【D】2022年最後の挑戦!

Leben

先日申し込みを致しました語学学校のコースが、本日から始まりました。ドイツ語C1レヴェルの最終クラス(C1-2レヴェル)に参加し、このコースが終わる約7週間後には、ついにDSHに合格、僕の語学学校生活に一段落を付けることが出来る…かなと、期待と不安が混じる日々の幕開けです。今回は、クラスの初日の様子について書きます。

以前もお世話になった語学学校なのですが、今回は前回とは授業時間も教室の場所も違います。知らない場所、先生もクラスメイトも知らない人ばかりで、まるでまた別の新しい語学学校に通い始めるような感じが致しました。

11月から語学学校にまた通い始めると決めたし、重要と思われる日に仕事の休み希望を出そうと思っていましたが、10月中シフトが早々に出来上がってしまい、希望は一切聞き入られませんでした。いつもシフトが出るのは月末ギリギリだというのに…なかなか人生上手く行かないものです(笑)幸運なことに、数日前から予行演習をしていたため、夜勤明けでもそう眠くはなく、授業に参加しても問題なさそうな体のコンディションでした。教室の場所が職場から遠い場所になってしまったので、距離や時間を測り、途中向かう列車内で居眠りをしてしまわないよう、かなり気を付けました。

授業開始時間までにかなり余裕がある時間に到着、教室に入ると、既に先生と生徒数人がいました。明るく「Guten Morgen!」と挨拶するも、全員からフルシカトを食らいました。ある若い女子生徒は僕の顔をチラッとだけ見て、何も言わずにすぐに違う方向に向き直りました。「マジか、このクラス!」と軽く衝撃を受けましたが、僕が前方の座席を確保しようと教室前列に行くと、先生から笑顔でようやく挨拶をされたのでした。この語学学校は、他の語学学校と違って、あくまでDSH試験合格を目指す学校で、別に仲良しこよしな雰囲気ではないし、取り敢えず先生が優しそうな雰囲気の方で良かった…と思うことにしました。まぁ数日経てば気が合いそうな人の1人くらいは見つかるかもしれません。

クラスでは、マスク着用義務はなくなっており、参加人数の割に教室がそう大きくなく、座席も生徒同士結構キツキツに座った状態でした。クラス全員で何人の生徒がいるのかは分かりませんでしたが、初回である今日出席している生徒だけでも結構大人数なクラスかと思われました。

授業の始まりにグループ分けがなされ、互いに自己紹介をするように言われました。そして先生から「各グループの中で最年長の人が、聞いたメンバーの自己紹介を他のグループの人に向けて発表してもらいます!さぁ、年齢を確認し合って!誰が最年長⁈」と、度肝を抜かれる企画が発表されたのです。

僕にとっては…もう見れば分かる!どうせ僕でしょ?という感じでした(笑)グループの子たちが口々に「何歳?」と色々な人に聞きまくっていたのと、若い子たち特有の「恥ずかしいし出来たら発表当たりたくない感」が出まくっていたので、大人しく僕が「どうせ僕が最年長だし…」と、名乗りを上げて発表しました。年齢を告げると、かなり衝撃的な表情をされました。僕ってヨーロッパに住んでからやたら若く見られるそうで、僕本人が黙っていれば25歳くらいにしか見えないそうです(爆)ヨーロッパ人がアジア人を見て若く見えると言うのは何となく分かりますが、アジア人からも僕はあまり年相応に思われないようです。課題の内容的に、むしろ自信がなさそうな子が挑戦すべき内容でしたし、年齢をサバ読んで知らん顔していても良かったかもしれません(笑)まぁこんなところで変な嘘をついても仕方がありませんので、きちんと「もうすぐで38歳」と申し上げておきました。

先生からは特に1ヵ所だけ前置詞の使い方について指摘があっただけで、発表については良い評価を頂けました。

Ich wohne schon über 10Jahre in Deutschland.

と発表で言ったところ、

Ich wohne schon seit über 10Jahren in Deutschland.

