現在、僕は休暇を楽しんでおります。以前から計画していた休みではなく、いきなり休みになってしまったので、思い付くがままに旅をすることにしたのでした。今回は「カールスルーエ動物園」について書きます。
僕は動物園を訪れるのが大好きで、１人ぼっちでぷらぷら訪れることがあります。今回「カールスルーエ動物園」に行きたい！と思ったきっかけは、とある動画に出会ったことでした。是非行きたい！と割と長い間思っていながらなかなか実現出来ずにいましたが、ついにこのタイミングで実現したのでした。
「Zoologischen Stadtgarten Karlsruhe」のメイン入口は、カールスルーエ中央駅を降りてすぐの場所にあります。ドイツ語の名前にある通り「Stadtgarten」（市の庭園）で、敷地面積は22ヘクタールあります。そのうちの9ヘクタール分が動物園施設となっております。かなり広大な敷地の庭園なので、ぷらぷら散歩をするだけでも十分楽しめそうな場所です。メッセ会場側（北側）にも出入口があり、動物園部分だけをさっと回りたい場合は、そちらからの出入りが便利そうです。
入場料を支払い、庭園の中を歩き進めてみると、大きな池があり、かなり開放的な景色が見えました。冬の時期となので、植物がやや寂しい感じなのと、ところどころ大規模な工事が行われているようでした。本来動物がいると思われるような場所に動物がいなくて、やや残念な印象でした。きっと春か夏頃には工事が完了し、その頃には美しい庭園散歩を楽しめるのではないかと思われます。
しかし、僕にとっての「目的の場所」は別にありますので、景色もそこそこ楽しみつつ、どんどん奥へと進みました。僕がどうしてもこの場所で見たかった動物は、カバです。
カバの絵が描かれた水場が見えたのですが、残念ながらその場所にカバはいませんでした。外は寒いので、きっとどこか室内にいるはず…と思っていたら、すぐそばに象がいる建物があり、そのすぐ隣にカバがいました。
カールスルーエ動物園には、カバは3頭います。それぞれ、
- Platsch（オス）
- Kathy（メス）
- Halloween（オス）
という名前が付いており、Halloweenは、PlatschとKathyの間に産まれた子供です。2019年10月31日に産まれたので「Halloween」と名付けられたそうでした。
カバのスペースはそんなに広くはなく、さらにPlatschのみの池とKathyとHalloweenが一緒にいるスペースに分けられていました。KathyとHalloweenは、ずっと水の中に浸かっていて、あまり動きを見せてくれませんでした。
一方、身体の大きなオスカバのPlatschは、一頭だけ隔たれた池にいながら割とスイスイ泳いだり、陸部分に上がって来てくれたり、大きく口を開けてくれたり、脱糞したりなどなど、観覧者をかなり楽しませてくれました。やはり巨大なオスのカバは、大きな存在感・迫力がありました。
冬の時期の動物園に行くと、暖かい気候の動物たちはあまりアクティヴに動いてくれないことがあるのですが、温室内の池で結構活発に動いているシーンが見られて貴重でした。
僕が動物園にいる動物でカバが好きと言うと、かなり珍しがられますが、カバは子供たちには大人気な動物のようです。このカールスルーエ動物園のカバのエリアはそう大きな場所ではないのですが、多くの人たちが集まり、それなりに混み合っていました。面白いことに、僕と同様にカバが特に好きなんだろうなと思われる女性の方が1名いらっしゃいました。かなり夢中で、そしてかなり笑顔で長時間カバエリアから離れようとしませんでした。尚、その彼女と一緒に来ていた恐らく彼氏さんと思われる男性は、早く他の場所に行こうと急かしていましたが、見向きもされていなくてやや可哀想でした。その他、もう1名割と年配の男性もいらっしゃいました。服装の感じから、動物園の職員さんかと思っていたら実は違いました（笑）僕としては、熱心なカバファンに出会えて嬉しい気持ちになったのでした。
ところで「カバの日」が存在するのはご存知でしょうか。毎年2月15日は、「World Hippo day」（世界カバの日）です。これは、野生のカバは絶滅危惧種に指定されており、カバについて関心を集め、色々と考えてみようと制定された日です。
SNSを通じて僕は実は昨日知ったばかりなのでした。世界各地の動物園のカバエリアで、カバにまつわる催し物が開催されたようでした。1日遅れてしまいましたが、今日から仕事休み！ということで、旅行ついでに普段気軽にすぐ行けなさそうな遠くの動物園に行こうと考えていたうちに、以前偶然に見かけたカールスルーエ動物園の動画を思い出したのでした。カバに会うために、今回はカールスルーエにやって来たと言うわけです。
カバファンとして長らく世界カバの日について知らなかったので、来年以降は意識的に、動物園を訪れる日にしたいものです。
旅行の様子は、僕のYoutubeチャンネルにて動画で紹介しております。よろしければ併せてご覧ください。
