【D】大学入学後の大失態

Leben

憧れのドイツでの大学生活が始まり、早くも1ヵ月が経過しました。深夜の仕事との両立は、体力的にキツイところがありますが、色々な生活パターンを試し、ようやく自分にとってのベストなタイムマネージメントが出来上がり、徐々に慣れて来ました。僕は現在、大学の授業だけでなく、語学学校のコース2つ(夕方週3回)にも通っているので、課題が一気に出たときは割とてんてこまいですが、どうにか楽しく頑張れています。今回は、最近気づいた僕が「実はやらかしていた大失態」について書きます。

僕の大失態と言えば、以前別の記事にて紹介しました通り、入学早々とんでもないことをやらかしたことが記憶に新しいのですが、他にも色々やらかしていました。まず、授業の履修についてです。

入学早々履修登録をすっ飛ばしてしまい、その後に救済頂くことが出来、授業には参加出来るようにはなりましたが、色々と後に困ることが出てきてしまったのでした。大学に通ったことがある方ならご存知のところでしょう、「必修授業」の組み方が困難だったのです。僕は期間を過ぎてしまっていたので、焦ってろくに下調べもせずに「きっとこれは必修のはず!」と、必要そうな講義をひたすらメモ書きしました。時間割が被らないように、「月曜日または水曜日のいずれか」などのような選択肢があるものは、慎重に選んでみたりはして、「それなりに」時間割を完成させました。

各授業担当の先生に急いでコンタクトを取り、日々どの授業のどの先生から連絡が来たかは記録していました。結局、9科目履修したかったところ、8科目分の先生から連絡が来た認識でした。しかし、ポータル上の時間割を見てみると、入れた覚えのない時間帯に授業が入っていたり、後々「あれ、ここなんで被ってしまったのか?!」という不思議な現象が起こったのでした。

僕は現在専攻は文学部なのですが、副専攻として法律学を選択しています。どうやら副専攻の法律学の方が色々と制限があり、1つのコマかと思っていた授業が実は2つで1つ扱いだったり、この授業を受講するならばこちらもセットで受講を、というような制限があることが分かり、僕が急いで作成した時間割に「手直し」が必要な状態となってしまったのでした。専攻の必修科目に加え、副専攻の必修科目、そして何より「今セメスター中に受けるべき」とされているものもあり、単なる自分の好きな時間、空き時間に思うように予定を組める感じではなかったのでした。さらに、僕は大学のポータルサイトにとにかく苦手意識がありました。大学に入学して直後くらいの頃は特に、複雑な構造のポータルを見るのに嫌気が差し、紙やらノートに写しながら、結構良い感じに時間割も作った!と思っていたのに「またやり直しか」と少々落ち込みました。

一度は状況を持ち直して、これで大丈夫!と思っていたのも束の間、その後に発覚した「大きなやらかし」は、必修科目と付随する演習科目の存在をすっかり忘れてしまったことでした。副専攻の法律学の方を完璧にした!と思っていたら、まさかのメインの専攻の方に抜けがあったのです。先にも述べました通り、履修登録締切後に救済措置で僕は履修登録をさせて頂けました。僕が「連絡がなかった」と認識していた1科目がまさかの必修科目(講義とセットで受講しなければならないモジュール授業)だったということが、入学後しばらくしてから分かったのでした。しかも、先生からメール連絡がなかったと思っていたら、よくよくメールボックスを確認したところメールが来ていたのでした。僕が全くの無意識のうちに「既読処理」をしてしまっていたようでした。

大学入学からかなり時間が経過してしまったところで、既に授業が4回行われていた状態で、かなりバツが悪いのですが担当の先生にメールを書きました。すぐに返信があり「とりあえず授業がある日時に来て、私に直接話し掛けに来てください」と連絡を頂き、授業に参加しました。

授業を担当する先生は、かなり若いさわやかな雰囲気の、割とイケメンなドイツ人のお兄さんでした。実は僕はこの先生は、以前1度別の授業でお目に掛かったことがありました。その際はゼミの先生の代理としていらっしゃったのですが、まさか今回は彼の授業だったとはと驚きでした。先生の見た目はさわやかですが、授業がとてもつまらな過ぎて印象的でした(爆)そして、今回参加したゼミも、いまいち僕の中であまり面白さを感じられる内容ではありませんでした。

授業が終わり、先生に「先日メールを書いた件で相談なんですけど…」と話し掛けました。すると、それまで笑顔でずっと話していた、さわやかで人当たりが良さそうな人が、ガラリと豹変しました。かなり嫌そうな顔をしながら怠そうな口調で、色々と説教であったり嫌味を言われました。そもそもの履修登録をミスした自分が悪いのですが「そんな言い方しなくても良くない?」と言いかけてしまいそうになる程ボロカスに言われました。さらに「この授業別に参加しなくても良いんじゃない?君の卒業が遅れるけどね!」とも言われ、かなりイライラしてしまいました。ケンカになってもいけないので「忘れていました、ごめんなさい」とだけ告げ、どうにか受講許可を貰いました。

