【D】2022年オクトーバーフェストの楽しみ方&注意事項

Leben

今年2022年は、3年ぶりにオクトーバーフェストが開催されることとなりました。今年のオクトーバーフェストが始まって以降、残念ながらなかなか天気が優れない日が続いておりましたし、ある日を境に急激に寒くなってしまいました。暑かった夏から秋を飛ばしていきなり冬になってしまったような気が致します…が、しっかり楽しんで参りました!今回は、オクトーバーフェストの楽しみ方と注意事項について書きます。

まず今年のオクトーバーフェストについて、疫病流行による2年連続の中止を経ての開催ということで多くの人々にとって特別なものとなったはずです。僕にとっても、ミュンヘン在住者となって初のオクトーバーフェストということで期待に胸が膨らみました。今年はとあるご縁で憧れだったLederhose(レダーホーゼ)も手に入りましたし、「バイエルンの民」になった気分を味わいます。

オクトーバーフェスト開催期間中はホテル代金が跳ね上がり、通常期の数倍にもなりますが、ミュンヘン在住者となった今、そういった経済的負担は減りました。(普段の家賃額、生活費が高いのがネックなミュンヘンです!)また、旅行の際ように決めた日程で行く必要はなく、気分によって気軽にふらりと訪れることが出来るのも大きなメリットだと感じました。今年はホテルは利用しておりませんが、元旅行業界にいたということもあり、色々と旅行業界の人間っぽく色々と調べてみたこと、実際にミュンヘン在住者になって、また夜間警備の仕事を通して知り得た情報がありますのでここに共有致します。

まず、ホテルの予約に関して「どうしてもこのホテルに!」「どうしてもこの日でないと!」と強い希望がある場合は、早くに予約をした方が良さそうですが、ちょっと工夫をすると安く予約出来そうです。オクトーバーフェスト開催期間中はホテル側も強気で高額な値段で販売するのが通常で、さらに宿泊代金を全額前納、キャンセル不可という条件での予約となることがほとんどのようです。あまりに早く予約して予定変更となった場合は、お金が戻りませんので要注意です。

オクトーバーフェスト開催期間中のホテルの値段設定は、開催日初日の前夜(金曜日)と初日(土曜日)が最も高く設定されており、その後平日は比較的安めで週末だけ高めの設定となっております。オクトーバーフェスト会場でも週末の方が割高なので、どうしても週末でないと都合が付かない…というわけでなければ、平日の方が断然良さそうです。またホテルの値段については、オクトーバーフェスト開催期間の後半になればなるほど安くなり、開催されてからの予約状況によって一気に値段が改訂されるようです。

参考までに、僕が観察していた某ホテル/ホステルの値段推移を記します。

〇某ホテルシングルルーム

  • 通常期 60ユーロ
  • オクトーバーフェスト前予約 350~400ユーロ
  • オクトーバーフェスト開催後予約 200~250ユーロ

〇某ホステル10人部屋ベッド

  • 通常期 20ユーロ
  • オクトーバーフェスト前予約 180~200ユーロ
  • オクトーバーフェスト開催後予約 40~50ユーロ

ホテル予約サイトや旅行会社のウェブサイトの「ラストミニッツ」の間際セールも要注目かもしれません。あくまで今年の目安ではありますが、ホテルご予約の際のご参考になさってみてください。

オクトーバーフェスト会場「Theresienwiese(テレージエンヴィーゼ)」到着後は、簡単な荷物検査が行われます。2016年以降テロ対策で、容積3リットル、20×15×10センチメートル以上のバッグは持ち込みが不可となりました。荷物がある場合は、会場出入口付近にある荷物預かり所で、有料で預かってもらう必要があります。今年2022年は、10キロまでは4ユーロ、それ以上は7ユーロだそうです。オクトーバーフェスト会場には銀行ATMが多く設置されていますが、予め使うだけの現金と携帯電話があれば十分かと思われるので、会場にはなるべく手ぶらに近い感じで行くのが良さそうです。

テント内の座席は、前もってオンライン予約することが出来ます。ビールや食事代は食券の回数券のようなものを注文することも出来ます。オクトーバーフェスト会場では、基本的にはビールやら料理が運ばれる度に都度清算なので、現金をあまり持ち歩きたくない人には非常に便利そうです。ただこの券は、概ね年明けから8月頃までと販売期間が決まっているようです。早くから「今年のオクトーバーフェストに行くぞ!」と決めていらっしゃる方には事前チケット購入が良いかもしれません。今回僕に合席を許可してくださったグループの方々から、色々と教わりました。以前の記事にも書きました通り、僕は1人で予約をせずにテント内に入りましたが、1人だけだと空きスペースに割とすっと入れてもらえ易いのです。2~3人程度で行く場合は、時間帯によってやや苦労することもあるかもしれませんが、ノリノリそうな雰囲気の人たちがいる場所に思い切って声を掛けてみると、快く仲間に入れてもらえます。

オクトーバーフェスト会場には、数々の遊具が設置されています。ドイツ各地で見られる移動遊園地の、小さな子供が楽しめるような可愛らしい乗り物から、割とハードな絶叫系まで揃っています。僕は数年前の時点で、結構酔っぱらった状態で、高いところから一気に降りてくるアトラクションや、大きく左右に揺られる乗り物に乗って以降、それまで平気だったのに、急に怖くなってしまったのでした。もう今はいい年したオッサンになりましたし、そして1人ですし乗り物には乗りませんでした。スリル系がお好きな方は、是非結構酔っぱらってしまう前にお試しください。

オクトーバーフェストを堪能しましたら、近隣の在住者の方は自宅へ、旅行者の方はホテルへと戻るわけですが、時間帯によっては非常に混雑しますし、人との接触が増える場面ではトラブルに巻き込まれないように注意が必要です。

オクトーバーフェスト帰りで酔っぱらっている人たちは、陽気な人たちばかりではありません。非常にアグレッシヴで、ちょっとしたことから口論、暴力沙汰、凶器を使った刺傷事件さえも発生しております。また、酔っぱらっているときに急に近寄って来る人たちから財布やお金、スマートフォンなどの貴重品を盗まれるということも数多く報告されています。ホテルやホステル内でも、部屋に宿泊者以外の人が侵入したり、部屋の中で盗難に合うという事例も報告されています。個室であっても入室後に戸締りがきちんと出来ているか、ホステルなどのように他人と共同の場合は、金庫やロッカーの利用を徹底するなどの工夫は必須です。

特に男性は暴力事件、女性は性被害に遭わないように、自分自身の身や貴重品回りの守備の徹底をしつつ、安全にオクトーバーフェストを楽しんでいただけたらと思います。と言いましても、当記事の投稿が遅くなりましたので、今年2022年のオクトーバーフェストも開催あと残すところ3日ではありますが…(笑)上記の内容はきっと来年以降も役立ってくれる情報もあろうかと思われますのでご参考までに、ということで書きました。

一方、疫病の感染状況の数値については、9月後半になって上昇傾向にあります。重症化リスクが格段に下がったとは言われているものの、引き続き警戒が必要です。

☆☆☆直近7日間指数☆☆☆

  • ドイツ全体  466,0
  • バイエルン州  654,8

※ロベルトコッホ研究所発表情報を参照(2022年9月30日)

↓僕のYoutubeチャンネルにて、オクトーバーフェストの一部の動画を公開中です。よろしければ動画の乾杯の音頭に合わせて、ムードを楽しみながら一緒に乾杯してみてくださいね。

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