【D】ドイツ語言語学ゼミの反省と今後の巻返しプラン

Leben

「私はドイツ語を勉強しています」と、ドイツ語で表すにはどう表現したら良いか。

  1. Ich studiere Deutsch.
  2. Ich lerne Deutsch.

このいずれかのうち、日本人のドイツ語の初学者のほとんどが間違って最初のもの(1)を答えることでしょう。中学で習う英語の感覚・動詞「study」のような感覚でstudierenと言いがちなところですが、ドイツ語のstudierenは大学で専門的に勉強することを表すので、一般的に言語を学ぶという意味での場合は「2」が正解となります。そのように教えられたことがある僕の今現在の状況は「Ich studiere Deutsch」です(笑)今回は、大学でドイツ語を専門的に勉強している僕のゼミの様子について書きます。

現在、僕は副専攻の法律学も併せて、複数のゼミに参加しています。僕が日本で大学生をしていた頃の大学のゼミとは雰囲気が大きく異なります。1セメスター目のゼミは、講義とセットになっているものがほとんどで、講義の内容を補う内容のもの、学生が質問を積極的に行って疑問を解決するという役割のゼミもあります。基本的には、講義を履修した数だけ、強制参加のゼミの数も増えます。僕の現在の専攻・学科にとって最も重要なクラスは「ドイツ語言語学」及びそのゼミです。今セメスター(2023/2024冬)では、「大学でのドイツ語」「ドイツ語の論文の読み方/書き方」を主に習っています。

現在参加しているゼミには、以下のような特徴があります。

  • ドイツ語母国語話者と非母国語話者の生徒数が大体半々
  • 外国人学生は圧倒的に中国人学生(留学生)が多い
  • 圧倒的に女性学生が多い(男性で参加している生徒は、僕しかいない日が多め)
  • ペアワークが多い
  • 作文の宿題が多い

ゼミを担当するのは、過去の記事でも少々紹介しました、僕と入学時からとにかく相性があまり良くない女性の先生です。そして、その先生の研究室の助手の大学院生・レナ(仮名)がゼミを担当してくれる日もあります。

内容としては、僕が昨年に受講していた語学学校の「Wissenschaftliches Schreiben C1/C2」クラスにかなり似ていますし、課題の内容が被っていることもありました。語学学校のコースの方は、先生の授業が面白く、解説も非常に分かりやすく毎回学びが多く、楽しめました。クラスメイトたちもきっと非常に優秀な方々が多かったのだろうなと思われる雰囲気で、良い刺激を受けていました。宿題は多く、夕方の絶妙な時間帯のクラスだったこともあり、夜勤をしながら大学生をやっている僕にはかなり体力的に辛かった部分があったのですが、自分なりにどうにか頑張り切ることが出来ました。「僕の人生で最後の語学学校のクラス」と決めていたものが無事終了してくれ、安心しています。

一方、大学のでの授業の方はと言いますと、現在の僕にとって最も重要な科目のはずの講義と、ゼミの内容がとても面白くなく、割と早い段階から辛さを感じてしまっていました。特に、先生の説明もいまいちよく理解出来ないところが多かったり、作文の課題やテーマの設定が難しく、締切期限までに終わらせるのが一苦労です。ドイツ語の勉強そのものへのストレスはないはずなのですが、何となく気が重く感じてしまうのです。さらに鈍臭い僕にとって操作が簡単ではないポータル上で課題がいきなり発表され、そこから提出するという流れなのです。以前別の記事にて紹介しましたが、ポータルの使い方を理解したのも、かなり後になってからのことでした(爆)授業内容への不満だけでなく、不甲斐無い自分への苛立ちも相当なものでした。

