【D】冬のヨーロッパ空港カオス

Leben

ここのところ仕事に大学にと楽しくそして忙しく過ごしておりましたが、今週はとても楽しみにしていたことがありました。それは、久しぶりの週末弾丸旅行です。今回は、僕が本日体験した「カオス」について書きます。

僕が予約しているフライトは昼前のフライトでしたが、早めに空港に行っておきたかったので、朝7時頃には自宅を出発しました。なんと外に出てビックリ!かなり雪が積もっているようでした。外に停まっていた車のタイヤの半分が埋まる程度でした。そして、雪かきがなされていない道は、足がズボッと雪にめり込み、くつもズボンも一気に湿ってしまいました。僕のアパートから徒歩5分程度の場所に地下鉄の駅がありますが、こんな中歩くのはな…という感じでした。アパートのすぐ前にはバス停もあり、アプリで調べたところによると、すぐにバスも来そうな感じだったので、バス停でバスを待つことにしました。すると1台の乗用車が止まり、男性が何やら英語で僕に話し掛けて来ました。ありがたいことに「Today no bus! Not wait here!」と教えてもらえたのでした。アプリだと普通にバスが動いてそうでしたし、親切な方と出会わなければ、寒い中無駄な時間を過ごすところでした。朝早めの時間は、アプリは機能していないんだなということがよく分かりました。覚悟を決めて、いざ悪路を進み地下鉄駅へ向かいました。

僕は昨日は仕事が休みだったので全く気付かなかったのですが、どうやら昨夜の段階で列車が止まってしまったり、公共交通機関のダイヤの乱れが激しかったようでした。僕は久々の旅行ということで非常にテンションが上がっていましたが、こんな時ってどうすべきか…とふと冷静になって考えてみました。

まず、とりあえず空港行き列車が通る中央駅の状況を見ようと、地下鉄で中央駅方面に向かうことにしました。地下鉄乗車中に、空港HPやらエアラインの情報をチェックし、僕が搭乗する予定の飛行機はどうやら遅れているという情報を得ました。この時点でキャンセルとなっているようだったら、まだ簡単に引き返せるし帰ろうと思っていました。しかし、空港のHP上では午前中は閉港とあり、僕が搭乗するフライトは一応は午前中のフライトではあるものの、遅延扱いだったので、まぁまだ空港に行く価値はあるのかと思われました。

ミュンヘン中央駅に到着したときに、ちょうど空港行きのSバーンが出ていました。これはタイミングが良い!と喜んだのも束の間、数駅進んだところで途中駅で止まり折り返し運転、空港には行かないという案内が流れたのでした。中途半端なところまで進んでしまってタクシーに乗ることを考えたら、中央駅から出ているバスに乗った方がマシだということで、中央駅に引き返しました。

中央駅には、多くの地ベタリアンが発生していました。恐らく列車がなくてお困りの人たちかと思われます。そんな人たちの姿を横目に、僕は空港バス乗り場方面へと向かいました。空港バスについては、一応運行されているようであるということは確認しましたが、中央駅にはまだバスが来た形跡がないというか、このまま待ち続けて大丈夫なのか、という不安感を感じる程でした。バス停にはかなり多くの人たちが待っていましたが、1人、また1人とタクシーを捕まえ始める人が徐々に出て来ました。空港行きのバス停で待っているので、同様に空港に行く人たちであろうということで、タクシーをシェアしましょうと声を掛け合うシーンも見受けられました。

僕はまだ時間には余裕があるし、安く済ませたかったのでバスを待ちました。幸い、バスは割とすぐに来てくれました。バスに乗る際に、非常に激しい怒鳴り合いや押し合いのカオスはありましたが、空港には割とスムーズに行くことが出来ました。