「君はもう今の時点でかなり出遅れている!必要な資料は全てポータルに上がっているから、まぁ頑張れ!それはそうと、僕の授業にようこそ!」と最後に言われました。後段部分の原文は「Naja…(溜息)herzlichen Willkommen…(作り笑いにんまり!)」と、相当怠そうに言っていました。こんなに字面と感情が真反対な「ようこそ」は初めてです(笑)初回にして「もう参加したくない」と思ってしまった授業でした。先生からもあまり良いイメージも持たれていないようだし、受けなくて良いという選択肢が与えられるなら真っ先に外したい科目ですが、必修のようなのでどうにか単位ギリギリでも良いので、どうにか突破することを目標とします。

僕自身が鈍臭いことは言うまでもありませんが、大学のシステムに大きな不満があります。「今セメスターで受講必須」な科目であったり、セット受講必須なのであれば、ポータルが自動判定してくれたら良いのに…と思ったのでした。副専攻の法律学の方は、僕が完全に見落としていた科目や、セットで受講すべき科目は自動で追加してくれていました。法学部にその設定が出来て、文学部が出来ないはずはありません。また、僕の名前でログインしているから、関係のある情報だけを表示させてくれたら良いのになと思います。明らかに僕に関係のない情報も大量に出て来るのがややこしいです。

ところで、ドイツの大学では、基本出席は取られないと思っていたのですが、僕が参加している講義やら演習科目では、一部リストが回って来てサインをしたり、先生がサインをしたりする科目がありました。そして、授業参加申込みが認められているかを先生側が把握するために、授業・課題専用の別のポータルが存在するということを知りました。ややこしいことに、ポータルにログイン後、専用ページに行くのに「パスワード」が必要です。そのパスワードは、授業を履修した際にメールで知らされたり、授業中に先生から案内があります。僕の場合は、最初の履修登録をミスしたこと、そのポータルの存在を知るまでに時間が掛かったことがあり、非常にバツが悪いですが、先生にメールしたり講義後に質問に行ったりして疑問を解決していきました。そういった点もかなり煩わしいなと感じてしまいました。

ところで、僕がやらかした失敗はこれだけではありません。それは、成績に直結する課題を盛大にすっ飛ばしてしまったことです。

僕にとって必修のゼミがあるのですが、ゼミの先生との相性が早速良くないかもと感じることがありました。僕のゼミの先生は、オリエンテーションで出会った女性の先生です。僕がこの先生が苦手だなと思うところは、やたら「ポータルを各自確認してください」しか言わないところです。僕はポータルがいくつも存在することを結構長い間知らずにいました。しかも「まだ手続きしていない人がいますので急いでください」と言われた日が実は締切日だとか、さらに締切が口頭で「23時59分」と案内を受けたはずが、実は昼間の変な時間に締め切られているということがあったのでした。僕としてはもう一声「次の課題はいつにオンライン上公開され、締切日はいつまでです」「今日が締切日ですよ!」だとか重要部分を強調したり「手続きのやり方、見方が分かっていない人がいると思うので、見る場所はここですよ!」という案内があったら嬉しいなと思ったのでしたが、そのような案内はありませんでした。僕が苦手意識から抜け出せないでいるポータル上で課題が発表され、ポータル上で提出、パートナーワークもそこで行われます。課題が結構面倒な上、参照資料の数も莫大です。授業内容も非常に面白くないし、このゼミ辞めたい!と思うものの、必修科目なので避けられません。

ところでようやく最近、とある課題の提出方法が分かりました。

下の緑字の「Anleitungen für die Einreichung(提出方法)」のところをクリックして、何度この画面と行ったり来たりしたことか(爆)これで僕のポータルの苦手意識、ストレスがやや軽減されました(笑)

パートナー課題は、自分の相方が提出した後に、ようやく自分のターンがやって来るのですが、相方が提出後もなかなかその課題がこちらにやってこないことがありました。提出期限が刻一刻と迫っているのに、どないせぇと!とゼミの先生に苦情メールを書いて、返事に「あなたは見る場所を分かっていないと思われます。この画面を見るのよ!」とスクリーンショットが送られたことがありました。「いや、そこは既に何度も見たのに!」という箇所に「ついさっきまでなかったもの」がしれっと追加されていることがありました(爆)

僕自身が鈍臭いばかりに、きっと他の生徒たちが別に悩んでいないであろう箇所でも行き詰まり、色々とグダグダな部分はありますが、日々新しいことを学んで少しずつ成長出来ております。夜勤疲れだけでなく、思い通りに行かずに「ふて寝」してしまうことが多々ありましたが、分かること、自力でサッと出来ることが増えて行くに連れ、ふて寝回数や長さも減ってきたように思います(笑)余計なストレスであったり心配ごとがあったので、肝心の勉強の方に集中し切れていなかった部分がありました。

今後は試験に向けてきっちり対策をして、無事に1セメスターを終了出来るように頑張って行きます。

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