ポータルの使い方も分かったし、もうこれで大丈夫!と思ったのも束の間、僕はまた課題の提出期限を逃すという「やらかし」をしてしまうのでした。今回の件は、これまでとは種類が大きく違って「ついうっかり見逃した」ではなく、いわば確信犯的なものでした。課題の存在や課題の提出期限は知っていたのに、無気力状態が続き、課題をやりませんでした。一応やろうとは思ってはいたのですが、気が付いたら期限が過ぎてしまっていたのと、期限が過ぎた瞬間から「もういいや」と諦めの気持ちが芽生えてしまっていたのでした。

今年2024年に入り、大学のメールボックスをようやく開きました。恐ろしいことに、未読メッセージが溢れてとんでもないことになっていました。ほとんどが1月に行われる試験の案内であったり、大学の授業アンケートに関するものでした。

僕がやる気を失ってしまったゼミは「基礎中の基礎の内容」や「絶対に第1セメスターで終了させてください」と言われているものです。もしもこのゼミの最後に行われるテスト「GOP」を逃したら、第3セメスター(次の冬セメスター)にのみ再履修が可能で、そこでの試験に合格出来なければ大学を去らなければなりません。たくさんのメールの中、僕のゼミの先生やその助手のレナ(仮名)から辛辣な内容のメールも届いていました。

「昨年末に出した課題の期限を過ぎているのに、提出数が少な過ぎます!」

「皆さん、やる気ありますか?試験は受けられますか?パートナー課題はたったの4人しか課題を提出されていないようです。このままやる気がなく、試験も受験しない予定の学生は申し出てください。課題を行わないことも認め、リストからも除外しておきます」

などと来ていました。

レナ(仮名)からは、その後日にも「課題は難しいですか?何か質問があれば私に連絡ください。提出期限を延長します!」「まだ提出者数がほとんどいません!提出期限を再度延長します!今週末までにどうにか出してください!」「これで最後です!明日の夜締め切りとします!」などとメッセージが来ており、とても申し訳ない気持ちになりました。僕にとって絶望的だったのは、「明日の夜が最後です!」というメッセージを、その翌々日に確認したことでした(爆)何度も与えて頂いていた救済の機会の最後を見事に逃してしまったのでした。

しかし、非常に残念なことにやる気が全く起こらず、ただただ体もメンタルも疲れやすい状態が続いたのでした。たった1回のレポートを提出出来なかっただけでもこんなに言われ方をするのか、と思ったり、昨年は慣れない環境の中、体力的・精神的にも辛いながらに自分なりに頑張って来たし、今ここで諦めたらその頑張りが無駄になってしまう!と急に危機感を感じるようになってしまったのでした。

本日、どうも気まずい雰囲気で本当はゼミに行くのも嫌で仕方がなかったのですが、気持ちを奮い立たせて行くことにしました。今回は、レナ(仮名)の授業でした。彼女はゼミの冒頭で、次のように言いました。

「年末に出された課題の提出者が本当に少ない状態でした…が、今日のゼミの参加者も随分少ないですね。大体分かりました!ところで、今日この授業に参加している学生のうち、課題未提出ですが、まだこの授業の単位が欲しいという学生はいますか?その場合は、私から特別に最後の課題を与えます。その課題が必要な学生は、授業終わりに私に話し掛けてください!」と。

今日のゼミ内容は、パートナー課題(作文)のフィードバックを行う日でした。しかし、今日のゼミは参加者が圧倒的に少なく、ゼミで設定されていた「パートナー」がきちんと揃ったのは1組だけでした。パートナーがいない、またはそのパートナーが課題をやっていないという人たちしかいない状況になってしまいました。僕は、今回は僕が課題を行わなければならない立場だったのに課題未提出、そしてパートナーはゼミ不参加という状況でした。授業内では、パートナーと「はぐれた人」同士で、お見合い式にパートナーが組み換えられました。僕は今回、ゼミで何度か顔を合わせているが、話すのは初めてという女性と組みました。彼女は、見た目やお名前の雰囲気からして、インドから西アジアに掛けての出身者かなと思われる感じの方なのですが、明らかに他の外国人の生徒たちと様子が違う雰囲気がしました。

