【D】ソウル

Leben

なんだかパワーが必要な時には、焼肉が食べたくなります。先日の試験での疲れを癒すため、そして週明けに控えている口述試験の為に、パワーチャージに出掛けました。今回は、ミュンヘンのコリアンレストラン「ソウル」について書きます。

ヨーロッパで焼肉が食べたくなったら、日本のように「焼肉屋さん」は基本的に見掛けることはないので、コリアンレストランを探す必要があります。日本でも、焼肉屋さんと言えば、人気の名店は結構在日コリアンの方々が経営されていらっしゃることが多く、焼肉は「コリアンフードの代表」と言っても良いかもしれません。

ドイツ国内で最もコリアンの人口が多く、コリアンレストランの数が多いと言われているのは、ライン・マイン地区(フランクフルト近郊エリア)です。フランクフルトやその近郊には、確かに人気なコリアンレストランは多くあり、実際に僕もいくつかのレストランで食事をしましたが、どこもレヴェルの高いお店だったように思います。ではドイツ南部の大都市・ミュンヘンではどうかと色々とリサーチしてみたところ、そこそこの数の評判の良さそうなお店が見つかりました。

実は僕がミュンヘンに来てからお世話になっている語学学校にて、コリアン女性の友人が出来ました。彼女たちとは、授業後のカフェであったり、日本食が大好きとのことで、一緒に日本食を食べに行ったことはありましたが、コリアンレストランには行ったことがありませんでした。その国の方に聞くのが一番!ということで聞いてみたところ、「私たちはまだミュンヘンに住んで短いので、知らない」とのことでした。そういうわけで、自力で探すこととなったわけです(笑)

敢えてここでは名前は書きませんが、ミュンヘンでかなり有名で人気だと言われているコリアンレストランがあります。日本人の方々の間でも有名なようで、いくつかのブログやインターネット上の書込み等を拝見しました。お店の雰囲気も良さそうで、僕は是非そこへ行きたいと思っていたのですが、友人たちから「そこは止めといた方が良い…らしいよ!」と言われてしまったのでした。その国の人たちが「良くない」「止めておくべき」と言う場合は、「本格ではないなんちゃって風味」であったり、クオリティが良くないのか、母国の人からすると納得出来ないような感じかもしれません。それでも気になる!ということで、別の友人を誘って行こうとはしてみたのですが、何度かトライしたのに予約が取れず「僕にはご縁がなさそう」ということで、後にスパッと諦めることとなりました。

そうこうしているうちに、語学学校からも比較的近くの場所に良さそうなお店があるじゃないか!ということで、見つけたのが「ソウル」です。友人たちも「あ、そこ私たちも気になっていた!」とのことで、テンションが上がりました。語学学校での友人が最初に連絡をしてくれた日は、団体予約を理由に断られてしまったのですが、今回2回目のトライで、無事食事に行けることになったのでした。

レストランに入ると、ひときわ騒がしい団体客の方々がいらっしゃいました。何やらビジネスで来ている人たちの決起集会的な感じでした。日本食レストランでも、時々日本人の企業の方々が賑やかにしている場面があります。食事会の途中に、上司の挨拶やらスピーチ・叱咤激励、「じゃあ~を祝って、乾杯!」だとか「一本締めで閉めましょう、よ~っ!」みたいな流れやテンションは、日本人と似た部分があるのかもしれません。僕は彼らの言語が分かりませんでしたが、何やら良いムードに見受けられました。一緒に食事に来ていたコリアンの友人は、結構噴き出す場面もあり、何やら面白いことを言っていたように思われました。

今回はせっかくその国の人がいるし…ということで、注文はほぼお任せしてしまいました。

コリアンレストランで僕が素晴らしいと思うところは、必ず小鉢が付いてくることです。お漬物やちょっとした惣菜はありがたいものです。

おっと、これを忘れてはいけない!「マッコリ」を!僕は辛い料理はまぁ食べられますが、得意ではありません。コリアンの言う「辛くない」というレヴェルが僕にとっての激辛だったりします。マッコリは、あっさりとした口当たりで、マイルドな甘さとフルーティーさが魅力で、口の中もマイルドになり、辛い料理とも相性が良いように思います。このメーカーのマッコリが有名なのでしょうか。どこのコリアンレストランでも、コリアン食材コーナーなどでも見ることが多い「おなじみのもの」です。

友人たちとの話が持ち上がり始めた頃、メインの料理が運ばれて来ました。楽しみにしていた「焼肉」の時間です。3人であっという間に平らげ、焼肉セットは2回注文しました。

ところで、このレストランの料理では、辛さに弱過ぎる…でも辛い物は割と好きな僕が「激辛」と感じるレヴェルのものは出て来ませんでした。辛さは店員さんにお願いをして調整が出来るものもあるようですが、僕の場合は特に何もリクエストはしませんでしたが、問題なく楽しめる程度でした。一緒に食事したコリアンの女の子からすると「まぁこれでも十分美味しかったけど、私は個人的にもっと辛くしてってお願いしても良かったかな…」という味だったようです。激辛好きの方の場合は、ご注文の際にお願いすると良さそうです。

このレストランは、ホテル内に位置しています。ホテル直属のレストランではないのですが、このホテルの建物内にて20年以上営業している老舗レストランのようです。ビジネスやら観光で訪れるコリアンの方々からの絶大なる支持があるようで、このレストランでの食事を楽しむために、このホテルにご宿泊される…という方々も多いようです。コリアンの方々が、ヨーロッパに来てもわざわざ来たくなるレストラン、ということである意味の「お墨付き」が与えられているような印象を受けました。

団体客の予約が多く、コリアンの方々を中心に大人気のお店のようですが、予約さえ取れればまた来たいなと思えるレストランでした。

ご興味のある方は、是非行ってみてくださいね。

☆☆☆レストラン情報☆☆☆

  • レストラン「Seoul」※メルキュールホテル内
  • 住所 Leopoldstraße 120, 80802 München

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