【D】朝活ドイツ語サークル~1人で黙々自習編~

Leben

元同僚たちと定期的に会って一緒に勉強する「朝活ドイツ語サークル」についてですが、今回は1人で自習の日となりました。今回は、僕の「ドイツ語C2レヴェル受験心得」について書きます。

まず悔しいので書きますが、本当は今頃僕は日本に旅行中のはずだったのです!先日別記事にて書きましたけれども、飛行機に乗れないという大事件が発生し、寂しくミュンヘンにおります。日本に行く予定を立てていたものですから、元同僚たちには「日本に行くので、次に会うのは結構先になりますね」などと言ってしまっておりました。「日本楽しんで来てくださいね!」などとメッセージをくださっていたところ、ミュンヘン空港にて飛行機に乗れず、僕が日本に行けなくなったことはすぐに伝えておりました。「やっぱり僕ミュンヘンにいますが、どうします?」と言ったところで、もう他のご用事もあるとのことだったので集合はしませんでした。というわけで、今回は僕1人で勝手にいそいそ勉強することに致しました。

僕が勝手に「朝活ドイツ語サークル」と呼んでいる活動は、B1レヴェルの試験を受けるAさん(仮名)とB2レヴェルの試験を受けるRさん(仮名)に、僕が偉そうに一方的にドイツ語を教えるだけのものではございません。僕がこれまで「ドイツ語C2レヴェルの試験を受けたいな~いつ受けようかな~」と言っていたところ、お2人が頑張って勉強して試験を受けるなら、僕もじゃあその頃に…という、ようやく重い腰を上げて試験を受けようと思うことになったきっかけでもあるのです。実際、ここのところ精神的に参ってしまうことが続き、かなり自分自身を腐らせてしまっていました。ドイツ語学習についてもモチヴェーションが下がってしまっていたところ、Aさん(仮名)とRさん(仮名)と久々に会って一緒に話したときに、前向きな気持ちになれたので、これは僕にとっても大きなチャンスだったりするのです。Bレヴェルの内容は基礎中の基礎で最も大事な部分なので、自分の復習にもなりますし、2人にドイツ語を教えながら自分の復習、忘れていたようなことも思い出してみたり、いわばリハビリのようなものを行うイメージです。一度は習っているので知っている内容ではあるのですが、人に教える、説明するという行為を通じて新たに発見することもあるので、良い勉強になっています。

実は僕がここのところ腐ってしまっていた原因は、大学生活です。せっかく憧れて入学したミュンヘン大学(LMU)ですけれども、詳しくは割愛致しますが、色々と事件があり大学に行くのが嫌になってしまいました(爆)今セメスターの申込だけはしたので、一応身分の上だけ学生なのですが、もうすぐ大学を去ります。自分自身の体力の問題や、やはりドイツ人・ドイツ語ネイティヴレヴェルの方々に混じって勉強することに対して感じる自分自身の語学力のなさ、強い劣等感がありました。しかしそれらは努力でどうにかカヴァー出来ると信じて自分なりに努力したつもりでしたが、なかなか伸び悩み辛い思いを致しました。そして、僕にとっては信じられない、受け入れがたいことも起こり、これはもう自身の力のみでは解決不能だなと思い、非常に悔しいのですが大学を去ります。

授業に参加しなくても、学生という身分はセメスター終了時までは保証されます。学生用定期券が利用出来たり、学生としての特典だけは最後までちゃっかり受けてやろうと思うと同時に、せっかくこれまで勉強を自分なりに頑張って来たので、「一応大学在学中」に、ドイツ語のC2レヴェルまで到達出来たら良いなと考えるようになったのでした。ドイツ語C2レヴェルの試験合格は、僕にとって「ドイツの大学に行きたい!」と並ぶ程の、長年の夢でした。大学は挫折してしまいますが、せめてドイツ語C2レヴェルの試験は、何とか頑張って合格したい!と思ったのです。