僕が「初めまして。あなたの作文を僕が評価しないといけないようなので、あなたの文章を読ませて頂けますか?」と言うと、

「どうぞ!あ、そうそう!あなたってここの第1セメスターの学生さん?私はこの大学の学部を1度卒業していて、教職課程に進んでた…のをドロップアウトして、大学院に入り直したの。そして、実は私はあなたのように若くなくて40歳なの!語学学校のドイツ語教師としても10年以上働いているし、私の文章は完璧だから、あなたは別に評価しなくて良いわ!雑談でもしてましょ!」と言われてしまったのでした。

まさかの、凄過ぎる人と当たってしまったのでした。確かに、僕ごときがフィードバックと称して成績を付けるなんてとんでもない!と言える内容の文章でした。ちなみに、僕が実は現在39歳であることは敢えて黙っておきました。僕の経験上、僕のことを若いと思い込んでいる人に年齢を言うと、かなり驚かれるし、そのせいで雑談をしているのがバレたら面倒だったためです(爆)

彼女は「ここのゼミだけちょっと色々複雑だけど、学部自体は魅力あるし単位も余程のことがない限りはもらえるはずだし、絶対頑張った方が良いよ!あと、作文が苦手なら私から超オススメなんだけど…金曜日のワークショップは知ってる?参加してる?」と言って来ました。

僕はこれまで知らなかったのですが、ミュンヘン大学(LMU)では「Freitagsworkshops」という金曜日に行われるクラスがあるそうなのです。ドイツ語や英語の文章・論文の書き方を教えてくださるワークショップで、母国語話者でも「参加の価値有り!」「相当鍛えられる!」「絶対参加すべし!」と強く推奨され得る内容とのことでした。

早速コースを見てみると、もう既にセメスターも終わりに近づいているので、コースが少なかったことと、さらに今から申し込めるものもほとんどない状態でした。しかし、次のセメスターにもまた設定されているようなので、次は絶対に参加しようと思ったのでした。その他、雑談の中で色々と有益なアドヴァイスを頂けました。

授業が終わり、レナ(仮名)に話し掛けました。

「今回は課題の件ですみません。実は昨年末頃から冬季鬱か何かで無気力状態で、勉強に身が入りませんでした。今は少し回復していますので、単位が貰えるよう最後まで頑張りたいです」と言うと、快く「最後のチャンス」を提示してくれました。

ついでに、気になっていたことも聞いてみました。

「ドイツ語学校の成績表に、単位が貰えると書いていたのですが、どのような手続きをすれば?」と聞くと「え?!あなたこのクラス終わらせたの?!すごい!頑張りましたね!これは私では手続き出来ないので、教授に連絡してください。彼女が担当…かもしれませんし、何か知っているはずです」と教えてくれました。そして「冬季鬱」という単語にも反応され、かなり慰めて頂けた気がしました。

内容がつまらないゼミだとか、もうやる気がないとか言ってしまっていて、今日参加するのも実はかなり憂鬱でした。しかし、色々な有益な情報も聞けましたし、「救済措置」も頂け、どうにか最後まで頑張れそうな気もして、前向きな気分になれました。

ドイツ語に対して、別に拒否反応も苦手意識も持っているわけではありませんが、まだ「ストレスフリーにスラスラ」という状況とは言えません。ドイツ語の文章を読んだり書いたりする作業は、結構怠ってしまっている日々が続いていました。

一応ドイツ語の語学学校のカリキュラムを一通り終了はしましたが、僕は現在ドイツ語の最高レヴェルのC2レヴェルも目指していますし、せっかく入学した大学も無事卒業したいと考えています。なので、今後はもっとドイツ語漬けの生活を心掛けて、冬季鬱状態で苦しみ、失った時間を取り戻せるように頑張ろうと心に決めました。

今年2024年は、もっともっとドイツ語に触れて、ドイツ語やドイツ文学をもっと好きになれるようになってみせます!次のセメスターから「金曜日のドイツ語作文修行」も、今から楽しみです。

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