【D】ミュンヘン法学図書館

Leben

ミュンヘン市内には、魅力的な図書館が数多く存在します。各地域(Stadtteil)の図書館が充実している他に、有名な専門図書館があります。今回は「法学図書館」について書きます。

ミュンヘンの法学図書館は、僕にとってはかなり以前から気になる存在でした。僕がドイツの法律学に元々興味があったからということに加え、この図書館がとても美しくて有名であり、ずっと行きたいなと思っていました。しかし、これまでなかなか行けない事情がありました。

Juristische Bibliothek im Rathaus

Marienplatz 8, 80331 München

Mo – Fr 9.00 – 16.30 Uhr
jeden 1. Di im Monat geschlossen

まず、営業時間の短さです。いつも行きたいというタイミングとなかなか合わず、長い間行くことが出来ませんでした。そして「ようやく今日こそ!」と思って行った際に、結局どこに図書館があるのか分からず、諦めてしまったのでした。どこに図書館があるのかが分からなければ、行きようがありません(笑)

しかし最近、この図書館を見学するツアーがあるということを知り、早速申込むことにしたのでした。インターネット上でも申込みが出来ますが、僕は聞きたいことがあったので、敢えてマリエン広場にあるツーリストインフォメーション窓口にて直接申込・代金の支払いをしました。ツアーは毎週金曜日、図書館の営業時間を終えた後の時間に行われているようです。

新市庁舎を色々回る、所要時間が長めのツアーもありますが、僕は図書館のみ見られれば良いので、図書館ツアーを申し込みました。図書館ツアーの代金は、目下6.50ユーロです。

ツアーの集合時間になり、10名程度の方々が集まりました。ガイドのドイツ人女性の方が、ツアー参加者全員に軽く挨拶で「どこから来たんですか?何でこのツアーを知りましたか?」などと聞いて回っていました。ツアーはドイツ語と英語の2言語にてとの案内があったはずですが、ツアー参加者が僕ともう1名の方以外、ドイツ在住者ではない旅行者ということで、さらに英語を希望されたということで、ツアーは英語での案内となりました。

ツアーの時間になり、マリエン広場にある有名なミュンヘンのシンボル「新市庁舎」の中に入って行きました。図書館に続く入口は、僕が「ここじゃないかな…」と何となく想像をしていたところでした。さて、図書館へはこの後どうやって行くのか…。

ミュンヘン市庁舎は、マリエン広場側の景観及び仕掛け時計が有名過ぎますが、内部に関しても、まるで博物館や美術館のようなとても美しい造りとなっております。内部観覧ツアーが用意されているので、ツアーを利用して、プロのガイドさんによる案内を受けながら観覧を楽しむことが可能です。また、一般の方で特に何か用事がなくても、平日の役所の営業時間内は内部に入ることも可能です。ちょっとご覧になられたい、というだけであれば無料で雰囲気を楽しむことは出来ます。

僕が参加したツアーは「邦楽図書館を見学」というものでしたが、図書館へ直接ただ向かうだけではなく、ところどころ館内で立ち止まり、観覧する時間も含まれていました。ガイドさんに色々と新市庁舎の建物の歴史について語って頂け、市庁舎内部の美しさも堪能しました。

図書館は、市庁舎の建物内の3階の366、367番の部屋の場所にあります。市庁舎内には、あまり目立つ感じで「図書館はこちら」のような表示がないので、ある意味初見殺しのような感じで、僕1人で自力ではきっと辿り着けない場所だったなと言うことが分かりました。

図書館内部に入り、まず大きく感動してしまいました。何となく事前にこういう感じであると写真で想像していましたが、自分自身の目で見て、驚きと感動に包まれました。

僕がドイツを好きになり、いつかドイツの大学に行きたいと思うようになったきっかけは、実は図書館です。ドイツの図書館は、基本的に美しい建物が多いです。僕の人生で初めてドイツを訪れた旅行中に訪れた図書館は、まるで神殿のような、博物館や美術館のような、息を飲むような荘厳な場所が多かったです。過去これまでに訪れた図書館も非常に素敵なところばかりだったのですが、この「法学図書館」は、アンティーク調な雰囲気と木の優しい雰囲気、装飾や螺旋階段がとにかくオシャレで、ワクワクが止まりませんでした。

ガイドさんや参加者たちが「まるでハリーポッターの世界のような…」と言っていました。僕はハリーポッターシリーズは存じ上げませんが、何となくの意味は分かった気がしました。

法学図書館という名の通り、法律関係の書籍が数多く並んでいます。市庁舎内の図書館でもあるので、公法・行政法分野に関する資料がより多く見られた印象があります。一般の書店に並んであるような法律書から、ここでだからこそ読めそうな、バイエルン州の州法の資料が充実していました。

窓の外の景色を見て、何となくの図書館の位置が分かりました。こうして僕が窓の外を見ている反対側の場所では、きっとマリエン広場にて集まった観光客たちが、時計台を眺めたり写真を撮っていることでしょう。この市庁舎は、建物自体もちろん素敵な外観をしていますし、外から見たり写真を撮るだけでも「ミュンヘンに来た!」という思い出としては十分かもしれませんが、こうして内部を回るツアーも非常に面白いものだなと改めて思いました。

僕にとっては、図書館の場所が知りたかったということと、プロのガイドさんのご案内にも興味があったので、今回は十分過ぎる程の大きな収穫となったのでした。図書館の営業時間が割とネックですが、可能な限りここへ来て勉強してみようかなと思ったのでした。こんな素敵な図書館に来たら、張り切って勉強を頑張れそうな気がします。

実は本日は、以前通っていた語学学校のコースでの元クラスメイトたちと、久々に会う約束をしていました。パワーチャージに!と焼肉好きメンバーが集まったので、場所はコリアンレストラン「Seoul」です。

久々に会ったみんなの姿は、非常に生き生きとしていました。語学学校でのクラスが終わった後のそれぞれの「その後」や、改めて将来の夢について語ってくれました。元々クラス内でも頑張り屋さんなところは知っていましたが、その後も努力をしっかりと続けていたようで、数々の嬉しいエピソードを聞くことが出来ました。僕はと言うとパッとする話は特になく、まだ大学での学籍取得が終了しておらず、気持ち的にスッキリした状況ではありません。今日は申請から約1週間経った金曜日だし、もしかしたら今日このメンバーに良い知らせが出来たりするかな…と期待して、待ち合わせ時間までにもずっとメールを確認しまくりましたが、本日中に連絡はありませんでした。今大学に書類を出して返事待ちであるということすら言っていないので、次に会う機会にこのメンバーを驚かせてやりたいなんて考えております。

美味しいものを食べて、そして久々に会う友人たちの元気な姿が見れ、かなり前向きな良いお話が聞けて、僕自身かなりパワーをもらった気がしました。

「法学図書館」というテンションが上がる場所も見つけましたし、スタミナを付けながら頑張って行きます。

 

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