東京在住の友人が、ヨーロッパ周遊旅行をするという連絡をくれました。友人がドイツに立ち寄るときに会おうという話になり、友人に会いにドレスデンに出掛けました。今回は「ザクセンスイスの旅」について書きます。
↓僕のYoutubeチャンネルにて動画も公開しています。
友人とはドレスデン中央駅にて待ち合わせをしておりましたので、夜勤の仕事明けに、ミュンヘン中央駅からドレスデン中央駅を目指しました。以前別の動画内でも紹介しました通り、現在ミュンヘン中央駅からドレスデン中央駅に直通で行ける列車はありません。そして、意外と特急列車を利用しないパターンの利便性が良く、超特急列車よりも値段が安い(現在は、僕の普段の定期でドイツ国内全域が利用可の為、今回の旅では実質無料!)ので、以前ドレスデンに旅行した際は快速列車のみで旅行致しました。今回も前回同様に旅行しようと思ったのですが、何とこの日は、工事か何かの影響でか「乗換案内表示」にその乗りたい列車の組み合わせが出て来ませんでした。というわけで、久々に超特急列車ICEのチケットを購入致しました。
超特急列車ICEのチケットは、事前購入割引があります。面白いことに、2等車のチケットを買うよりも1等車の方が安かったので、1等車のチケットを購入致しました。本来は2等車の方が安いはずですが、ドイツだけでなく、ヨーロッパでは時々このような面白い現象が起こることがあります。
さらに、動画内でも色々語っております通り、様々なパターンを見ていて、かなり料金がお得になる方法を見つけたので、最も安く行ける方法でドレスデン中央駅に向かいました。
ドレスデン中央駅にて友人と会い、その後さらに快速列車にて「Kurort Rathen(クアオルト・ラーテン)」という駅を目指しました。「ザクセンスイス」と呼ばれる地域自体はドイツやチェコに跨るエリアですので割と広いのですが、この駅が「とある名所」の最寄り駅なのです。
駅を降り、エルベ川の対岸に向かう渡し船に乗り、ハイキングがスタートしました。僕らが到着したのが昼過ぎだったのですが、既にもうこれから帰ろうとしている人たちも多く、渡し船はかなり混雑しているようでした。
ハイキングや登山が好きな友人と、体力のなさ過ぎるオッサン(僕)の2人で山道を登ったのですが、色々世間話をしながら、楽しく山を登り切りました。道がしっかり整備されていて比較的歩きやすい道でした。自分の動画を見返してみますと、ところどころ非常に呼吸が荒く、とても辛そうな人のような印象を持ってしまったのですが、実際の当日の感覚としてはそんなに辛くはなかったです。夜勤明けでろくに寝ていない状態でしたし、自分としてはよく頑張ったと思っております(笑)
ところどころ展望台になっている部分があり、休憩がてら景色を堪能致しました。天気にも恵まれ、最高な景色でした。
この日は天気が良かったのですが、木陰や大きな岩の近くで感じた風はとても涼しく、かなり快適な気温でした。何より、道が非常に歩きやすい感じだったので、軽装で気軽に登れるし、散歩に良さそうだなと思えました。あまりにハードなコースではなく、普段運動不足な僕にはちょうど良い刺激だったように思います。
案内表示によると、山の麓からは概ね30分くらいで「Bastei(バスタイ橋)」に到着出来るそうです。実際の時間は計りませんでしたが、軽い休憩を入れて、僕らも概ねその程度の時間で到着出来たように思います。
ザクセンスイスの象徴的な「バスタイ橋」に到着しました!この日は周囲からはドイツ語がほとんど聞こえず、外国人観光客で賑わっている感じでした。橋の一部小さく飛び出た部分は展望スペースのようになっており、絶景を味わえ、写真を撮ろうと並ぶ人たちが多かったです。
実はずっとこの橋が見たいと思いながら何年も過ごしてしまっており、まず橋の場所に到着出来て、大満足でした。しかしながら、僕が見たかった景色は、旅行のパンフレットの写真などでよく登場する「別アングル」です。橋全体を見下ろすような感じで撮影された写真なので、さらにもっと奥に進まなければなりません。
橋を渡り終えてさらに少し進むと、パノラマ展望台とビアガーデンがあります。そして、有料ではありますがトイレもあります。登山道の途中にトイレはないので、きちんとしたトイレ施設で用を足されたい場合は、山を登り切る必要があります。そして、ドイツのトイレ有料あるあるかもしれませんが、小銭及び少額の紙幣の持参は必要です。
友人がトイレに入ろうとした際に、ルールを破ってお金を払わずにゲートを潜り抜ける人が何人もいて、友人や友人の前後の人たちが投入した小銭が吸い込まれるということが起こりました。バーゲートがあるタイプのトイレの場合、お金を投入前にバーが中途半端にぐらぐらしていないでしっかり固定されているかを確認した上で、機械に入金することを推奨致します。また、自分がまさに通ろうとしたときに横入りしてくる子供がいたら、絶対に自分より前に行かせてはなりません。子供がバーの下から潜り抜けるときに、身体がバーに少しでも触れると、その時点で入金分のクレジットが失われてしまうのです。バーを完全に倒してリセットし、再度お金を投入しなければならなくなってしまいますので、注意が必要です。
ところで、バスタイ橋を渡り終えて少し歩いた場所に、パノラマ展望台に向かう道とは別の場所に続く道がありました。そちらに進みますとそこには…まさに僕が憧れた景色が広がっていました!(様子が伝わりやすいので、是非動画の方でご覧ください)
非常に美しいザクセンスイスの眺望に、友人も大喜びでした。
ご興味のある方は是非行ってみてくださいね。