ところで、ドイツ語C2レヴェルの試験は、またゲーテインスティテュートで受験しようと考えております。ゲーテインスティテュートが実施しているC2レヴェルの試験は、Großes Deutsches Sprachdiplom (GDS)という非常に大層な名前が付いています。合格出来たならば、かなり箔が付きそうな、僕の長年の憧れです。

改めて試験の内容を見てみますと、やはり「語学系資格の最終関門C2レヴェル」と言ったところでしょうか。かなりとんでもない内容です!(爆)試験代金も、355ユーロ(※2024年現在)とかなり高額です。科目ごとのバラ受験も可能で、その場合は、各科目135ユーロですから、4科目バラ受験すると最終的に合計540ユーロ(※2024年時点)と相当高額な試験代金となります。値段が違い過ぎるので、一気に全教科受ける方向で考えてみようかなと思っております。

ではいつ受験をするか。大学生としての身分を喪失する来年の春頃としても、大急ぎで準備をしなければなりません。C2レヴェルですから、それこそB1レヴェルやB2レヴェルで習うような文法に関する凡ミスは許されません!そして、C2レヴェル配当の特殊な表現を徹底的に頭に叩き込まなければなりません。僕はC1レヴェルの試験でも、割とギリギリ合格のような怪しい点数だったわけですが、C2レヴェルの試験の難易度はとてつもないです。ただ一方で、一部DSH試験やtelc C1 Hochschuleに通じる内容のものもあるので、どうにかなるかも?!と淡い期待を抱けそうな部分もあります。

  • Lesen(読解試験)対策考察

ひたすら長文(1000単語程度)を早く読むトレーニングが必須!DSH試験やtelc C1 Hochschuleっぽい問題があり、難易度はそう高くなさそうな問題もある。とにかく時間との闘いとなりそう。

  • Hören(聞き取り試験)対策考察

長い!集中力が途切れないようにしっかり聞き取ること!問題部分をいかに先読み・早読みするかがカギ!選択式の問題のみなので、まぁ最悪どうにかなってしまうかもしれない(爆)

  • Schreiben(筆記試験)対策考察

Teil1は初見殺し系の高難易度問題多し!書き換え表現は、独特過ぎるものが多いので、いかに知識を広げられるかがカギ!Genitiv(2格)の特殊な用法が多く登場!(C2レヴェル配当の語彙は18種類?!)

例: können は vermögen zuの形に書き換え可能!

例2: sich enthalten +Genitiv(2格目的語) :~を断念する、~を差し控える

※本来「心地良いものとされるもの」を断ち切る場合に用いられる。(酒やタバコ、娯楽に関する単語が用いられがち)

例3: sich erfreuen +Genitiv(2格目的語) :~を受け入れる、~を享受する

※女性名詞~heit、~keitシリーズのものとセットで出て来ることが多く、頻出と思われる。

  • Sprechen(口述試験)対策考察

telc C1 Hochschuleに通じる内容のものもあるので、どうにかなるかも?!

※参照動画(合格者サンプル)

当然、求められるレヴェルは高く、ややわざとらしいくらいに複雑な表現を多用すること、試験中緊張してしまって単純な文章を連発してしまわないように注意が必要!(僕の過去の反省から!)と言ったところでしょうか。

各科目ごとの対策については、大体読めた気がします。あとはひたすら練習問題集を解きまくったり、小難しい表現に触れて試験に備えてたいものです。

現在B2レヴェルの試験を控えているRさん(仮名)が、勉強にブランクがあるとのことで1つ下のレヴェルのB1レヴェルから復習している状況です。僕自身、大学に行かなくなってしまい随分経ちます。C1レヴェルの試験に一応は合格したものの、小難しいドイツ語のブランクがあるため、今また試験を受けるとしたらC1レヴェルの内容も怪しい感じになっている可能性があります。早々にC1レヴェルの内容の復習も済ませ、C2レヴェル配当の表現に慣れて行けるようにします!

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