9時頃に空港に到着すると、このようなアナウンスが流れていました。「この空港は午前中は閉鎖されています。荷物のドロップオフ及びセキュリティゲートは開きません」と。空港の建物自体には入ることが出来ましたが、空港の業務はストップしているようでした。オンラインチェックインを済ませ、預け荷物がないという人たちが、セキュリティゲートの大行列を作っていました。どこが最後尾だったのか、判別が付かない程とんでもない大行列でした。飛行機が結局飛ぶのかどうかは分かりませんが、今後セキュリティゲートをオープン!となった状態でこれだと、さらに飛行機を逃す人たちも出て来そうで恐ろしいなと思ったのでした。

僕のフライトは13時頃出発予定と表示があり、そのようなメールも届いているようだったので、空港探検をすることにしました。空港は本当に多くの人たちでごった返しており、パン屋さんやレストランは大行列でした。誰かを大声で呼んだり、順番を抜かしただの抜かしてないだのとケンカする人がいたり、店員が「さっさと注文しろ!」と客に怒鳴ったりここでもカオスが繰り広げられていました。どこもかしこもイライラの様子でした。エアラインのカウンターはほとんど開いていませんでしたが、タイ航空(TG)のところに行列が出来始めていて、いよいよチェックインか?と思って見ていると、男性がブチ切れて怒鳴っているのが聞こえ「あ、フライトキャンセルされたからその手続きか」と分かりました。

空港の案内表示を見ていると、徐々に「Annulliert/Cancelled」の表示が増えて来ているようでした。僕の搭乗予定のフライトは11時半頃まで遅延のままだったので、チャンスがあるのかと思って空港で待ち続けていました。しかしそんな中、空港では奇妙なアナウンスが流れました。

「今日この空港は終日閉港です。荷物預かり、セキュリティの業務は行われません。また、本日航空会社による予約変更業務もありません。自宅に帰り、各自オンラインで手続きをしてください。尚、帰る場所がない人たちは自力でホテルを予約しなさい!」と。

空港側がもう営業しないと言っている時点で、旅行に行ける可能性はないのは分かっていますが、空港にいるし、航空会社から何かしらのアナウンスがあるかもしれないと思い、少し待ってみることにしました。そして、僕としては空港からまたバスで帰るのが嫌だったので、列車を待ってみようと思うことにしたのでした。

空港からミュンヘン市内中心部に向かう列車は、Sバーンです。Sバーンの情報を見ていると、一部開通したというお知らせが更新されていました。空港路線はどのくらいで回復するのか、興味が湧きましたので、それ以外にも早く帰れそうな鉄道路線はないかとネットで最新情報を色々と追ってみようと思ったのでした。

タクシーと空港バスの乗り場は、とんでもない大行列で、どの人がどこに並んでいる状態なのか全く分からない状態になっていて、人と人同士がかなり距離が近い感じがしました。結構アッグレッシヴな人たちが多く、さらに外の雪が降り積もる、さらに屋根が一部ないような場所で待ち続けるのはキツイなと思ったので、即パスしました。

空港から脱出する唯一の手段は、車!です。タクシーもバスも大行列で、さらにはレンタカー会社のオフィスにも結構な行列が出来ているようでした。ガラガラのところは、「もう本日の分は終了しました」という状態でした。

昼間になり、空港にはどんどん人が押し寄せて来ているようでした。空港や航空会社からの全便欠航・空港閉港のアナウンスが遅かったのか、はたまた情報を確認していない人が多かったのか、「取り敢えず空港に行くか!」と思った人が多かったのかは分かりません。空港から脱出しなければいけない状態なのに、どんどん人が増えて来ていたのでした。僕自身、以前旅行会社で勤務していた際は、常に「何かあった場合は、取り敢えず空港には向かってください」と顧客にアナウンスしていたように思いました。今こうして自分自身が「空港には来てはいけない状態」を体験して、非常に勉強になりました。天候不良や、大きなアクシデントが起こった際に、まず空港がどういう対応をしているのかを見るのは非常に大事だなと思いました。

