【D】規制緩和と重大な変更

昨日の時点で、在ミュンヘン日本国総領事館よりメールが来ておりました。「現行の州令は、以下の点を9日付で改正施行し、2月23日まで延長される」とのことです。今回は、規制緩和と僕の職場での状況について書きます。

なんと本日からバイエルン州では、極めて大胆な「規制緩和」が行われることとなりました。

これまでしばらく飲食店の夜の営業時間規制がありましたが、当面撤廃されます。また、散髪、マッサージ、エステ等いわゆる「身体的距離の近いサーヴィス業」は2Gルールから3Gルールへと変更となりました。

スポーツ観戦、コンサート、イヴェントホール、映画館、見本市等の収容人数についての人数規制も緩和されます。

僕はワクチン接種もしており、ブースター接種も済ませているので、2Gから3Gに変更になる部分は特に何も変化はないのですが、今回の変更点は非常に大きく、全体的に今後、人の動きは徐々に活発になっていくものと思われます。しかしながら報道によれば、現在流行中の疫病は治まる傾向にあるどころか非常に勢いは増しております。正直このタイミングでの規制緩和はどのような意図があるのかよく分かりません。オミクロン種は弱毒性とも言われており、既に他の国で行われているいわゆる「ウィズ政策」への切り替えの前段階なのでしょうか。ここ最近では、デンマークが規制を一気に緩めたことが話題となりました。オランダもロックダウンが解除され、また日常が戻りつつある状況とのことですが、ドイツの数字を見る限り、現状のこの規制緩和の根拠は理解しがたいものがあります。

☆☆☆直近7日間指数☆☆☆

  • ドイツ全体  1450,8
  • バイエルン州  1840,4

※ロベルトコッホ研究所発表情報を参照(2022年2月9日)

ちなみに僕が働いている職場では、一部ではありますが「Kurzarbeitergeld」が導入されることとなりました。営業時間はそのまま、配置人員数が一部カットとなったのです。幸運なことに、目下僕のシフトは一切削られておりません。なので通常通り勤務が出来、給料の手取り額が大きく減ることはありません。僕の同僚たちは別にシフトが削られるのは構わないという人たちばかりで、ある意味良いバランスが取れております。今の職場で僕は同僚とシフトで揉めたことが一度もないので、非常に幸運だなと感じております。ミュンヘンは物価も高いですし、働いてなんぼな職場では、労働時間が少なくなるのは、国から補助金が出るとは言え、手取り額はかなり減りますし、死活問題です。長く働いている同僚たちにとっては、疫病の有無に関わらず元々「あまり働きたくない時期」なのだそうです。僕のようにミュンヘンに来たばかりというわけでもなく、生活も落ち着いている人たち、さらに昨年や一昨年のもっと酷い状況を経験した人たちなので「今年は心配はない」との見方が強いようでした。

Kurzarbeitergeldについては、「Kurzarbeit-Sonderregeln(短時間労働に関する特別規則)」が一部改正され、有効期間が2022年6月末まで延長、Kurzarbeitergeldの支給の最大上限期間が28ヵ月までと新たに定められました。

ここのところ、朝は非常に明るく、日中の気温も暖かく、まるで春がやって来たような心地良さを感じられるようになりました。ドイツの疫病の感染状況を見る限り、まだまだ油断は出来ませんが、各国の疫病の状況が落ち着き、規制も緩やかになりましたらまた旅行に出掛けたいものです。

なので、仕事が出来るうちはしっかり働いてお金を稼いでおきます!

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