2022年、今年はまだシュパーゲルを食べていないのにシーズンが終わってしまう！ということで、美味しそうなお写真が掲載されていたレストランに行って参りました。今回は、フランクフルトへの旅について書きます。
ドイツでよく見かけるSpargel(シュパーゲル/白アスパラ)は、春のグルメ食材として知られます。暖かくなって来る頃に、スーパーで商品が並ぶだけでなく、農家の直販屋台が街中や路上に現れたりもします。シュパーゲルには実は面白い決まり事があります。それは、シュパーゲルの最終収穫日がJohannistag(聖ヨハネの祝日)と定められているということです。理由は、この時期から初霜の100日以上前であれば、植物が青々と成長、再生するのに十分な時間が確保されるからとのことです。翌年の収穫に向けてのルールというわけです。聖ヨハネの祝日は年によってずれるのですが、2022年度は6月24日です。
シュパーゲルはドイツに住み始めてからというもの、大好きで毎年楽しんでますし、シュパーゲルの季節がやって来ると心が躍る感じがしていました。が、気が付けば今年は、まだシュパーゲルを食べないでいたことを思い出しました。シュパーゲルは自分で購入したり、人から頂いたことは結構あるのですが、皮が結構分厚く、不器用で料理が出来ない僕にとっては取り扱い難易度の高い食材なので、自分で調理することはとっくに諦めております。レストランでシュパーゲルを楽しみたい際は、ドイツ料理のお店である必要はありません。色々な国籍の料理屋さんでアレンジされた料理が、季節限定で楽しむことが出来ます。
さて、今回は目当てのレストランに行くために、フランクフルトに行って参りました。
先日まで9ユーロチケットの旅をしていましたが、今回は超特急列車のICEを利用致しました。前回の旅行で、ダイヤの乱れ、REの遅延やが激しく、目当てのランチを食べることが出来なかったということがあったので、今回は絶対に逃したくないランチ限定メニューだったので、奮発致しました。と言いましても実は、ICEは数日前に予約すると結構安く乗車出来ることがあります。幸運なことに、僕が仕事が休みの日で、ランチタイムに間に合う時間の列車のチケットが安い値段で販売されていたので、即購入を決めたのでした。
フランクフルトは、僕にとって3年半住んだ思い出の街です。懐かしの気持ちがある一方、地下鉄に乗車をしていて違和感を感じました。それは…。
地下鉄の番号が微妙に変わっていたということです。Hausen(ハウゼン)へ行く列車はU7だったはずですが、どうやら僕がフランクフルトを去った後、2018年に変更されたようでした。U6とU7の番号が入れ替わり、U5が今後延伸予定と、次に来る頃にはまた新たな変化・発見があるかもしれません。
今回の目的地のハウゼン駅に到着しました。このハウゼン駅周辺は、閑静な住宅街です。なんとこの駅を降りた方々は、ほぼ日本人だけでした。この地区は日本人学校があるエリアで、近所には日本人駐在員家族の方が比較的多く住んでいるエリアと言われています。ここ数年で、日本人の家族の「フランクフルト市内の住みたい地区のトレンド」は変わりつつあるようですが、まだまだそれでも日本人学校近くということで、日本人人口はそれなりに多いようであることを確認しました。
そんな日本人にも人気な閑静な住宅街のエリアの中に1軒、日本食レストラン「Bistro Okame」があります。
張り切り過ぎて、開店前に到着してしまいました。列車の遅延などのトラブルもなく、無事に目当てのランチにありつけそうです！前日にいきなり誘ったフランクフルト在住の友人と待ち合わせ、目当てのランチメニュー「海老と白アスパラの天丼」を頂きました！
このランチメニューは期間限定の品で、16,5ユーロというランチにしてはやや良いお値段かもしれませんが、わざわざフランクフルトに来て食べる価値は十分にありました。シュパーゲルの季節が終わってしまいますが、僕にとって2022年の最高の最初&最後のシュパーゲルとなりました！
目当てのランチが終わり大満足後、かなり久々に会った友人とのんびりカフェを楽しみました。夕方からの仕事に向かった友人と別れ、懐かしのエリアを散策しました。
帰りは特に急ぐ理由もないので、また9ユーロチケットの旅をする予定でいました。久々に大好きなレストランで食事をしたのですが、まだまだ食べたりない感じだったので、時間が許す限り夕食を食べにまたハウゼンに戻りました。
何やら僕の席のお隣ではパーティーが行われておりました。何と、僕がとてもお世話になった方のバースデーパーティーのようで、「おひとり様」の僕も乾杯に混ぜてもらったりしながら楽しみました（笑）
ここで、僕の個人的に大好きなBistro Okameのメニューを紹介します。
Bistro Okameに食事に行ったら、僕にとっては絶対に欠かせない⁈欠かしたくない！通称・レタつんサラダです。シャキシャキのレタスに、つ~んと来るワサビの辛さがたまりません！
昼にシュパーゲルを食べましたが、また食べたくなったので注文しました。こちらは、通常メニュー商品ではなく、「オススメの一品」としてシェフの手書きで書かれてあるメニューのものです。季節の商品であったり、活きの良い食材のセレクションが楽しめます。タイミングを逃したら次の機会…来年まで楽しめないかも⁈というメニューもあります。Bistro Okameに行きましたら、シェフの手書きのメニューを是非ご覧ください。
僕にとっての最高の贅沢は「寿司いいとこどり」です。こちらの寿司の内容は、シェフのオススメ・お任せメニューなので、何が含まれているのか気になる方は、注文前に確認なさってください。普段はワンプレートで提供されますが、本日は特別仕様でした。
楽しい時間はあっという間に過ぎ、帰路へ…。
僕の人生に色々とハプニングは付き物ですが、久々のフランクフルトと美味しい料理を堪能出来て大満足の旅行でした。この度は「シュパーゲルの旅」でしたが、僕が個人的に大好きで色々とお世話になりました和食レストラン「Bistro Okame」には、また日本食が恋しくなった頃、フランクフルトに遊びに行きました際に食事に伺おうと思っております。
ご興味のある方は、是非行ってみてくださいね。
☆☆☆レストラン情報☆☆☆
- レストラン「Bistro Okame」
- 住所 Im Vogelsgesang 1a,60488 Frankfurt
