、行動に移すまでに時間がとても掛かってしまうことがあります。今回も、ミュンヘン在住になってからバイエルン州立図書館内で勉強するまでに、随分時間が掛かりました。ようやく僕の重かった腰が上がって動き始められるようになりました。夜勤をしながら「朝活」という、これから新しい挑戦をします。体調管理には気を付けながら、しっかり今後も続けていきたいものです。
ところで、来週から受講する予定の語学学校のクラスは2つの時間帯のコースがあり、いずれかに当たります。僕は以前のように時間指定追加料金を支払っていないので、どちらになるか直前まで分からない状況です。いよいよ来週からという状況ですが、本日の時点ではまだ時間帯の案内が来ておりません。どちらに当たるのか気になるところではありますが、どっちに当たっても大丈夫なように、クラスが始まるまでの1週間は特に、シュミレーションと思いながら頑張ってみます。