今日のミュンヘン国際空港(MUC)の対応は、大雪で飛行機の離着陸が出来ない、ということに加え、公共交通機関が機能せず、空港で働くスタッフたちのほとんどが出勤出来ないということが大きな要因だったのかなと思われます。明らかに人が足りていないだろうなということが見て取れました。振替便やら宿の手配の提案もなく、ただただ全便キャンセルで、本日は何も対応出来ませんので、空港に来る理由もなく、さっさと帰ってください!という状態だったのです。僕はミュンヘン在住なので、どうにか帰る家がありますが、旅行者の人たちはたまったもんじゃないでしょう。周囲からは「どうしよう!ホテルどこも満室!」と、ホテルの予約が出来ないで困っている人たちの声が聞こえて来ました。

  • 悪天候
  • 天変地異
  • ストライキ

の際は、航空会社がホテルを手配する義務がないので、状況が怪しいなと思った際は、迅速に動き始める必要があります。

ところで、僕のところにはこのようなメールが届いていました。

メールをきちんと受信出来ていなかったのがいけませんでしたが、9時半頃の時点で「自宅にいてください、あなたのフライトはキャンセルされています。続報をお待ちください」というメールが届いているようでした。僕が残念ながらメールにすぐ気付けなかったのと、既にその時間には空港に来てしまっている状態でした。さっさと帰宅していれば良かったですが、空港にいるし何かしら情報が入るかも?という期待が、僕の判断を遅らせました。

僕は列車で帰宅したかったので、Sバーンの回復を待ちましたが、一向に回復の兆しはなく、結局有料バスで帰ることにしました。本日は鉄道のバス代行輸送もなく、さらに動いているのはこの有料バスのみという状況は結局変わりませんでした。僕がバスに乗ろうと決意したのが昼ごはんを食べ終えて、携帯電話を少々充電し終えた15時くらいでした。

結局寒空の中3時間少々待ち、バスに乗車することが出来ました。ミュンヘン市内の自宅に帰宅したのは結局20時頃となりました。

今回はリフレッシュの為にとだいぶ前から計画していた、週末旅行に行けず残念でなりません。しかしながら、これまで僕が経験したことがない新しい経験(ドイツ南部20年ぶりの大雪)が出来て、非常に勉強になりました。特に、自然災害(大雪)での空港閉鎖ではありましたが、当日の空港に向かう様子、空港の様子、空港から戻る様子など、一通り体験出来て良かったです。

ところで今回、僕にとって最も大きな収穫だったことは…Lufthansa Express Busは、本来有料のバスなのですが、Das Deutschland Ticket(いわゆる49ユーロチケット)が利用出来るということを知れたことでした。帰りのバスに乗車の際、僕の後ろにいた女性たちが「私たちはDeutschlandticket持ってます!」と言って乗車をしていたのでした。「むむむ?!」と思い調べて見たら、空港路線のSバーンが不通の際に特例として、Deutschlandticket所有者は、追加料金なしで利用出来るとのことでした。

知らなかった!

僕は知らずに普通に乗車券として片道12ユーロずつ、計24ユーロ支払ってしまいました。

改めて色々調べて見ますと、Lufthansa Express Busはチケットの有効期限が24ヵ月と長く、往復チケットが断然お得であることを知りました。Deutschlandticketの期間が終わり、将来的にまたDBが正規の運賃に戻った際、ミュンヘン国際空港(MUC)に行くのはバスが便利で安いようですし、今回乗車してみてかなり快適だなと感じました。今後積極的に利用をしたいなと思えました。

ただ、タクシーには乗らなかったので、お金は無駄にたくさん払ったわけではなくて良かったです。今回の教訓は、公共交通機関が動いてない際に、無理矢理頑張って空港に向かうものではない、ということでした。

今回は本当に残念でしたが、まだ今年年内、またどこかにふらりと旅行に出掛けるチャンスはあるのか?!自分自身も楽しみにしておきます。

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