と言うとさらに良い!ということでした。なるほど、僕はこれまでüberとseitはいつも単体で、コンビで使ったことはなかったので勉強になりました。こんな内容は正直C1レヴェルのものではありませんが、僕はこれまで結構間違えて覚えてきたことや、なんとなく知らぬままC1レヴェルまで進んで来てしまったことが多いので、このクラスできっちりと基礎をマスターしてしまいたいです。

非常に静かで、悪い言い方をすると不愛想で冷たい感じがするクラスメイトたちだと第一印象で思っていましたが、僕に対して質問が結構積極的に来て、名前も覚えようとしてくれた子たちもいて、嬉しかったです。ドイツ在住10年以上の日本人のオッサンが、クラス内で一瞬輝けた瞬間があったのでした(笑)これまで割と経験してきたことですが、「日本人」というだけで、結構好印象を持たれるのは素晴らしいなと思えますし、自らの国籍を誇れる瞬間です。それに、今回のクラスでも日本人は他にいません。人気独占状態です(爆)

初日なので、今後どういった内容の授業が行われるか、授業やら試験での注意事項やら、生徒たちの希望や目標に対するヒアリングが行われました。そして、何となく覚悟していましたが、早速授業内で抜き打ちテストがありました。これはStufe5(C1-1)クラスでも同じで、何とテストのテーマもほぼ内容が同じでした。さらに、文の量は10文くらいの短いものでも構いませんので、使う単語や文法でなるべく難しい表現を使うように…という指定だけがありました。

C1レヴェルの作文課題では、一般的に

  • 文語表現を意識
  • 重複表現の回避
  • ロジカルな文章構造
  • 文法、語尾変化、単語などの初歩的な間違いが少ない

という点が重要視されます。

今回の抜き打ちテストの内容は、割と書きやすいテーマで、分量もそんなに大して求められていないようだったので、余裕かなと思いながらスラスラと文章を書き、提出しました。

授業が終わる頃には、大量のプリントが配られていて、宿題の量が初日からかなりえげつない感じでした。先生は「みなさん、今日渡した動詞リストと機能動詞リストは初めて見るものではないはずですし、ここに載っている全て知っておかなければならないものです!この中に知らない単語、表現はない…ですよね?もしあれば今日中に覚えてください!」と、口角だけ上がっているが目は一切笑っていない恐ろしい表情をしながら言いました。結構厳しめのスパルタ先生かもしれない…とドキドキわくわくしてしまいました。経験からして、語学学校の先生は出来たら厳しい先生の方が良いと思っていました。宿題がかなり多過ぎて大丈夫かな…という心配はありますが、以前のコースの際のような失敗はしたくないですし、それに授業はまだ今日から始まったばかりですし、必死で食らいつこうと思ったのでした。

授業終了後には、まだ少々気力・体力ともに余力がありそうでしたのでバイエルン州立図書館に向かいました。バイエルン州立図書館の閲覧・勉強スペースは、

  1. 朝8時から16時まで
  2. 16時15分から24時まで

と予約することが可能です。16時まではかなり集中出来、宿題のほとんどを終わらせることが出来ました。結構自分なりには頑張ったのですが、まだ全部終わっていないのです!正直、語学学校の新しいコースの始まりでこんなに大量の宿題が出たのは初めてです。ここのところ仕事はそんなに忙しくなさそうなので、遅くとも、仕事中の空き時間にどうにか終わらせられるよう気合を入れてみます。

日々自由に特に目標がなくダラダラ生きているより、こうしてやることがある、やれば楽しいことがあると人生楽しくなりますね。今後体力的にしんどい日も出てくるかもしれませんが、若い子たちに負けないよう、元気いっぱいに楽しみまくります!

現在通っているクラスは12月22日に終了予定です。そして、DSHの試験日が授業終了前の12月15日のようです。僕はその頃は38歳になってしまっているので「37歳の受験生」という僕のYoutube動画上の企画の失敗が既に確定してしまっていますが、2022年最後の挑戦ということで全力を尽くします!

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