ドイツ国内で9ユーロチケットが有効だった期間中、旅行好きの僕は大いに遊びまくっていました。大好きな旅行を我慢していて、やはり唯一の趣味を我慢するのは良くないと感じた一方で、今は思いっきり遊んでまたいつか来るべき瞬間が来たら、しっかり勉強しなおそうと密かな思いを持っていたのでした。今回は、僕の「再始動」について書きます。
実は本日、再度ドイツ語学校の申込みをして参りました。お世話になります語学学校は、以前もお世話になりましたDeutschkurse bei der Universität Münchenです。この語学学校では、今年の初旬から2ヵ月間、Stufe5(C1-1レヴェル)クラスでお世話になりました。僕の元クラスメイトだったメンバーたちは、クラス終了後にすぐにStufe6(C1-2レヴェル)クラスに進んだ人がほとんどでしたが、僕は随分長い休憩をしてしまいました。元クラスメイトたちのうち、早い人はもう既に今年の冬学期から大学生もしくは大学院生として生活を送っていることでしょうが、僕はしっかりと学習に対するモチヴェーションを保ち切れなかったこと、新しく始めたばかりの仕事がまだ大変だったこと、旅行に行きたい欲求を我慢し過ぎてしまったが故の禁断症状もあり、巡り巡って「ようやく今」また頑張ろうと思えるようになったのでした。
クラス申込みのため、久々に語学学校に出向きましたところ、顔なじみの事務所の職員さんは誰もいらっしゃらず、見事に知らない人たちばかりで一瞬間違えたところに来てしまったのかと戸惑いました。が、僕の過去のデータを呼び出して、「この学校で勉強されていたことがありましたね…随分前に」とすぐに認識してもらえました。受講していたのがかなり前ということで、再度クラス判定テストを受けてもらうかもしれないと案内されドキドキしたのですが、横から別の職員さん(この方も僕が存じ上げない方でした)が、「あなたのStufe5(C1-1)クラスでの最終成績がNote2.5だったので問題ありません。Stufe6(C1-2)クラスを申込めます」と言ってくださいました。今の実力試しにまたクラス判定テストを受けても良かったのですが、テストなしでStufe6(C1-2)クラスの受講が許可されたのでした。
この語学学校ではStufe6(C1-2)クラスが最終クラスとなっていて、クラスの最終試験がDSHです。DSH合格を以て、この語学学校は「卒業」そして、生徒たちはミュンヘンに限らずドイツ国内の大学や大学院に進学していく流れです。
実は僕は、以前の記事にも書きました通り、DSH自体は1度受験致しました。結果はと言いますと、「DSH1」という一番最低ラインの判定で「一応試験は合格」という状況でした。ドイツの大学で勉強するためには最低でも「DSH2」が必要、僕が勉強したい学科は「DSH3」が望ましい…という状況で、非常に悔しい思いを致しました。「DSH1」という判定は、ミュンヘン大学の入学が認められることがない「実質の不合格」のようなものなのですが、DSH試験としては「合格」の扱いになるので、「おめでとう!」だとか「あなたは過去に試験に合格しているのにまた受講するの?」などと今日初めて会った職員さんたちに言われました。大学入学が許可されるラインの「DSH2」の評定を取って「合格」と言われるのはまだ納得が出来ますが、「DSH1」は僕が到達すべき高い目標には到底及びません。また一から頑張り直しますので、よろしくお願いしますと伝え、語学学校を後にしました。
クラスは来月の11月2日からスタートします。また以前のようにクラス開講間際まで「どの時間帯になるか分からない」という状況です。時間を指定出来るオプション(+60ユーロ)を頻りに勧められましたが、丁重にお断りしました。
「すみません、お金にそう余裕がないもので。お金を節約させてくださいね!」と言うと、職員さんたちから爆笑されました。
以前のStufe5(C1-1)クラスでは、14時からのクラスでした。夜勤の仕事を終えて帰宅後すぐ就寝、起きて宿題をして学校に向かうというサイクルが出来上がるまではやや辛かった部分はありましたが、学校には無遅刻無欠席で参加することが出来ました。
新しいクラスがどの時間帯になるのか、どんな先生に当たるのか、どんなクラスメイトたちと出会えるのか、今からとても楽しみです。
クラスが始まるまでの2週間少々、部屋の片づけやら過去の復習やら予習やら、やることがたくさんですが、楽しみながらまた気持ちを新たに頑張ります!