【D】DSH聞き取り試験対策2

Lernen

今回は、昨日の課題(授業中に行ったもの)「DSH聞き取り(Hören)試験対策」について書きます。以前にも同様の形式の記事を当ブログ内で紹介しておりますので、よろしければそちらも併せてご覧ください。

テスト本番環境で試される場合は、音声は2回まで視聴可能です。

„Die deutsche Verfassung: Das Grundgesetz“

Aufgabe: Geben Sie die Aussagen des Hörtextes möglichst genau wieder. Achten Sie dabei auf die Verständlichkeit für einen Leser, der den Text selber nicht gehört hat.

音声はこちらから。

僕の感想は…一応社会は好きな教科でしたし、日本の大学では法学部出身ですし、ドイツの統治機構に関する知識はある程度あり…得意分野!と思って比較的心に余裕を持って取り組めました。前回酷かったのでショックだったのですが、失敗から学んだことがありました。それは、メモの取り方を工夫することでした。2回聞くチャンスがあるので、1回目は流し…じゃないですがどのような構成で話されるのかをなんとなく捉えて、メモをどうまとめるべきか、キーワードになりそうなところをざっと書き出すに留めます。2回目はしっかりポイントを押さえに掛かる作業で、テスト本番は解答用紙に書いたり考えたりする時間にかなり余裕があるそうなので、なるべく後から読んでも内容を思い出せるような感じで、頭の中で整理しやすいように、メモの取り方を変えてみました。

結果、かなり改善出来て、割とスラスラ文章も書けましたし、少々自信を取り戻せたような気がします。また、自分にとって興味のある分野だとすごく気持ちが楽なものですね。

ちなみに今回の内容ですが、大学で法学部に在籍した方、法律一般のような科目を受講された方は、ドイツが最高法規の名前を「憲法」ではなく「基本法」としているのはなぜか、ということは習ったことがあるのではないでしょうか。国が分割され、その後再統一となる流れで「あくまで一時的に」と作られた「基本法」が改名されず残っているという、面白い歴史があるのです。

授業中先生から「誰か自分が書いた文章をみんなの前で読んでくれる人はいますか?」と言われ、手を挙げようかなと思いました…。が、クラスメイトの現役弁護士様が元気よく「はーい!」と挙手されたので、僕は発表せずじまいでした。案の定、先生からは「さすが専門家!」と太鼓判を押されていました。やはり弁護士様はスゴイですよね。勉強になりました。

下記、僕の恥ずかしい文章ではなく、先生から頂いた模範解答を記載致します。下記のヴォリュームほど書けていなくても、課題の通り「この話の内容をご存じない方が聞いたとしても、理解がしっかり出来る文章・内容になっているかどうか」が重要です。

☆☆☆先生による模範解答☆☆☆

In der Verfassung eines Landes werden die Organisation des Staates sowie grundlegende Menschen- und Bürgerrechte festgelegt. In Deutschland heißt die Verfassung Grundgesetz. Warum eigentlich?

Im Jahr 1949 wurde eine Verfassung zunächst nur provisorisch für die neu gegründete Bundesrepublik Deutschland festgeschrieben – und dies sollte durch den Namen Grundgesetz ausgedrückt werden.

Das Grundgesetz diente dazu, aus den drei westlichen Besatzungszonen ein einheitliches Staatsgebiet zu machen. Später sollte es einmal von einer für das gesamte deutsche Volk geltenden Verfassung abgelöst werden. Eine Verfassung muss nämlich auch vom Volk in einem Referendum verabschiedet werden.

Die Deutsche Demokratische Republik(DDR) hatte eine eigene Verfassung. Deutschland war bekanntlich lange Zeit ein geteiltes Land mit zwei völlig unterschiedlichen Systemen. Seit der Wiedervereinigung am 03.10.1990 gilt nun das eigentlich nur als Provisorium gedachte Grundgesetz für Gesamtdeutschland. Auf die Ausarbeitung einer neuen Verfassung oder eine Umbenennung wurde verzichtet. Deshalb heißt die deutsche Verfassung Grundgesetz.

 

お気づきの方がいらっしゃるかもしれません…このテキストは「B2レヴェル」って書かれてありますね。今回の形式のような問題は、B2レヴェルとして扱われるのは珍しいかもしれませんが、「基本法」についてのテーマが扱われることはB1レヴェル(インテグレーションコース)やB2レヴェルでもあり得ます。それだけ重要な内容だからです。

ドイツに関するテーマは、語学試験ではレヴェル問わず出題されやすいです。当ブログ過去記事にて資料を載せておりますので、ご興味のある方は是非勉強の参考にご覧になってみてください。

資料日本語にも対応しています!

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